#11: こんなときだから♪昭和歌謡
尾崎紀世彦:また逢う日まで(1971)
#08 -14のテーマは「別れと出発」
本日は,昭和歌謡から黄金コンビ「阿久悠&筒美京平」の名曲をお送りします。
阿久悠は説明不要の昭和を代表する作詞家。ピンク・レディーや石川さゆりなどポップから演歌まで数々のヒット曲を連発しました。作曲家の筒美京平は,「魅せられて」「ブルー・ライト・ヨコハマ」などのヒット曲から「サザエさん」のアニメまで,こちらも幅広く,そして数多くの作品を生み出しています。
この昭和を彩った超実力派の作品を歌い上げるのが,尾崎紀世彦です。残念ながら2012年に旅立っていかれました。
歌番組が全盛期だった昭和の時代は,生演奏が基本。フル編成のバンドでも,ピアノやギター一本の伴奏でも,ごまかしの効かない歌唱力が求められました。張りのある声は何度聴いても惚れ惚れします。
曲調も「別れ際」にもかかわらず,明るく高らかに歌われるところに人間の強がりが感じられ切なくなります。別れに理屈なんてない,っていうのも,個人的にはグッとくるポイントです(笑)
「良い仕事してますねーーー!」と,鑑定士が昔の一品に対して敬意を示したくなるような,そんな作品です。
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!
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