おり桐戦争 ファイナルストーリー おり桐戦争、決着。
バナナキラー「瓶があるのは…この部屋か…」
バナナキラーが部屋にたどり着いた。
そこには。
金庫に入れられ、厳重なセキュリティがなされていた瓶が。
バナナキラー「あれさえ!あれさえあれば戦争は終わる!」
「こんな時のためにセキュリティ解除ツールを持ってきてよかったぜ…」
ピピ ピピン ピッ ブーブー
何?使用できないだと?
「しまった… 誰かにセキュリティをさらにかけられてたか…」
バカ課題VSバナナキラー
???「そうよ。あんたらなんか勝たせるわけにはいかないじゃない。」
バナナキラー「お、お前はバカ課題!」
バカ課題「そうよ。残念だけど、あんたの人生ここで終了よ。」
バナナキラー「んなわけねぇ!お前なんかぶっ殺してやる!」
バカ課題「じゃあこっちも本気で行かせてもらうわ。」
そういい放ったバカ課題は、懐から注射器を取り出す。
バカ課題「これは野生の本能を一時的に解放させるためにアンダーポリスが開発した薬だ。」
そういうと、彼女は躊躇なくその注射器を首にぶっさす。
バナナキラー「なぁにがあ何だか知らんが!ぶっ殺してやる!」
しかし、その時、バカ課題にある異変が起こる。
なんと、目が赤く発光し、腕の筋肉が少し膨らむ。
さらに犬歯が急に発達し、まるで吸血鬼のような口になった。
バカ課題「どうやらいきなり私の勝ちのようね。」
バナナキラー「速ああああああああああああああああ!!!!」
彼女は瞬間移動のような踏み込みでバナナキラーの懐を侵略した。
バナナキラーは、間一髪のところで彼女の攻撃をかわした。
バナナキラー(っぷねぇ…!当たってたら死んでた!)*1
バナナキラー「だがなぁ隙まみれなんだよ!」
そうしてバナナキラーは、バカ課題のおなかにパンチを入れる。
バカ課題「ぐぁああ!」
しかし、彼女もこんなんじゃ負けない。
バカ課題「おりゃあああ!」
彼の右腕にかみつく。
バナナキラー「ぎおうああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
星野の回想
そのころ、星野はアンダーポリスから提供された拠点のベットで横になり、傷をいやしていた。
さらに、ほかにけがをした法竜院が寝ていた。
彼は、膝をやられたのでどう考えても動けなかった。
その時、星野はあることを思い出す。
星野「豊島ぁ。飲みに行くぞぉ!」
豊島「はい!尊敬する兄貴と飲めるなんて光栄です!」
星野「今日は俺のおごりだぁ 好きなだけ飲め!」
飛鳥馬「星野、やるじゃねぇか。」
星野「まぁやりましたよ」
飛鳥馬「ヘッ!面白い奴じゃぁねぇか!気に入ったぜ!」
星野「え?」
そのほかにも、この抗争で散っていった仲間たちとの会話を思い出していた。
星野は気が付くと、涙を流していた。
「豊島…飛鳥馬の兄貴…」
「あのゴミどもは俺が絶対の殺しますから。」
そういった星野の顔は、さっきまでの顔と一変、怒りに満ちていた。
「ぜったい。絶対に殺しますから。安らかに…眠っていてください。」
そう静かに言い放つと、星野は部屋を後にする。
佐藤VS渚
佐藤「しねぇええええ!魔物があああ!」
ボコッ
渚「俺は魔物じゃああああねえええええええええええ!」
ボコッ
佐藤「魔物だろうがあああああああ!」
ボコッ
俺と佐藤は壮絶な殴り合いをしていた。
勝負は。佐藤の方に傾き始めている。
佐藤「おりゃあああああああ!お前らなんかにまけるかああああああああああああ!!!!!!」
勝負は決まった。
次の瞬間、俺は殴り飛ばされていた。
俺はその場に倒れこむ。
佐藤「これでとどめだぁあああああああああ!」
佐藤が俺に拳を振り下ろす。
その拳は、間違いなく生命を奪うものだった。
その時。
声が聞こえてきた。
懐かしい、あの声が。
「兄貴!」
「負けないでください!」
渚「この声は…豊島?」
俺は我に返る。
はっ!
俺は負けてはいけないんだった。
豊島の仇を討つんだった!
俺は、佐藤を見る。
振り下ろされる拳は、スローモーションのように見えた。
俺は瞬時に思う。
(ここだ!)
俺は攻撃をひらりとかわして見せた。
佐藤「な、なに?!」(渚が…消えた?)
渚(相手が止まってる!殴るぞ!)
佐藤は、右頬に強い衝撃を覚える。
佐藤「うぉあああ!」
渚(バランスを崩した、蹴りだ!)
俺は佐藤の野郎にキックを入れる
佐藤「は、はやいいいい!」
佐藤は仰向けに倒れる。
渚(とどめだ!)
俺は倒れこんだ佐藤の上に乗り、ジャンプを繰り返す。
佐藤「ぐぶっ、ぐぁあ!ぐへぇ!ごぶっ!」
しばらくすると、奴は仰向けに倒れたまま動かなくなった。
渚「へへ、殺した…殺してやったぜ…」
(飛鳥馬の兄貴…仇は取りましたよ…)
渚も、その場に倒れこむ。
自力で極限覚醒したのだ。
おりおりVS…
佐藤と渚が戦闘している間。同時期に、おりおりドンキーも桐野江の舎弟たち*2
と敵対していた。
おりおり(佐藤の助けに行きたいが… こいつらがしつこいっ!)
豊島も、兄貴たちと比べれば弱かった。
だが、舎弟たちの中ではずば抜けてトップクラス。
アンダーシティ極道の舎弟たちのあこがれの的だった。
舎弟1「よくも豊島さんをやりやがったなぁああああ」
舎弟2「このくそゴリラがああああ!!!」
俺が苦しんでいた時。
何か、後ろから強い殺気を覚える。
???「だぁるまさんが」
おりおり(なに?!)
???「こぉろん」
「だ」
だぁん!
そこにいた何者かが、銃を撃つ。
普段ならよけられていただろうが、今、俺の周りには数百人、いやひょっとしたら数千人の舎弟が密着してくる。
さらに煙で何も見えない。
その銃弾は、いきなり俺の右肩を貫く。
おりおり「ぐぁああ!」
俺は急激に右手の力が緩み、持っていたホッチキスを落としてしまった。
舎弟たちが捌けていく。
チャンス!
俺は逃げようとする。
しかし、そこにいた姿を見て俺は戦慄する。
星野「おまぇ。よくも豊島をやりやがったなぁああああ!」
「そのほかにもなぁ。法竜院の兄貴と花ヶ迫の兄貴はよぉ。俺を守るために…お前にやられたんだよ!」
その瞬間、星野をまとう空気が変わった。
星野は、アーミーナイフを取り出す。
星野「おれはなぁお前を殺しに来たんだよぉ。」
おりおり「何をふざけたことを!」
俺は覚醒し、右肩を一瞬にして治癒させる。
そして、ダブルナイフを取り出す。
だが、もう遅かった。
ジャッ!
おりおり(何があった?!)
俺の両腕は、切断されていた。
星野「俺が今お前をぶち殺す!そしてあの世で豊島たちに3兆回殺されろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
お前は死んで当然!地獄行きいいいいいいいいい!!!!
おりおり「ぐはぁああああ!」
俺は両手両足を切断され、しまいに眼球を刺された。
星野と千人にも上る舎弟たちは、残ったカンクンやアイロンドンキー、ゴリブレイドやゴリドウのほうに向かう。
星野「お前らも死にたいかあ?」
そういい放つと、答える隙も与えられずにゴリラたちはその場に倒れた。
バナナキラーの最後
バカ課題「さぁ。バナナキラー。お前も終わりだ。」
バナナキラー「さぁてね。俺様がこんなんで終わると思うか。」
「さっきのセキュリティの解除プランは思いついた。さっさと瓶を手に入れ、お前らをぶち殺す。そして仲間を復活させるのだあああああ!!」
バカ課題「あらそう。できたらの話だけどね。」
ザシュ!!!
バナナキラーは右腕を切られる。だがまだつながっているし武器も握れる。
バナナキラー「おまぇなぁ。」
「俺の野望を邪魔すんなよ」
「俺はなぁ。この戦争が終わったらなぁ。バナナランドを開いてよぉ。おりおりたちと楽しく日々を過ごすんだ。」
彼は過去の過ちを悔い、また新たな一歩を進もうとしている。
彼の目は希望に満ちていた。
「だからよぉ。お前なんか小娘に負けられねぇんだわ。悪いけど、死んでくれ。」
バカ課題「悪を討つためならわが命も捨てる。さぁ。パーティータイムよ。」
バカ課題は腰から二本の信号プラグを抜く。
バカ課題「これはねぇ。命を捨ててでも悪を殺害するものだけに与えられる、最凶の武器よ。」
バナナキラー「今の俺にはどんな攻撃も当たらねぇよ。」
バカ課題「これはあんたに使うものじゃない。」
「自分に使うものよ。」
ぐしゃぁ
バナナキラー「がはは!ついに頭がおかしくなったか!!!」
しかし、そのプラグがバカ課題に力を与える。
バカ課題「これは意図的に覚醒状態を引き出すものよ。そして、もう一本。これは…天使の血。」
もう、終わった。
彼女はビースト化+覚醒+神化した。*3
さらに、ある人物が。
星野「まにあったぁ」
バナナキラー「なにっ!」
しかし。
なんと、バナナキラーにも増援がやってきた。
死んだはずのおりおりたちだ。
バナナキラー「な、なぜだ?!」
アイロンドンキー「僕が倒れた時、僕のアイロンが僕に当たって傷が回復したんだ!そこからみんなも復活させた。」
みんなも覚醒していた。
さらに、佐藤は紫色と赤色がところどころ混ざった電気自動車に乗っていた。
佐藤「2つの電気自動車を組み合わせて、新たな電気自動車を作ったんだ。外装は間に合わせものだが、中身は最新のものだ!」
そうして、佐藤は30体ほどの電気自動車を召喚する。
佐藤「これはなぁ。パワースーツに変形するんだよ。」
おりおりたちは、次々と電気自動車型から変形したパワースーツを着用する。
そこに、桐野江組の兄貴たちも駆けつける。
弥勒院「シェフの料理を奪って回復してきたんだ。」
おりおり「さあ。桐野江組、アンダーポリス。おしまいだ。」
最 終 決 戦
おりおりたち全勢力と桐野江組全勢力がぶつかり合う。
この世の終わりのような戦いだった。
しかし、すぐ決着はついた。
バナナキラー「解除成功!」
おりおり「やった!!!」
兄貴一同「なあにいいいいい!!!」
まだ戦いが始まって10秒もたたない。
バナナキラーは増援がついて戦闘が一時中止している間に、こっそりセキュリティを解除し、
瓶を手に入れていた。
バナナキラー「こい!マモールマン!」
瓶を掲げる。
そして、魔法陣が展開される。
星野「なにがぁ!なにが起こってるんだ?!」
バカ課題「やめろぉ!それは!」
上空にホールが現れる。
そこから、邪悪な空気を感じ取る。
マモールマン?「やぁ。久しぶりだな。この世界は。」
バナナキラー「さぁ!マモールマン!俺たちを守ってくれ!」
どがぁっ!
バナナキラーは、仰向けにひっくり返ったのだ。
マモールマン「うるさい。俺はマモールマンなどではない。」
コワースマンだ。
しかし。
星野「うるせえええええええ!お前なんか知るかあああああ!」
コワースマン「ぐあああああ!」
コワースマンは、散った。
コワースマン「なぜ。わたしは魔物の攻撃は通じないはずなのに…」
死にそうな声でそういう。
星野「何が何だか知らねぇがよぉ。俺らは魔物じゃぁねぇ。」
佐藤「魔物だろ!」
しかし!そこにゴリポリス長官がやってくる。
ゴリポリス長官「お前ら。落ち着いてよおく聞け。」
「あいつらは…魔物ではなかった。 人間だ…」
佐藤「え?」
ゴリポリス長官「思い出してみろ。戦争の原因は… お前らが星野さんを誤って攻撃してしまったことだ… つまり…完全に俺らが悪い…」
佐藤「なああああああああああああああああああああああ!」
おりおり「なんだってええええええええええええええええ!」
カンクン「ぎゃあああああああああああああああああああ!」
佐藤「…せいだ… 俺の… 俺のせいだ… ああああああああああ」
ゴリポリス長官「違う。下の者の責任は上の私の責任だ。私が…」
「けじめをつける。」
「桐野江組長… これで許してくださいいいいいいいい!」
ゴリポリス長官は、自分の腹を自分でえぐる。
ゴリポリス長官「あ。極道は…小指を切るんでしたよね…」
「佐藤たちも間違って攻撃してしまっただけだ! 」
そういってゴリポリス長官は、自分の小指を両方切断する。
その勢いで、刃物を自分ののどに突き刺そうとする。
「これで!おしまいいいいいいいいいいい!」
しかし。
ゴリポリス長官は生きていた。
ゴリポリス長官「え。。。」
渚「これでよかったですか?おやっさん?」
桐野江「ああ。わかってくれたなら、それでいい。」
ゴリポリス長官「え…?」
桐野江「だが。わが組の組員を殺したことは決して許されない。」
「和解金として、5億を請求する!*4」
おりおり側一同「え」
ゴリポリス長官「わかりました。国から出費します。」
和解成立。そして。
コワースマン「ああ、あ。」
しにかけのコワースマン。
バカ課題「私は…もう死ぬ… こいつと。 相打ちだ。」
添い言い放ち、コワースマンを持ち上げたまま、去っていった。
数日後。
和解金を支払うため、国の金庫を見ていた国王。
しかし、金は、なかった。一切。
さらに、何者かが侵入した形跡がある。
国王「やられた!!!」
こうして、おりおり国は、また新たな戦争へと発展していくことになる。
この時は、新しい抗争が起こるなんて、だれも予想しなかった。
~ おり桐戦争 完 ~
これから始まる戦い
「織襲戦争」
実はおり桐戦争と実質シリーズです。
つながってます。
なんかパッとしない終わり方だな…
って思うだろうけどシリーズ続けるための策です。
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