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こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
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「はしたないもの狩り」
今、Twitterで話題になっている「オープンレター」の件については、私も興味を持っていますが、なかなか言語化できていないのもあって、noteでは書いてはいませんでした。
ただ、Nathanさんの記事を見て、触れておこうかなと思っています。
このやり取りは、およそ2年前に行われています。タレントの春名風花さんが女性運動が「はしたないもの狩り」になっていることを指摘した上で、持論をツイートしています。
日本の女性運動はすぐに「はしたないもの狩り」みたいになるところがあって、アニメの絵がエロいだの、モデルの胸が大きいだの、女性的な要素を隠そう隠そうとしているんだけど、僕の考えは逆。胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むようにしたい。
小さな女の子たちが自分の身体を「いかがわしいもの」「汚らわしいもの」「はしたないもの」と感じないようにしたい。「隠さなければいけないもの」ではなく、「美しいもの」だって教えたい。スタイルが良いことを恥じるのもおかしい。産まれてきたことを、全ての女の子が誇りに思えるようにしたい。
シンプルに書きます。
いじめにあった子が他の子に「そういうことするといじめられるよ」とアドバイスしたり、性被害にあった人が他の女性の服装をチェックすることがあります。被害者が新たな被害者を産まないよう、善意が他者を抑圧して回るのです。
私は、それをとても悲しいと思っています。
「手術で胸を小さくすることも出来るのに」「Jカップは奇形」「知的障害」「巨乳モデルは企業広告に相応しくない」なども、性被害者が出ないよう、善意で言っているのだと思います。でも女性を傷つけたなら、それはもう加害者なんです。被害者なら、善意なら、加害して良いかと言うとそうじゃない。
整形手術で平均的な胸のサイズにして、肌を露出しない服を着て、エロく見えないよう努力しなさいという押しつけは、ブラック校則と変わらない、立派な人権侵害だと思います。
性的に目を引くことは悪じゃない。脚が速いとか成績が良いとかトークが上手いのと同じ、あなたの魅力のひとつなんだよ。
私もこの考えに近いですね。
どのような身体的な特徴であっても、やはり「誇りを持つ」を持って、ポジティブに受け入れられるのが一番ですね。
宇崎ちゃんの献血コラボで、ポスターの巨乳表現が炎上する騒ぎが起こっていましたが、これは個人的には「巨乳差別」として認識しています。どんな身体であろうが、不当に「汚れたもの」として扱うのは、自分ではどうしようもない大きい胸を持った人に対する偏見そのものです。
当事者の思いを第一に考えるべき
他の人にどう見られるかどうかは、その人の判断に完全に任せてしまえば良いでしょう。性的に目を引く行為は、当事者に任せればいいのです。当事者の意向を無視して非難する行為は、当事者の主体性を無視する言動に値します。なぜ外野に政治的な正しさを押し付けられなければならないのでしょうか?
時々「巨乳ではなく、性的描写が悪いんだ!」と言っている人はいますが、そのような表現が嫌いな人はわざわざ見なくてもいいでしょう。それを魅力と思う人と、自分の魅力をアピールする人がWin-Winであればいいので、嫌いだと思う人は、そもそも蚊帳の外であるという認識は持っていた方がいいでしょう。
北村紗衣氏の的はずれな指摘
そして、最近の渦中にある武蔵大学の北村紗衣准教授が、春名風花さんに対して、このようなツイートをしていました。
はるかぜさんさ、次のカクシンハンの公演で私が自著を差し入れしたら読んでくれますかね?フェミニスト批評で演劇批評とかの本なんだけど。 https://t.co/rEqUU6zH36
— saebou (@Cristoforou) March 3, 2020
先生ありがとうございますー!いただけたら嬉しいです…が、もしかして「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」でしょうか?(持っております🤤)
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
そうです。それで、あれを読んでも「日本の女性運動はすぐに「はしたないもの狩り」」するという認識ですか? https://t.co/FfTr7B8cw6
— saebou (@Cristoforou) March 4, 2020
放火魔さんを名指しするのも何なので、便宜上「女性運動家」とさせていただきました。本を焼き、人を焼く行為も、彼らは本気で女性のためになると思ってやっているのだろうし、大枠で見れば「活動」(文化の破壊活動だと思いますが)ではあると思うので。
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
「放火魔」って、私みたいな人のことですか?あと、「本を焼き、人を焼く行為」って具体的に何ですか?誰か本を焼かれたり家に火をつけられた人、いました? https://t.co/cPDjKLZWdj
— saebou (@Cristoforou) March 4, 2020
私、紹介した作品については「大好きだがこう批判できる」とか「全く面白いと思えないがこういう文脈で評価できる」みたいなことをひたすらやってて、好きな作品をあなたが言うところの「ターゲット」にして批判してますが。私は自分が好きな作品が批判されるの、大いにありだと思ってます。 https://t.co/n3BYvUuFPJ
— saebou (@Cristoforou) March 4, 2020
どうして先生がご自分のことだと思われたのでしょう。先生と彼らは、どこにも共通点がないですよ。
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
具体的に何が起きたかは、こちらをみていただけたら。いま刑事・民事で訴えている人物は、僕が「キズナアイ可愛い」と言った事に腹を立て、ここまでの事をしたのです。https://t.co/hBlcx0fBkd https://t.co/2oY5yD78qL
「私は彼らに多くの好きな作品を馬鹿にされました」→「馬鹿にする」の定義によりますが、ふつう、クオリティや表現に難がある作品は強く批判されますよね。きつい言い方ですが、あなたは芸術家なんですから、あなたが出た作品も批判されることはあり得ます。 https://t.co/n3BYvUuFPJ
— saebou (@Cristoforou) March 4, 2020
「何としても文化の破壊を止めたい」→文化コンテンツは創造と批判の繰り返しにより発展します。批判をやめさせようとすることは「文化の破壊」に一役買いますよ。 https://t.co/n3BYvUuFPJ
— saebou (@Cristoforou) March 4, 2020
僕は北村先生の本を読んで「ここに紹介されている作品を読んでみたい!」という感想を持ちました。特にモテないおっさんのくだりはめちゃくちゃ面白かったです。批評とは、どれだけこき下ろしても、読者がその作品に興味を持てば大正解なのではないでしょうか。 https://t.co/dOXrDrRkYr
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
誰かに取ってどんなつまらない作品でも、どんなに不快な作品でも、他の誰かに取って大切なものである可能性があるのなら、表現する自由はあるはずです。その作品がたとえ時の政権を脅かすものであったとしても、法に背いていない限り、決して国や団体に検閲されるようなことがあってはならないのです。
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
もし彼らが規制しようとしている作品が明らかに「全ての女性の人権をそこなう」ものであれば、法律を見直すことも必要でしょう。けれど今ターゲットにされているものは、女性のファンもいれば、女性たちが好きで自己表現している作品もあります。それを一部の方の好みで規制することは、僕は反対です。
— 春名風花🌸 (@harukazechan) March 4, 2020
私には北村紗衣准教授のツイートは、ほぼ難癖に近いと思いますが、それに対応している春名風花さんは、人がいいと感じてしまいました。
春名風花さんの一連のツイートは、どのような身体的な特徴を持った女性でも、すべての女性が誇りを持てるようにしたい…ということを一貫してツイートしているわけです。
それに対して北村紗衣准教授は、「日本の女性運動はすぐに『はしたないもの狩り』をする」という字面が気に食わないので、春名風花さんに絡んだかと思いますが、「クオリティや表現に難がある作品は強く批判されるもの」と言って、一連の春名風花さんのツイートをしっかり読めていない、賛否とは関係ない軸でツイートしています。
はっきりいいます。北村紗衣准教授、意味不明ですよ。それ。
ただ、北村紗衣准教授の一連のツイートは、春名風花さんが北村教授を誹謗中傷したように印象操作しており、このあと春名風花さんが北村教授のフォロワーから数多くが攻撃していました。自分では手をかけないで、他人に攻撃させていますね。
北村紗衣は支配欲強いのでは?
一連のツイートを見て思ったことですが、北村紗衣准教授は、根本的には支配欲が非常に強い人物でないかと推測することができます。
シンプルに春名風花さんのことが気に食わないのでしょうね。
春名風花さんの主張は、一貫として「胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むようにしたい」というのが根底にあるのですね。抑圧に走る風潮を拒否して、あらゆる身体的な特徴を持った女性の自由を主張しているのですね。
これはフェミニズム運動の一環である「女性が安全に自由な服装で自己表現できる」という点で、非常に筋が通った意見で、まさに春名風花さんこそ、フェミニズムをしっかりと踏襲していると言えるでしょう。
はるかぜさんさ、次のカクシンハンの公演で私が自著を差し入れしたら読んでくれますかね?フェミニスト批評で演劇批評とかの本なんだけど。 https://t.co/rEqUU6zH36
— saebou (@Cristoforou) March 3, 2020
特にこのツイートがそうですが、北村紗衣准教授には自分の本を読ませた上で、春名風花さんに自分の考え方を押し付けたい意図がはっきりと見えるでしょう。どんな本でも、読み手によって考え方は様々なのは当たり前ですが。なぜか北村紗衣准教授はすぐに『はしたないもの狩り』をするという認識と詰め寄っているのは、思想の強要に見えるものです。
オープンレターに関する騒動を見ていても思うのですが、北村紗衣准教授は、非常に支配欲が強い人物ではないかと推測ができます。
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