見出し画像

自虐史観が音楽の表現の自由を脅かす。愛国ソングが多くてもいいじゃない?

こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
呼び方はみなさんにお任せします。

有料記事ですがすべて読めます。
良かったら投げ銭お願いします。

今回は「自虐史観は表現の自由を脅かす」です。

フジロックで君が代を謳ったMISIA

去年の夏にフジロックに出演したMISIAが、1曲目に「君が代」を歌ったことが大きな話題になっていました。

絶賛する声も多かったものの、フジロック推しのファンがゲンナリしているツイートが散見されていました。

「最悪でありメチャクチャダサい」
「あまり深く考えていない」
「2度と聞くことは無くなった」
「フジロックで君が代歌う必然性がどこにあるのよ」
「日本会議系のイベントに出演したこともあるみたいやし、実際どうなのかわからんけど不気味やな」
「今年のフジロックの最大の話題は、MISIAの「君が代」熱唱の醜態」
「ナショナリズムの強化か。あほくさ」
「基本的に紅白に出演する歌手は俗物であることがよく分かる」
「ロックとは反体制の象徴じゃないのか?」

フジロックファンによる「君が代」に対する忌避感は非常に強いですね。「ロック=反骨精神」が根深く、愛国主義を忌み嫌う傾向にありますが、去年のフジロックで最も批評性があったのは、この君が代だったのは皮肉なことです。

RADWIMPSの「HINOMARU」が批判

更にRADWIMPSの「HINOMARU」も批判にさらされました。

「戦時中の愛国歌のよう」
「なぜ軍歌のような曲を歌うのか」
「失望した」

こちらでも非常に忌み嫌う批判が見られます。

他には椎名林檎の「NIPPON」も「軍歌のよう」「愛国的」「選民思想のようだ」などと批判されていました。

椎名林檎さんに関しては、過去に出演したフジロックで、旭日旗デザインのグッズを、アクティビストの津田大介さんに非難され、売店が妨害される出来事があり、愛国的なエッセンスが強いものは、日本の音楽会では忌み嫌われる傾向にあります。

自虐史観が根深い音楽界

このような日本の音楽界に関する反応を見ると、やはり日本の社会、歴史観などを強く否定的に見る「自虐史観」の根強さを感じさせられるものです。

RADWIMPSの「HINOMARU」のように、純粋に国を愛する気持ちを歌っても、「軍靴の音が聞こえる」「軍歌のような曲だ」「選民思想的だ」など言われてしまうのは、あまりにも過剰反応と言えるでしょう。1人のアーティストの曲を、言いがかりに近い形で太平洋戦争と繋げて否定に走るとは、表現の自由の妨げになっているレベルだと言えます。

音楽界における自虐史観は、表現の自由の妨げになっていますね。

日本人は日本の文化や歴史、そして日本人であることに誇りを持ってはいけないのでしょうか?それを歌うことは、なぜ醜悪と見られなければいけないのでしょうか?

ライブで国家を歌い国旗が舞うウクライナ

ここで世界的にもタイムリーな国について触れていくことにします。

ロシアと戦争になるかもしれないウクライナにおいての、ミュージックシーンについてです。

ウクライナが好きな私としては、ウクライナのミュージックシーンに触れる機会がよくありますが、ウクライナのミュージシャンは、ライブで国旗がはためくのは珍しいことではありません。

最も人気のあるロックミュージシャン「オケアン・エリジ」は、2013年から2014年の間に行われていたキエフの独立広場前で行われたデモ「ユーロマイダン」に登場し、約1時間の間、ウクライナ国旗が舞う中で、ライブを行っていました。

当時のウクライナは、「政治の腐敗」「権力の濫用」「人権侵害」などで、親露派のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領の辞任を求める運動がウクライナ全土で繰り広げられていました。

その中でウクライナのトップアーティストである「オケアン・エリジ」が12月にライブを行いました。ウクライナカラーのシンプルな黄色と青をあしらい、ウクライナの精神的支柱である文学者・画家のタラス・シェフチェンコの肖像画が飾られた、愛国ムードが湧き上がる中でのライブでした。

そして、オケアン・エリジは、毎回ライブでウクライナ国歌を歌っています。2018年にはウクライナの独立記念日にライブを行い、キエフのオリンピスキ・スタジアムで10万人を前に国歌を歌いました。

マッドヘッズの愛国歌「私達のウクライナ」

ロシアによるウクライナ東部侵攻が始まった2014年2月から2ヶ月後に、ウクライナを代表するスカロックバンド「マッドヘッズ」が愛国歌をリリースしています。

この曲は、2014年の中頃にリリースされた曲です。ウクライナの政変が起きて、ちょうどロシアによるクリミア併合、ドンバス紛争が始まった時期です。

その時期にマッドヘッズは「カルパティア山脈(ウクライナ西部)からドンバスの山(ウクライナ東部)まで」をウクライナの領土であることを主張しており、ウクライナは山、森、きれいな水と潤沢な自然に恵まれており、ウクライナ人は頭脳が明晰で、団結力があって、陽気で、郷土愛に満ちていることを歌っています。完璧なまでにウクライナへの愛を全面に出している歌です。

靖国でライブやってもいいのでは?

ウクライナのミュージックシーンを触れてみると、愛国主義とポップミュージックが密接に繋がっていると言えます。自らのライブで国歌を歌うアーティストは当たり前のようにいますし、ミュージックシーンでは日本のようにハレーションを起こすようなこともなく、自己表現として認められているのは見逃せません。

東欧のミュージックシーンなど、日本にはほとんど知れ渡ることはありませんが、他の国や地域のバンドを見ても、愛国主義を前面に出すバンドは見受けられるものです。「国に反発してこそロックだ」という人は、フジロックの界隈をはじめに見られますが、世界を見渡すと、いかに何も見えていないのかを感じさせられます。

愛国主義と密接な音楽をリリースしたり、フェスで国歌を歌いだすと、日本では反発する人は出てきますが、ウクライナのシーンを見ていると、むしろ日本は建国記念日に国立競技場や靖国神社などで、愛国的なライブを行っていてもいいでしょう。

日本の風潮を考えると、おそらく大きな反発は予想されますが、むしろそういった反発こそ「表現の自由」の妨げになっていると言えます。それを普段「護憲」を主張する人の口から出てくるのは、大きく矛盾しています。どんどんやってみるのがいいでしょう。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?