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織襲戦争 #4 作戦決行

ついに、作戦決行の時がやってきた。
アンダーシティを壊滅させる。
しかし、そこにはキラージョーカーの面々がそろっていた。
CL「お前らがここを爆破しようとするテロリストだな?」
不明「駆除します。」
さらにその後ろから数万の殺し屋が出てくる。
佐藤「何?うるせぇなゴラァ」
そういって突進信号を送る。
しかし、相手は世界最強ともいわれる殺し屋組織。
その数万の殺し屋は、一瞬で姿を消す。
次の瞬間、おりおりたち全員の後ろに殺し屋たちが一人ずつ現れ、首にナイフを押し当てたり耳に銃口を突き付けたりしている。

CL「お前らはこの場で処刑だ。」

佐藤「何?!」

佐藤は動けなかった。動いたら殺されるからだ。
電気自動車の突進を止めることはできなかった。
次の瞬間、電気自動車の腰のエンジンが点火!マッハ15でCLがいる方向にいきなり走り出した。

CL「なにっ!」
急いで回避する様子が見えた。

だが間に合わなかったらしい。CLは大きく吹き飛ばされ、左腕を折ったらしい。さらに頭を強く打ち、意識を失った。
佐藤(これだけのスピードでぶつかっても死んでないのかよ!しかも半分よけてたぞ!)

佐藤の後ろについていた殺し屋は、シートベルトをしていなかったので、さっきの超加速で吹き飛ばされていた。
佐藤は、大暴走を開始する。
まずは、CLがいる方向にミサイルを撃ちまくる。

だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!

さらに、もう数発撃とうとする。
そこに、コード不明の青髪の少女がとびかかり、謎のブレイドでミサイルを裂いた。

だがパワーなら佐藤のほうが上だ。
その少女に向けて100トンパンチを同じくマッハ15の速度で放つ。

回避しようとしたが、そのパンチは顔面と左肩に命中!
そいつも吹き飛ばすことに成功した。

そのころおりおりたちは…
パンタイン「へっへっへ。たああああああ!」

パンタインは、急に前に立っていた殺し屋に槍を刺す。
その殺し屋は、ゴリドウのところにいた殺し屋だ。

ゴリドウに一瞬の隙が生まれる。
ゴリドウ「いまだ!ゴリナッコー!!」

だずだずだずだず!
今度はゴリブレイドの殺し屋を倒す!

ゴリブレイド「ありがとよっ!行くぞー!一網打尽だ!ブレイドトルネイド!」

ゴリブレイドが、両腕から巨大剣を生やし、超回転する。
この技は、彼の父親、亡きゴリブレインから受け継いだものだ。

さらに、この技は当たる対象を選択することができる

ごわごわごわごわごわ!
周辺についていた暗殺者たちは、真っ二つに切れた。
ここまで、一瞬の出来事だった。

キラージョーカーの人をほとんどかたずけた。
そして、逆悪襲の拠点とみられるものを発見する。

ジャントラックの中に、まだギリギリ生きていたCLと不明を投げ入れ、爆弾ごと走らせる。
さらに、電気自動車が形態変化し、ミサイル全放出形態へと移行した。

おりおり「ジャン、いままでありがとよ…」
カンクン「ジャンンン!!!」
佐藤「すまない!ジャン!」

ジャンが逆悪襲のアジトに突っ込むと同時にミサイルを全弾打ち込む。

だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!

この爆発で、ジャン、CL、不明が死亡し、逆悪襲のアジトは完全に壊滅した。

さらに、念には念を入れて町中にガソリンをまき散らしておいた。
アンダーシティは炎に包まれるだろう。

さっそく引火したのか、あらゆる地方で爆発が起こる。
やばい!逃げるぞ!
電気自動車を耐火車形態に移行し、おりおりドンキー、カンクン、佐藤、ゴリドウを乗せて走り出す。

残ったバナナキラー、パンタイン、アンバルト、ゴリブレイド、アイロンドンキー、おりおりナイト、そして数百のゴリラ兵士・ゴリポリス・ゴリラナイト達も走り出す。

この時、気が付かなかった。

残る緑色の影に。

アンダーシティとおりおり国をつなぐ出入口は強い衝撃で不安定になっていた。

おりおりたちは、無事通り抜ける。

さらに、バナナキラー、パンタイン、アンバルト、アイロンドンキー、ゴリブレイドが飛び出す。

そして、兵士たちも飛び出す。
最後に残ったのは、おりおりナイト一人。

おりおりナイト「全員行ったか…で、お前はいつまでそこに隠れているんだ?」

???「ばれちゃったならしょうがない。お前だけでもぶち殺す。」

なんと、こちらも同様にコード不明の緑髪の少女が出てくる。

もう出口は不安定で今にも途切れそうだ。
おりおりナイト「お前も逆悪襲の協力組織か?」
緑髪「ちげーよ むしろ敵対組織だわバーカ」

おりおりナイト「随分と口が悪い小娘だな。だが甘い。嘘がバレバレだ。」

「たとえこの身が擦り切れようと、国王様のお命だけは守り切る!」

緑髪「ふぅん。やれるもんならやってみアホゴリラ」
次の瞬間、その暗殺者は姿を消し、おりおりナイトの後ろに現れる。
緑髪「もう終わりのようね」
おりおりナイト「何っ?!」
振り向いた時にはもう遅かった。
おりおりナイトは腹部を刺され、貫通していた。
さらに、銃を超至近距離で撃ってくる。
どん!どん!

おりおりナイト「がはぁああっ!」
おりおりナイトは、膝を何発も打ち抜かれ、もう歩けなかった。

しかし、ナイトの執念はすさまじかった。
ナイト「うるせぇよ。まだまだ勝負はこっからだよ クソガキが」
ナイトは、腰からランスを抜き、構える。
そして、めちゃくちゃな加速を見せる。
ナイト「もらったああああああああああああああ!!!!!!」
緑髪「ぐぁああああああああああああああ!!!!」

ナイトのランスは、緑髪の腹部を貫通する。
さらに、左肩を彼女の右ひざに何度も打ち付ける。
ナイトは鉄の甲冑を身に着けているのに対し、彼女は素足。
やがて彼女の右足は逆向きに曲がり、2人は同じ状況になった。
2人は立っていられなくなり、倒れる。

次の瞬間、緑髪がナイトの後頭部の毛をつかみ、ナイトの顔面を殴る。
彼女の手には暗器がひそめてあり、ナイトは意識を失いかけた。
だがあきらめない。逆悪襲の連中どもを逃がしてたまるか。

ナイトも彼女の髪をつかみ、重量級のパンチを顔面に叩き込む。

しかし、なんて打たれ強いんだ。彼女は再び、パンチを叩き込む。
お互いが左腕で相手の頭をつかんでいるので、互いによけることは不可能。
気合比べとなった。

勝者は、ナイトだった。
その少女は、腹から血を流しすぎたらしく、気を失ってしまった。
煙も充満している。
火もそこまで迫っている。
その時、2人のところでもついに爆発が起こる。

だあああああああああああん!

寝っ転がっていたガソリンまみれになっていた2人は、激しく燃える。
だが、ナイトは執念で起きる。
爆発で肉体がえぐれていた。だがナイトの執念はすさまじかった。

ナイト「私はぁ、私は国王様を守り抜かなければならないのだあああああああああああああ!」

そう叫び、自分を奮い立たせる。
まともに歩けない足で、頑張って歩く。
少しずつ。

しかし、だめだった。

ナイトがたどり着いたのがあとほんの一瞬、ほんの一瞬でも早ければ… ナイトは助かっていたかもしれない。

だが運命は残酷なものだった。
ナイトがたどり着いた瞬間に、出口が消える。

ナイト「ああ…あ…あ…」

絶望の中、ナイトは力を抜かし、出口の坂道から転げ落ちる。

その洞窟のような町は、炎に包まれていた。

ナイトの頭に、走馬灯が流れてくる。

その時、一つの記憶が呼び起こされる。

おり桐戦争の時、火を止めるスイッチを見つけようとして犠牲になった組員がいるらしい、という話を。

せめて死ぬなら…最後くらい役に立つ!

地上。
おりおり「みんないる?」
佐藤「俺はいるぞ!」
バナナキラー「ちょっと待て!おりおりナイトがいないぞ!」
一同「え?!」
おりおり「ちょっともう一度行ってくる!」

しかし、出入口はなくなっていた。

おりおりはその場に崩れ落ちる。
おりおり「そんな…そんな…」

その時、ブザーが鳴り響く。

「火災停止ボタンが押されました。強力消化を行います」

その瞬間、一同は察した。
そのすべてを。
そこにいたすべてのものが涙した。
バナナキラーさえも。

おりおり「畜生おおおおおおお!!! おりおりナイトおおおおお!」

カンクン「がああああああああああああ!ナイトさあああん!」

佐藤「ぐぅっ! ぐぅっ! ぐあああああああああああああああああ!!!」

バナナキラー「くそぉ!くそがぁ!!!」

パンタイン「逆悪襲!くそったれぇええええええ!!!!!」

その日から、おりおりたちの殺意が高まっていった。

数時間後。

国王が、ナイトの訃報を受ける。

相当ショックなようだ。国王室に閉じこもっている。
なんせ30年近く国王の1番の側近で、歴代国王にも仕えてきた騎士の末裔だったからだ。

おりおりたちは、衝撃のニュースを受けることになる。
なんと、逆悪襲は地上に拠点を移しており、あの戦闘には1人も巻き込まれていなかったそうだ。

何のために俺たちは傷ついたんだ!

何のためにジャンは爆散したのか!!

何のためにナイトは散っていったのか!!!!

本当に残念だった。

さらに情報屋ドンキーが言うには、逆悪襲は、前おり桐戦争の終盤で桐野江組が使ってた拠点のように一切場所が分からないような拠点を使っているらしく、相手からの攻撃を待つしかないとのこと。

俺たちは、どうすることもできなかった。

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