入院ログ 入院前日~手術当日

こんにちは。
前々回(https://note.com/orinsan_note/n/na7e82b083c52)と前回(https://note.com/orinsan_note/n/nc836dfd35e67)の記事をお読みいただいた方、ありがとうございました。

今回は、実際に東京医科大学病院に開腹手術で一週間入院した際の入院ログを書いていければと思います。ちなみに私が入院したのは婦人科です。ほかの科とは違うところもあると思います。
入院前におおよその一週間のスケジュールを書いた紙をもらえるのですが、細かいことは書いてないのと、病状や手術後の経過によって変わるので、ひとつの例として参考になるとうれしいです。

ではさっそく。

▼入院1日前
午前中に病院から電話がかかってきます。
・入院時間(10時か11時)
・入院する部屋タイプ(入院予約の時に第一~第三まで希望出します)
・入院時の病院への入り方
・何階に行ってどうすればいいか
以上4点が入院係からお知らせされます。
この時点では手術の時間はわからないです。

▼Day1(入院日・手術前日)
私は11時を指定されたので、10分前くらいに病院に到着しました。
付き添いは母とルームシェアしている友人。
まず、私は休日入院だったので休日・夜間・面会出入口に向かいました。
そこで付き添いの2人は面会手続きの用紙を書いて、面会カードをもらいます。
入院する本人は特に手続きはいりません。
エレベーターで指定された病棟へ上がり(病棟は10階以上なのですが、4階くらいまでしか行かないエレベーターと、4階以上まで行けるエレベーターがあるので注意)、インターホンを押して中に入れてもらいます。
扉のすぐ近くにあるデイルームでしばらく看護師さんを待ち、看護師さんが迎えに来たらいよいよお部屋へ案内されます。
まず指定された同意書などの書類、おくすり手帳、持参薬、診察券などを看護師さんへ提出するので、これらは荷物の出しやすいところに入れてあると吉。
ここで看護師さんに手術時間をお聞きしました。
…そうしたらなんと、あさイチの8時45分~!!
母は遠方で、この日一旦家庭の事情で帰って翌日の手術にまた来る予定だったので、間に合わない!となり慌てて近場のホテルを予約していました。遠方から家族が来る方で入院日の付き添いもしてくれる場合は宿泊するのが無難そうです。
その後採血(血液型を正確に判断するため)・血圧測定・検温してから荷物整理に入ります。
私は差額無しの4人床で、収納は個人スペース内にある床頭台と、部屋の入口あたりにある集合収納(番号が振られています)のみのお部屋だったのですが、収納は十分足りました。持って行った荷物量は2泊分くらいのキャリーケースと大きめのボストンバッグです(枕があったのでちょっと多めだった)。持って行った内容はこちらの記事にまとめています↓
https://note.com/orinsan_note/n/nc836dfd35e67
キャリーケースも海外旅行用の大きなものでなければ、集合収納の下のスペースに置いておけます。
ちなみに室内に洗面台があるので、洗顔や歯磨きはここでします。同室の人と譲り合いの精神で!
そうこうしていると、お昼前に栄養士さんの訪問があります。アレルギーの有無を主にヒアリングされます。私は食物アレルギー持ちなので、そのあたり入念に聞かれました。
その後12時にお昼ご飯が運ばれてきます。当たり前ですが術前でなんともない体なので通常食です。白米・おかず・副菜・飲み物といったかんじです。食べた後、元気な人はナースステーション付近にある返却台まで自分でお膳を下げに行きます。付き添いの2人は9階のナチュラルローソンに買いに行きました。平日なら9階のレストラン青山がクオリティ高いので、そこで食べてもらってもいいと思います◎
その後13時~16時くらいまでの間に医師や看護師さんの訪問がちょろちょろとありますので、ベッドにいたほうがいいです。内容は書類確認、手術箇所の印付け、ムダ毛処理、病棟案内、身長体重測定、弾性ストッキングのサイズ測定、シャワー浴の予約時間のお知らせなど。お腹の手術なのでおまたのムダ毛を処理するのですが、恥ずかしい人は家で全部剃っていくといいと思います。私は普段から剃っているので確認だけでした。お腹のほうから恥骨のあたりまで剃ってあればOKのよう。
18時になると夕食です。ここも通常食です。
19時ごろに看護師さんに渡しておいた持参薬を持ってきていただけたので服薬し、ついでに検温と血圧測定をしました。
20時過ぎに麻酔科の先生の訪問がありましたが、多分本来だったら昼間に来るんじゃないかな?忙しいんだなあ…というかんじです。
20時30分~30分間シャワーを浴びました(予約は看護師さんがとってくれます)。脱衣所もシャワールームも広くてとても清潔でした。ドライヤーはナースステーションで貸出しているので、シャワールームに行く前に借りていきましょう。
ドライヤーですが、お部屋ではできないので、シャワールームか隣の洗髪台のスペースで使います。シャワールームは30分しか使えないので、ゆっくり浴びたり髪が長い人は時間制限のない洗髪台でドライヤーすると時間を気にしなくていいです。ただ洗髪台のスペースはカーテンで仕切られているだけなので、目の前にある病室の方に迷惑にならないかな…という気にはなり、なるべくシャワールームでドライヤーまで済ませるようにしていました。
シャワーから戻って21時からは絶食です。食べちゃダメ。水分は摂って大丈夫です。また21時ころに看護師さんが下剤を持ってきてくれるので飲みます。錠剤タイプと液体タイプの2種類です。液体タイプのほうは150~200ミリリットルほどあり、けっこう飲みます。味は濃ゆ~いポカリみたいなかんじで、正直飲みづらいです。2~10時間で1回目の便が出るとのことで…時間に幅あるなあ…と思いました。
22時には消灯です。15分前と消灯前にアナウンスがあるのでベッドに戻りましょう。部屋は全部電気消されるのでけっこう暗くなりますが、ナースステーションが明るいので廊下から漏れる光で真っ暗にはなりません。明るいと眠れない方はアイマスクがあるといいかと。
私は0時前に一回目が覚めました。0時を1分でも過ぎたら絶飲なので、水をたくさん飲んでおきました。その後、2時・4時半・5時半頃に下剤が効いてトイレに行きました。水みたいな便が出ます。

▼Day2(手術当日)
6時にアナウンスがあり起床となります。待っていると看護師さんが検温と血圧測定に来てくれます。
8時45分~手術で8時5分くらいに部屋を出る予定だったので、7時頃から洗顔や歯磨きを済ませます。7時半頃には弾性ストッキングを履いて、青い手術着に着替えます。手術着は浴衣みたいなかんじです。フリーサイズで結構大きくて女性は胸元が気になるので、看護師さんが肩にかけるタオルをくれました。神対応…!
着替えをしている時に主治医が来てくれました。寝てる間に終わるからね~と励ましてくれました。
8時過ぎにいよいよ5階の手術室へ。付き添いの母は病棟のデイルームで待つ形になります。
手術室の前のスペースで帽子をかぶらされて手術室へ入ると、中はわりと広くて、真ん中に手術台があります。いろんな人がいて、ああこんなにたくさんの人が関わってくれるのか…と思いました。ほわーっとしていると、予定になかった追加の麻酔(硬膜外麻酔)の使用依頼と説明を受けました。術後の痛みを考えると使用したほうがいいのではないかとのことで、その場でサインしました。
その後いよいよ手術台に乗ります。踏み台があるので乗るのは簡単です。ただ手術台はほんとに狭いです。乗ると空気で膨らんでいる?シーツの上にまずは仰向けになります。足元に乗せられているカバーがなんだかあったかかったです。左手の甲に点滴の針を入れたり、胸に心電図つけたりしてから、膝を抱えるように横向きになります。そこから硬膜外麻酔を入れていきます。背中の麻酔と言うと痛いイメージですが、局所麻酔をしてから針を入れるのでそんなに痛くないです。違和感はありました。その後また仰向けになって酸素マスクをつけ、いよいよ全身麻酔開始です。左手に入れた針から入ってくるのですが、この入ってくるかんじが痛い!でも痛い~と思っているうちに意識がなくなりました。
その後、名前を呼ばれて意識が覚醒。体感的には一瞬でしたが、実際は3時間の予定が5時間かかったそうです。ぼんやりしているうちにエレベーターに乗せられて病室に戻ってきました。
病室に戻ってからは、とにかく傷が痛かったです。あんなに痛いと連呼したのはいつぶりか…。あととにかく暑かったです。寒くなる人もいるらしい。記憶ないのですが、アイスノンを入れてもらったようです。しばらく我慢していましたが痛すぎて痛み止めを入れてもらい、そこからはうとうとしたり起きたりしていました。痛み止めが眠くなるのかな?
起きてるときは脚や手を動かしてみましたが、私は左足のひざ下から足首に力が入らず動きませんでした。痛み止めが効きすぎている可能性があるとのことで、手術当日は様子見に。
そんな調子で、術後当日は点滴や痛み止めを入れながら安静状態です。各所に手術が終わったことを連絡したり、付き添いの母や友人と話したり、眠ったり。母と友人から聞いた話では、子宮内膜症も発症していたそうで、卵巣まで内膜症になっていたそうです。おそらくそれで手術時間が延びたのではないかと。卵巣を残すのは変わらず手術していただけたようで安心しました。途中で酸素マスクは外れました。カテーテルが入っているので尿意は感じません。
22時に消灯し、朝までの間に2回ほどナースコールをして痛み止めを入れてもらいました。硬膜外麻酔、しといてよかったなと思いました。

術後の記事はまたまとめたら投稿します◎
お読みいただきありがとうございました。

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