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私のサードプレイス

朝活

夜が開ける前に起き、

大学院のレポートを片付け、仕事を始めようとしました。

頭の中がパンクしかけており

衝動的に滝を調べ、行ってみました。

すぐそばの駐車場へ車を止め、森の中を進み、滝へ降りていく間、

風景、湿度、気温が目まぐるしく変化していきました。

朝日が差しとても神秘的な空間に圧倒され、

小一時間ぼーっとしていました。

水の落ちる音の迫力、自然のパワーに魅了されながら

「サードプレイス」を見つけました

家から30分、程よい距離にあり、

山道をドライブした先にある、電波の届かない秘境ともいえる「サードプレイス」

サードプレイスとは

1989年、アメリカの社会学者レイス・オルデンバーグが唱えた概念で

1st place=家庭、2nd place=職場や学校、に次ぐ 3rd place…….

人が暮らす中で、第一の居場所が家庭、その次に多くの時間を過ごすのが職場や学校であり、その次にくるもの

「役割を脱して自分になれる場所」のことを「サードプレイス」と言います。

オルデンバーグは、(当時の)社会を生きるにあたりサードプレイスが重要であり、欠勤率・傷病率が下がると唱えています。

その背景には「人が居場所を失っている」ことが挙げられます。

一つ目には、近代化と都市化に伴う生活や文化の個化が進み、近所付き合いが薄れていき、地縁関係が希薄になっています。
社縁の希薄化という面では、もともと企業中心の労働構成で終身雇用が当たり前で、社員で旅行したり運動会などのイベントが行われていました。現在では企業が定年まで抱えられなくなってきたり、雇用が流動化していることから社縁も薄れています。

かつて、私と公の間にあった、生きていく上で大切だったものが機能不全をきたしており、サードプレイスがその狭間を埋めるものになるという位置付けです。

「人生100年時代における豊かな人生」そのものの再定義が必要なのかもしれません。

「家」、「職場」、「サードプレイス」

それぞれの場で費やす時間をより豊かにするために、家で、職場で、サードプレイスでどのような仕組みやサービスが求められていくのか。

医療法人で働く人として、地域医療の研究者として、

クリニックが住民のサードプレイスになりうるのかなど、

このような視点で、「今」と「これから」を見つめています。

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