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適当な自分語りをしてみる

 最近、いわゆる五月病というのだろうか、過去への懐古ばかりに縋って、今の生活に向き合えていないような感覚にしばしば陥る。今の生活にそれほど不満もないはずなのに。

 一応、どこの馬の骨かもわからない人の話を読んでも面白みがないので、自己紹介でもしておこうと思う。

 職業、大学生。今年から富山県からはるばる福岡県にわたり、福岡市に在住している。クソほど立地の悪い某国公立に通っている。え?なんでわざわざ福岡なのかって?それは僕の方が聞きたいよ。福岡での生活はまるで外国に住んだみたいな刺激的な毎日で、1ヶ月もいると方言もうつってきた。

 趣味その1、音楽を聴くこと。主に川谷絵音がプロデュースするバンドを聴きあさっている。彼が不倫をしたと報道があったとき、僕はよりその音楽たちの世界観が広がったような感覚がして、もっと好きになった。ちょっと変なんです、僕。
 僕は典型的な狭く深くの人間で、生まれてこの方自分が好きになったものだけを追求してきたから、みんなが思う王道の音楽とは、あまり接点がないかもしれない。
 でも、そんな僕にも転機があった。高校3年、受験期真っ只中の中で、僕の人生感を変えるくらいの大きな出会いがあった。初めて同じクラスになった小柄な男の子。彼が熱心にクリープハイプを布教してきた。クリープハイプの曲なんて「アイニー」「キャンバスライフ」くらいしか知らなかったから、初めて聴いた「愛の標識」「しょうもな」など、様々な曲が、僕にとっては新しい世界が開けたようで、とても新鮮だった。
 ついでに、彼は死ぬほど勉強ができたから、それに引っ張られるように僕も勉強した。彼のお陰で、福岡在住権を手に入れたと言っても過言ではない。本当に感謝しかない。

趣味その2、夜更かし。普通に社会不適合なことだと思ってる。でも、川谷絵音の曲を幼少期からバカみたいにインプットしてきた僕にとって、夜は自分が無敵になったような感じがして、とても落ち着く。誰にも邪魔されない真っ暗な夜。その中でなら、僕はなんでもできる気がする。こんなちょっとイタい文章だって書けてしまう。女の子に甘い台詞をかけちゃうかもしれない。誰にも見えない僕だけの世界。RPGでいう、転生して強くなるみたいなものかな。クリープハイプの「ナイトオンザプラネット」じゃないけれど、“夜にしがみついて 朝で溶かして“という生活が、僕はとても好きだ。

 でもこれは、ただ自分が塞ぎ込んで寝れない、ということの言い訳をしてるだけに過ぎないのかもしれない。自分の人生の先の見えない不安に苛まれて、毎晩自分の人生観について考える。自分は法学部だから、法曹になるんだろうか。正直最近、人並みの幸せな暮らしに憧れるようになって、自分の力で世界を救う、人を救うなんて大それたことだと思ってしまうようになった。普通に就職して、普通に好きな人と結婚して、普通に家庭を築いて、そのささやかな幸せを一生かけて守っていく、みたいな。でもそれって単純そうに見えて、すごく難しいことだし、今の僕にはそれすらできっこないって思ってしまう。“生まれ変わったらいっそ家電にでもなって“じゃないけど、そのくらい自暴自棄になってしまう。大学生はモラトリアム期だから、今の自分の状態で成熟して大人になったらと思うと、怖くてたまらない。早く心が大人になってほしい。身体は大学生のままで止まって、心だけは強くなって、そしたらもっといろんな人に認めてもらえるようになるんじゃないか。なんて思ってみたり。でも、今ある幸せで十分幸せで、これ以上を求めるのは我儘なのかもしれない。書きすぎた。この辺でこの話題は終わりにします。


 現在は、軽音サークルとワンダーフォーゲル部を兼部している。高校まではみっちり野球をやっていたから、思い切って新しいことに挑戦してみた。ゲスの極み乙女が大好きだから、する楽器はすぐにキーボードと決まった。ワンゲル部は、山という非日常の空間に惹かれた。いわゆるデジタルデトックス?というやつを感じることができるのが魅力の一つと聞いて、優しい先輩に手招かれて入部した。どちらも先輩はとても優しくて、部活選びは成功だったなと思う。

 これからは不定期に僕がぽつりと思い当たった事をちまちま書いていくつもりだ。この場が、悩みの多い自分の思考を整理する場となってくれることを願う。

 なんかもうちょっと言いたいことがあった気がするけど、初めはこんなものにしておこうと思う。

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