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#5:「仮住まいさせていただいているのが人間」

「仮住まいさせていただいているのが人間」
この言葉は、新海誠監督の映画作品「天気の子」の中で、
出てくるセリフだ。
コアなファンなら、どの場面で登場したセリフかわかるかもしれない。

新海誠監督の映画作品「君の名は。」
も大好きな作品だが、
「天気の子」にも感動するポイントがいくつもある。

アニメーションやストーリーだけではく、
劇中で歌われているRADWIMPSの楽曲も素晴らしい。

年始に初めてテレビ放映されて、
「天気の子」の視聴は2度目だ。

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画像出典:映画『天気の子』公式サイトより

今回印象に残ったセリフが、
「仮住まいさせていただいているのが人間」

これは、
僕たちは地球に生かされている存在で、
地球の長い長い歴史の中で、
僕たちはほんの一時仮住まいをさせていただいている。
という意味だと思う。

ネイティブアメリカンの言葉にも似た格言がある。
「土地は先祖からの授かりものではなく、子どもたちからの預かりもの。」

「星の王子様」を記したサン・テグジュペリにも「地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。」という名言がある。

僕たちはこのかけがえのない地球に生まれ、
かけがえのない一生を過ごし、
またこの地上から去っていく。
でも、また新しい命がこの地上に生まれ変わっている。

僕たちはバトンリレーをしている。
自分の大切な人のため、子どもたちの世代に美しい地球を残したい。
そう考える人は少なくないと思う。

「仮住まいさせていただいているのが人間」
だと謙虚な気持ちを持って生きられたなら、
この地球の環境を汚すことや、争いによって環境を破壊することは、
もうやめよう。とそんな気持ちになる。

劇中でRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」という歌が、
テーマ曲になっていて、
とても心に沁み入るので、最後にご紹介したい。

それぞれが自分にできること、
「愛にできること」を探して、行動したなら、手を取り合ったなら、
きっとどんな困難でも僕たちは乗り越えていける。
そんな風に感じた2021年のスタートだった。


愛にできることはまだあるかい
【引用】歌:RADWIMPS. 作詞:野田洋次郎. 作曲:野田洋次郎.

何も持たずに 生まれ堕ちた僕
永遠の隙間で のたうち回ってる


諦めた者と 賢い者だけが
勝者の時代に どこで息を吸う


支配者も神も どこか他人顔
だけど本当は 分かっているはず


勇気や希望や 絆とかの魔法
使い道もなく オトナは眼を背ける


それでもあの日の 君が今もまだ
僕の全正義の ど真ん中にいる


世界が背中を 向けてもまだなお
立ち向かう君が 今もここにいる


愛にできることはまだあるかい
僕にできることはまだあるかい


君がくれた勇気だから 君のために使いたいんだ
君と分け合った愛だから 君とじゃなきゃ意味がないんだ


愛にできることはまだあるかい
僕にできることは まだあるかい


運命(サダメ)とはつまり サイコロの出た目?
はたまた神の いつもの気まぐれ


選び選ばれた 脱げられぬ鎧
もしくは遥かな 揺らぐことない意志


果たさぬ願いと 叶わぬ再会と
ほどけぬ誤解と 降り積もる憎悪と


許し合う声と 握りしめ合う手を
この星は今日も 抱えて生きてる


愛にできることはまだあるかい?
僕にできることはまだあるかい


君がくれた勇気だから 君のために使いたいんだ
君と育てた愛だから 君とじゃなきゃ意味がないんだ


愛にできることはまだあるかい
僕にできることは まだあるかい


何もない僕たちに なぜ夢を見させたか
終わりある人生に なぜ希望を持たせたか


なぜこの手をすり抜ける ものばかり与えたか
それでもなおしがみつく 僕らは醜いかい
それとも、きれいかい


答えてよ


愛の歌も 歌われ尽くした 数多の映画で 語られ尽くした
そんな荒野に 生まれ落ちた僕、君 それでも


愛にできることはまだあるよ
僕にできることはまだあるよ

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