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世にも奇怪な物語 Xゾーンについて語る


#推しのホラーマンガ #ネタバレ

この記事は管理人62号のブログ記事を自己引用し加筆・修正したものです。
オリジナル記事投稿日:2023年8月15日5:00
オリジナル記事URL:https://ameblo.jp/ornis62gou/entry-12814242039.html

コロコロコミックでは珍しいホラー路線の漫画です。
本誌ではなく別冊にて連載されていました。青木たかお著、全4巻

青年誌顔負けのホラー描写と因果応報的なストーリー展開で多くの小学生にトラウマを植え付けました。管理人的に言うなればコロコロコミック版闇芝居のような漫画です。世にも奇妙な物語をもじってるんでしょうけど個人的には大量の怪異や呪物が現れてゲストキャラがほぼ死ぬか行方不明になる点で闇芝居っぽいなと思いました。

そんな感じで管理人が特に怖かったエピソードを抜粋してお届けしたいと思います。

主人公は「案内人」と呼ばれる黒い服に黒い帽子を被った白髪の少年で役割は冒頭でようこそ!恐怖の空間Xゾーンへ!と挨拶する→大まかなストーリーの流れを語る→時々物語にも干渉→恐ろしい話でしたね!と物語を締めるのがお決まりのパターンです。案内人に関しては最終話でチラッと正体が仄めかされるのみで素性は一切不明です。一応出てくる子どもたちも話ごとに異なりそれぞれ名前もあるんですが便宜上少年で統一します…

最近電子書籍で復刻したそうなので気になる方は買ってみてはいかがでしょうか?ここで紹介した話以外にも怖い話が多くてヒンヤリできますよ!

【虫の怪】※コミックス1巻収録
魚釣りをしていた少年、川で釣りをしていると石に目が移りその裏には無数の虫が!気持ち悪くて堪らず石で虫を潰す少年。夕暮れどきになり家へ帰る少年、そこで出されたおにぎりを頬張りますがおにぎりの中には…

【管理人コメント】

人によってはかなり生理的嫌悪を覚える回だと思います。

【黒いダルマの怪】※コミックス4巻収録
とあるお寺にやってきた兄弟、そこで遊びの道具探しをしていたらダルマが目に飛び込んだ。しかしこのダルマ、異様である。どこが異様なのかというと全身が真っ黒な上に顔に「封」の呪符が貼られているのだ。
その時、お坊さんが現れて二人を追い出す。
しかし、その際にダルマの呪符が剥がれてしまい…?

【管理人コメント】

管理人が1番最初にコロコロで見てXゾーンを知るきっかけになった話です。とにかくダルマが怖い。

【白い森の怪】※コミックス4巻収録

スキー初心者の少年がころんだ先にあった森へ足を踏み入れようとすると老人が現れてこの森へは雪鬼という怪物が出るから近づくなと言われる。しかしその晩に少年の乗る車が事故にあって遭難してしまい…

【管理人コメント】

寒くて怖いお話ですけど最後の描写で雪鬼は本物だったのか果たして少年の夢だったのかはわかりません。

【トモダチの怪】※コミックス2巻収録
少年が小さい頃に粘土で作ったトモダチのツトムくんがいました。それを同級生に見られ、イジられ、恥ずかしさのあまりツトムくんなんかトモダチじゃないと投げ捨てた少年、すると翌日ツトムくんを触った友達が…?

【管理人コメント】

案内人が私にはトモダチがいないから襲われる心配はないですよ!(要約)といったのには吹いた。トモダチは大切にしようねという話です。

【小さいおじさんの怪】※コミックス3巻収録
ある日少年が巷で小さいおじさんと呼ばれる生物と出会いお菓子をあげて仲良くなる。友達との交流をサボる少年に友達は心配気味で家を訪ねる。そして少年にこのことは内密にと友達たちが見せられたものは…

【管理人コメント】

小さいおじさんを虐めた友達が身体中小さいおじさんに寄生されて友達の身体が爆発四散して生まれた小さいおじさんたちに喜ぶ少年には個人的に引きました。正直虫の怪並みにグロいです。

【読書の怪】※コミックス4巻収録
図書室で出会った案内人から3つの条件付きで案内人曰く私的コレクションの読書感想文用の本を貸し出してもらう少年
話は読み応えがありスラスラと読み進めていくが次第に本の中の怪異が少年を襲う。少年は恐怖のあまり次々と案内人から提示された3つの条件を破ってしまい…?

【管理人コメント】

最終巻である4巻には案内人が直接物語に関与する回が2つあり1つはネット上で有名な「リセットの怪」そしてもう1つはこの「読書の怪」になります。この話は最終話の一歩手前のエピソードです。ですので今までの怪異勢ぞろいの集大成的エピソードです。

【総評】

S(とてもいい)、A(いい)、B(ふつう)、C(わるい、D(とてもわるい)…の5段階
個人的評価…A
よくもわるくも話がわかりやすいがそのわかりやすさが面白さに直結してる。

案内人の性格が飄々としてて掴みどころがないためそれを恐怖するか恐さを和らげてくれる鎮痛剤のように思うかは人しだい
最後まで案内人の正体は謎のまま
最終話で案内人の口から最後のエピソードとしてちらっと案内人の来歴が仄めかされるのみ
かなりのネタバレになるからここでは言えない
青木たかおさんのことは昔のベイブレード漫画書いた人ってぐらいのことしか管理人は知らないけどギャグ漫画とコミカライズが多めなコロコロで敢えて本格的なホラー系の漫画を書こうと思ったのが賞賛に値する。

今度語るかもしれないコロコロ発祥のホラーマンガ「魔石商ラピス・ラズリ」もある意味この漫画の系譜を受け継いでいる…

ということで今回はここまで!
では、またいつか……、Xゾーンでお会いしましょう‼

またね〜!

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