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山のオーナーになりました!

普段から何かと利用している、
地域情報サイト”ジモティー”

家電から、車、不動産まで掲載されていて
値段も「無料で差し上げます」から
格安のものまで、何かと重宝している。

実際に軽トラックを購入した経験もある。
先日は電子オルガンを
無料で引き取ってもらった。

そして、今回、なんとなんと
”山”を買ってしまったのだ。

僕はもともと田舎育ちで、
山には郷愁がある。

子供の頃を別noteに書いているので
良ければ読んでください。
https://note.com/orokamon/n/nfeeb298a7917

僕の故郷は京丹後市でそこには、
兄が相続した持山もあるが
大阪からだと遠いし不便なので
40年間で2回ぐらいしか
行っていない。

山は憧れとは裏腹に生活とは
一切関係のない代物だ。
時々物件は見てたものの、
不要の産物、まさか
買うことになるとは?

今までも何度か物件を見つけたことはあったが、
大阪から遠い場所であったり、道が
かなり狭かったりと、なかなかいい
物件は無いものだ。

今回偶然見つけた物件は
大阪と和歌山の県境に位置している。

僕の住まいの大阪と和歌山に所有する
事務所のちょうど途中に位置するわけだ。

そこで、何かのついでに現地を見てみようと
売主さんとコンタクトをとった。

そして行ってみた。

行けども、行けども、説明の図とは違うような?
道も狭くなってくる。

やはりうる覚えの頭の中の地図じゃダメか!

携帯を出して送ってもらった地図を拡大して
見ると、なんと反対方向に行っていたと判明。

折り返して地図通りに進むと目印の石畳の様な
場所を発見しました。

目的地はここから右に約60mほど入ったところになる。

この写真の右側が枯れた沢になっていたので
そこを登っていくと目印の境界標を発見!

「ここか~?ちょっと急だな!」思ったより
急な山肌なのでキャンプは無理だし子供を
遊ばせるには危険な感じ!

利用価値は極めて低いので買うことは無いなと
納得した。


【山の値段】

皆さんは山の値段の成り立ちをご存知だろうか?
知らない人がほとんどでしょう。
僕も最近、興味を持って調べたので知ったわけです。

普通の土地のように、立地と広さで値段が決まるのは
理解できる。そしてもう一つ、生えてる木々が
どのくらいの値段で売れるかで、その金額が加味される。

例えばその山に直径30cm、長さ4mの丸太が3本は取れる
杉の木が100本生えてるとします。
その時、丸太の相場が1㎥あたり15000円なら
(0.30÷2)X(0.30÷2)X3.14X12X100X15000=1271700円
と計算される。
すなわち、土地としての値段が10万円なら、木材の値段と
合わせて1371700円となるわけだ。


【思わぬ展開】


売主さんに、買わない旨をお知らせしたついでに、そんな
山の値段のお話をしました。
なぜなら、この計算よりはるかに安いお値段で売りに
出されていたからです。

「一度、業者にしっかり見積もりを取ってもらっては
いかがですか」とご提案をしたんです。

すると売主さんは、業者の方も知らないし、面倒なのは嫌なので
とにかく売りたいと。

最終的には「そこまで言うなら、あなたが買ってくれて、
高い値段で売ったら良いじゃないですか?」ということに
なったわけです。

そういったわけで、僕は山を買いました。


【誤算】


素人ながら、色々調べて、最安値で計算しても、100万円ほどの
利益はでそう。との試算が出る。
僕も始めてのことなので、勇気を振り絞り山を買った。
登記を終え、数件の業者にコンタクトを取った。

一軒だけ感触が良かったので見積もりをお願いした。
いろいろお話をするなかで、あれ?っと思うことがでた来た。

僕の認識では保安林は植林が義務付けられていることは知っていた。
今回の物件は保安林じゃないので植林は必要ないと思っていた。
しかし、木を切るには市に届けが必要で、切った後には5年以内に
1ヘクタールあたり3000本の高木が生えることが必要だということ。
生えなければ、植林が必要だと。

そして、木を切るためには切った木を運び出すための道を作らねば
ならないと。道路に面していなければ、他人の山にも道を付ける
許可をもらわねばならないことなど、思わぬ誤算が多発してきた。

業者の方が忙しくて、まだはっきりとした見積もりが出てないが
さあ、どうなることやら?


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