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お酒でごまかす嫉妬心

行き付けのお店で食事中、
知り合いの店員さんと
話が盛り上がっている彼。

「めちゃくちゃ可愛いかったですよ〜」
「肌なんて真っ白で、シミ1つなかったです〜」
「スタイルもいいんですよ〜
水着姿見た事あります?」
「童顔、色白なんて最高ですよね〜」
「会えたなんて羨ましいです〜」

私だって肌は白い。
顔だって童顔ってよく言われる。
声なんか、その芸能人より可愛いと思う。

でも、何か嫌。
私が隣に居るのに。
何か嫌。

でも、年甲斐もなく、
私だけを見て欲しいって
やっぱり未だに思っちゃう。

どうせ無理だけど、
比べても仕方ないのだけれど、
その子よりほんのちょっとでも
可愛いと思われたい。

こんな夜、
良い女で居る為には
お酒が足りない。

私を見てと言わんばかりの
空になったロックグラス。


そこに早く気付いて欲しいのです。

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