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お墓参りが好きだ、って話

Xの方で言ってたお墓参りが好きって話なんだけど、
なんだかもうちょっと、話したくなって。それでここに書くことにする。

ぶっちゃけ私、家族は苦手なことのほうが多いんだけど、

お盆とかで、お墓参りに行くでしょ、
そこで亡くなったおじいちゃんのことを皆で想っている時、「これが家族なんだ」ってすごく実感するんだよね。

それで、「家族もまあ、悪くないか……」って思えている節がある。

不思議なんだけど、亡くなったおじいちゃんが、家族の潤滑油になってくれてるの。亡くなってからずっと。だから、ほとんど記憶すらないくせに、実は大好きでたまらない。
これ、誰にも言ってないんだ。「なんじゃそりゃ、お前は物心つかない頃しか会ってないだろ」って言われそうで(笑)。


……おじいちゃんね。
誰にも迷惑をかけずに早く亡くなった話とか、自分のためにはほとんどお金を使わなかったっていう話を聞くと、今でも涙が出る。朝からカップラーメンばっかり食べてたとかみたいな珍エピソードもあるらしいけど、なんだかんだ、家族想いで立派な人だったんだろうな〜って思う。私とは、全然違う。

もう少し、話してみたかったな。
でも色んな面を知ったら、うちの家族みたいに、あんまり得意じゃなくなってたかも(笑)。あまり知らないままで亡くなったからこそ、好きでいられるのかもしれない。なんか、切ないけど……


しっかし、人間って不思議だね。
敵でも、神でも、何でも良いけれど、何か一つのことに対して共通した想いを持っていると、個々の些細な違いなんか気にしないで済むようになって、連帯感が生まれるんだから。

想いの矛先が敵だけだったら、外敵から身を守るってことで他の生物と一緒かもしれないけれど、
人間の場合は神や仏みたいな実体のないものに想いを馳せることでも、同じような効果が生まれている。

どうして私達は、こんな風に作られているんだろうね。

そんなことを考えているうちに、
今年もまた、お盆になりそうです。
読んでくれたみんな、ありがとう。


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