献血によって「反差別を謳う人が無意識に差別意識を露出する現象」について
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コミケでの献血が600人に
赤十字の公式Twitterアカウントによると、昨年12月30、31日にに行われたコミックマーケットで開催した献血応援イベントでは、2日間合わせて、600人近くが献血を行ったそうです。
大行列ができるあまり、所要時間が150分かかるほどの大盛況だったようです。400mlの献血を行った方には、協力企業のポスターをプレゼントする企画も行っていました。
毎回のコミケでは、献血が非常に多く、毎年30台以上の献血車がかけつけ、毎年1500人ほどが献血を行っていますが、赤十字にとっても大きなイベントとして認識されているのだと感じられます。
コミケでの献血は、アニメ・漫画・ゲームが好きな若者層に対して、献血の大切さを周知する上では重要な取り組みと言えますし、継続的に献血に協力してもらう方々を増やすためには、大切なことです。最初はコラボアイテムが入り口だったとしても、その後に継続的に協力してもらう方々が増えれば、赤十字としては血液を確保しやすくなるので、合理的ですね。
コミケでの献血が活発に行われるようになった背景には、長年コラボレーションを通じて、献血の重要性について、幅広く知れ渡るようになったことが挙げられるでしょう。
「オタクの血はいらない」という差別意識
しかし、Twitterには残念な発言があるようですね。
おそらくタイミング的には、コミケでの献血のニュースを見ての反応と思われます。「輸血が必要な人は血を選べない」という理由で、コミケでの献血イベントを腐す発言をしていますね。
その献血に協力した約600人について、どういった人が協力したのか、正確に把握しているのでしょうか?一部のオタクをイメージとして語るだけで、全体がそうであるように捉えていないでしょうか?事実認識を正確に行わないまま、自分が勝手に抱いた印象だけで「気持ち悪い」と勝手に思い込んでいるように感じられます。
コロナ禍前では、毎年30台の献血車が駆けつけて、毎年1500人の協力者がいたと考えるならば、日本赤十字社にとって、コミケは非常に重要なイベントであることは十分に分かることですが、それではこのツイートをしてしまった方にとっては、コミケ以外で600人分の血液を確保する代替案は持っているのでしょうか?是非聞いてみたいところですね。
いずれにせよ、医学的にコミケでの献血が有効とされるのであれば、積極的にコミケを利用しない手はないですし、コラボグッズなどで展開するのは自然の流れですね。とても合理的な考えです。
「オタクの血はいらない」というのは、医学的、科学的な視点からかけ離れた、当事者無視の発言そのものでしょう。
このツイートをした人のお気持ちは、医学や科学よりも信頼性のあるものではないでしょう。どうしてもコミケでの献血や、コラボグッズなどの展開に不快であるならば、医学的、科学的な視点でのエビデンスが求められるところです。お気持ちだけでは通用しません。
反差別を謳う人が差別的になる現象
この「無題さん」という方のプロフィールを見てみましょう。
「フェミニスト」
「反差別主義」
「平和主義」
「護憲」
「女性の人権を守れ」
「強者の論理はお断り」
プロフィールにこのような文面を並べておいて、「献血を募る場所を考えて欲しい」というのは、どういう思考回路なのでしょうか?私は驚かされます。
まず、血液が十分に確保できない状況になると、輸血が必要な女性を救うことができないので、まず「血を選ぶ」といった発言をするのは、守れるはずの女性の命を守れなくなるでしょう。「女性の人権を守れ」など言いますが、人権もやはり命があってこそ…というのが抜けていると考えられます。
そして、「反差別」を謳っていますが、この「オタクの血はいらない」と捉えられる発言は、被差別部落からの輸血を断ったとされる差別の事実に通じます。
このような発言が、「反差別」を謳うアカウントからされてしまっているのですが、発言している本人にとって「差別」の認識がずれていることが容易に考えられます。
Twitterなどで「反差別」を謳うアカウントは多く、常に誰かを糾弾している攻撃的なアカウントは見られますが、今回のような出来事があると「反差別を謳えば差別主義者にならないわけではない」というのが改めてわかります。
誰かを差別的に見る部分は、誰しも持っているものと考えるのがいいでしょう。いかに「露出しない」ことと「発言したら反省するなどリカバリーを行う」などが大切だと言えるでしょう。
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