#2 自分が推し続けている役者

こんにちは、おりんです。今回は、自分が推し続けている役者の話をしたいと思います!

第1回の自己紹介でもお話したのですが、自分が推している役者は4人います。その4人の役者について、今回はお話していきます!4人の魅力を語るので、めちゃくちゃ長いです。(笑)  目次あるので、興味のある役者の話を見たい際には、目次タップすると見れます。

1.三浦涼介

近年、舞台を中心に様々な役を演じこなし、美しいルックス・ハイスペックな歌声と踊り・繊細なお芝居で魅了しているりょんくんこと、三浦涼介くん。以下、プロフィール。

みうらりょうすけ○東京都出身。『仮面ライダーオーズ/OOO』のアンク役で人気を博し、以後多くの映像作品に出演。歌手としても活躍するほか、多数のミュージカル作品などに出演し高い評価を得ている。近年の主な出演作品に、ミュージカル『1789 –バスティーユの恋人たち-』『ロミオ&ジュリエット』『エリザベート』『マタ・ハリ』『銀河鉄道999 THE MUSICAL』などがある。

パルテノン多摩『オイディプス王』三浦涼介インタビュー

りょんくんを知ったのは、12年前。「仮面ライダーオーズ」を観て、アンクを演じるりょんくんに惹き込まれたのが推すきっかけに。その後、ドラマや映画に出たり、アーティストとして歌って踊ったりするりょんくんを観て、お芝居とパフォーマンスに惹かれていきました!

りょんくんはとにかく、ルックスがとても美しいのですが、特に好きなのはお芝居・モデル・歌・ダンスでの表現、素直で優しくひたむきな人柄です。

まず、お芝居。役を生きぬくようなお芝居に心打たれるんですよね。りょんくんのお芝居は「役を演じる」のではなく「役を生きる」ように毎回感じています。魂を注ぐように、繊細に、時に儚く、時に力強く演じる姿は、演じている人物が生きているよう。

最近は、「マタ・ハリ」や「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」、「桜姫東文章」でのお芝居に感動しましたね。「マタ・ハリ」も「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」も「桜姫東文章」も、それぞれ人生の中で何かを抱えたり、葛藤したりする役柄なのですが、りょんくんは役の人物を全力で生きています。生の舞台という、緊張やプレッシャーも大きい中、役を生きぬくのが凄すぎる。

最近のぴあのインタビューでも、役づくりについて語っているので、ぜひ。りょんくんが綴る言葉は素直ながらも熱量が凄くて、常に役と向き合っているのが伝わってきます。

さらに、りょんくんはアーティスト活動もされています。曲ごとに歌声もダンスも印象がガラリと変わるので、ほんと彼は"エンターテイナー"なんですよね。響きのある歌声と色気とキレのあるダンスが素晴らしいです。個人的におすすめしたいのは「夏だよHONEY!!」、「JUSTICE~ただ君のすべてを見つめている」ですね。MVは、YouTubeで調べてみてください。衣装や世界観も凝っていて最高です。

実は、最新曲出したのが7年前なんですよね。それ以来、最新曲のリリースがなくて…。ただ、今年からアーティスト活動を再開し、ライブも行うようになったので、数年ぶりに新曲出ないかなと思ってます。きっと、積み上げてきた分、さらに魅せれる曲が生まれると思っています。

3月、ライブに行ってきましたが、ダンスも歌も素晴らしかったので今後の活躍が楽しみです!

2.安藤政信

以前は映画を中心に活動していましたが、近年はドラマにも出演、さらには写真家としても活躍している安藤政信さん。自然体かつ細かな表情で、人間味ある役でもダークな役でも惹き付けます。以下、プロフィール。

安藤政信(あんどう まさのぶ)
1975年神奈川県川崎市出身。1996年、北野武監督の映画『キッズ・リターン』で主演を務めデビューし、多数の映画賞を受賞。その後も俳優として活躍する一方、近年は雑誌・広告で写真家としても活動。現在出演映画『千夜、一夜』『蛇のごとく 鳩のごとく 斜陽』が公開中

安藤政信「20代の頃は許容範囲が狭かった」 家族ができて変化した仕事への向き合い方

安藤さんを知ったのは、6~7年前。「君に捧げるエンブレム」「コード・ブルー 3rd season」で顔と名前を知りました。この頃はまだ、お芝居が印象に残るなという気持ちで止まっていました。

しかしその2年後、安藤さんをドラマで観るようになり、そこから気になり始めて過去作やインタビューを見るようになりました。自分は「スマグラー」での狂気と儚さが滲み出るお芝居、鋭いアクションに圧倒されたのをきっかけに好きになりました。

安藤さんのお芝居、演じているのか?と思うくらいものすごく自然体なんですけど、表情・所作・声色の変化が巧みで、演じている人物が存在しているんじゃないか…?と感じています。若い頃から表情のお芝居が繊細だけど、歳を重ねて所作や声色に深みが増して、さらに惹き込まれるんですよね。あと、役によって表情や話し方がガラッと変わるのも凄い。

ここ2年は、殺人鬼や悪人、クズ男など悪役が続いているので、そろそろ「キッズ・リターン」のシンジや「スペーストラベラーズ」の誠、「サトラレ」の里見くんのような純粋で優しい役が見たいですね。というか、お芝居の域も幅広くてアクションも凄いから色んな役が見たいです!

最近では、「千夜、一夜」での儚さと繊細さのあるお芝居が特に印象強く、素晴らしかったですね。

また、インタビューでは、真っ直ぐ表現と向き合うところと、クリエイティブや自分らしさを貫くところに心を打たれました。好きなことや自分らしさを貫き続けることは、難しいことだと思います。それでも、安藤さんはクリエイティブにまつわる活動や経験を重ね、自分の芯も貫いて活力に繋げています。その積み重ねが、感情を揺さぶるお芝居や、工夫を凝らした作品作りに活きているのではないでしょうか。

この2つのインタビューが特に良かったので、ぜひ読んで欲しいです。(HOUYHNHNMの記事は、ビジュアルがカッコいいかつ表情が可愛いです!)

安藤さんがインタビューで綴られる言葉は、ほんと飾りがなくて。飾らないからこそ、自身のこだわりや熱量、意志がまっすぐ伝わってきます。毎回、安藤さんのインタビュー読んで「このくらい自分らしさを大事にしたいし、目標や好きなことに熱中したいな」と思います。

安藤さんは写真家としても活躍されています。幻想的で艶やかで、生命力や儚さも感じられる写真なので凄く好きです。

昨年、BOOKMARC TOKYO(現在は閉店)にて、写真展を行っていました。その時期は忙しく、行けなかったので、もしまた写真展の機会があれば、行きたいと思っています。展示された写真が掲載されている記事、貼っておきます。

お芝居でも写真でも、自然さや生命力を感じるのは、役や被写体に大切に寄り添っているのが大きいと思いますね。

役者としても写真家としても、安藤さんが表現したいものを表現して欲しい、と願ってます!

3.柳楽優弥

13歳の頃デビューし、10代から現在まで映画を中心に活躍している柳楽優弥くん。14歳という若さでカンヌ国際映画祭にて男優賞を受賞、さらに多くの映画祭やコンクールでも賞を受賞しています。感情を大切にしたお芝居が印象的な柳楽くん。以下、プロフィール。

柳楽 優弥(やぎら・ゆうや)
●1990年、東京生まれ。2004年、デビュー映画『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。その後、映画『包帯クラブ』(07年)、『クローズEXPLODE』(14年)、『合葬』(15年)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16年)、『銀魂』シリーズ(17、18年)、『泣くな赤鬼』(19年)、『夜明け』(19年)、『ザ・ファブル』(19年)、『ターコイズの空の下で』(21年)、『HOKUSAI』(21年)、『太陽の子』(21年)、またドラマ、舞台など出演作多数。ドラマ、舞台など出演作多数。

柳楽優弥インタビュー「“国際基準”は時代的にも目指すべきところ。それを『ガンニバル』という作品で具現化できた」

柳楽くんは、デビュー作「誰も知らない」でのお芝居に心打たれ、さらに「ゆとりですがなにか」「おんな城主直虎」でも心揺さぶるお芝居と魅力あるキャラクターに惹き込まれたのですが、実は推し始めたのは2年前です。

推し始めた時期は、柳楽くんが6年ぶりに地上波ドラマ出演・初主演となった「二月の勝者―絶対合格の教室―」の放送時。数年ぶりに柳楽くんをドラマで観て、柳楽くんのお芝居が大好きだと改めて感じたことと、バラエティでのチャーミングさと、インタビューでの熱量の凄さから「この先も注目していきたい」と思うようになりました。

柳楽くんのお芝居で好きなのは、どの役でも感情がしっかり伝わってくるところなんですよね。憎しみ・狂気・怒り・哀しみ・喜び・穏やかさ…これらを大切に込めて演じているので、圧倒されるし余韻も半端ない。鋭さも柔らかさも表現できる目力も好きです。

その中でも、近年1番圧倒されたのは「浅草キッド」。たけしさんの所作・話し方・表情を憑依的に演じつつ、感情も大切にしていたのがもう凄すぎて…観終わったあと言葉が出ませんでした。
ものまねじゃない。たけしさんの姿を意識して動きや表情を洗練しつつ、そこに狂気と人間臭さを交えた芝居。これは柳楽優弥の真骨頂だと思います。タップダンスシーンの動画、喜びを感じつつ、取り憑かれたような狂気が凄いので観て欲しいです。

柳楽優弥 - 芸人ビートたけし、青春のタップダンス | 浅草キッド | Netflix Japan

(このタップダンスのシーンは自分の中で衝撃が凄くて。今も時々このシーンを観返すくらい好きです!)

また、インタビューを読んでいても、柳楽くんのお芝居への熱量がものすごく伝わってきます。ポテンシャル高いし、役作りも考え込まれているし、挑戦的だし…ほんと凄い役者ですよ柳楽くん。

さらに魅力を伝えたいのが、柳楽くんの写真集。これがめちゃくちゃ可愛くてですね…!近年の柳楽くん、狂気的な役や暴力的な役が多い印象なのですが、この写真集は役から一転。ナチュラルでキュートな写真が多いんです(以下URL)。

表紙の柳楽くん、めちゃくちゃ可愛くないですか…?自然でキラキラした表情も魅力的!中身はとにかく楽しそうで、柔らかい表情の柳楽くんがたくさん載ってます。「ゆとりですがなにか」で共演した岡田将生くん、松坂桃李くんとの対談も面白くて読み応えたっぷりです。

お芝居でもビジュアルでも表情でグッと惹き付ける柳楽くん。今年は秋にWOWOWでドラマ、「ゆとりですがなにか」の映画公開があるので活躍が楽しみです!

4.満島ひかり

10代はFolder5(2000年以前はFolder)として活動し、2005年以降は役者としてドラマ・映画で幅広い役をこなして活躍を広げ、さらには自身でアーティスト活動も続けている満島ひかりさん。以下、プロフィール。

満島ひかり(ミツシマヒカリ)
1985年11月30日、鹿児島県生まれ、沖縄県育ち。1997年にダンスボーカルグループ・Folderでデビューし、「モスラ2 海底の大決戦」で映画に初出演。Folder5の活動を経て演技の道へ進み、これまで多くの映画・ドラマ・舞台・コマーシャルに出演。さまざまな賞も受賞している。主な作品として映画「愛のむきだし」「川の底からこんにちは」「悪人」「夏の終り」「駆込み女と駆出し男」「愚行録」「海辺の生と死」や、ドラマ「開拓者たち」「Woman」、「ごめんね青春!」「トットてれび」「カルテット」などがある。最近では、Netflixで配信中の主演ドラマ「First Love 初恋」が好評を博している。また俳優業として並行して音楽活動も展開。2017年にはMONDO GROSSOが「RECORD STORE DAY JAPAN 2017」に合わせてリリースした12inchアナログ「ラビリンス」に、ボーカリストとして参加し話題を集めた。同年8月にはEGO-WRAPPIN'をプロデューサーに迎えた楽曲「群青」をアナログ盤でリリース。そして2023年3月、三浦大知とSOIL&"PIMP"SESSIONSを迎えた音楽プロジェクト「ひかりとだいち love SOIL&"PIMP"SESSIONS」を始動させ、シングル「eden」を配信リリース。本作は4月開催の「RECORD STORE DAY JAPAN 2023」でアナログ化された。

Technicsx 「RECORD STORE DAY」 | 満島ひかりの心を惹きつけるアナログレコードの魅力とは?

ひかりさんを知ったのは「Woman」で、沼り始めたきっかけは「ごめんね青春」。小学生ながらお芝居に圧倒されてひかりさんを認識し始め、中学生の時にチャーミングな蜂矢先生に惚れて、その後ひかりさんが出ている作品は定期的に観るようになりました。

ひかりさん、誰かの光となるような役も何か抱えている役も凄く魅力的で。表情や所作から、演じる役の人柄が滲み出ているような感じがします。

なぜ、こんなにも自然な空気感で人柄を表現できるのか…!自然体で人柄を伝えるって難しいことだと思うんですよ。でも、ひかりさんのお芝居からは確実に伝わってきます。ほんとすごい…

また、ここ数年はアーティスト活動も行っていて。これもまた魅力的なんですよね。

あどけなさがありながら、澄んでいて真っ直ぐ伝わってくる歌声。そして、軽やかでしなやかな踊り。美しくも可愛らしい、パフォーマンス。

近年は、MONDO GROSSOや女王蜂とコラボし、今年からは「Rhapsodies」という名前でレーベルも設立しています。SOIL&”PIMP”SESSIONSと三浦大知くんでコラボした楽曲「Eden」は可愛らしく、勇気を貰える楽曲になっています。公式チャンネルのURLから、是非聴いてみてください!

さらに、自分がひかりさんを推している理由。それは「何かに囚われず、真っ直ぐ生きている」こと。ひかりさんは、"役者"という仕事に囚われず、自身のままに活動している。それは、「何も考えない」というのではなく、肩書きや職、日常に縛られないで、自分の意志を持って表現に向き合うことです。

ひかりさんは、2022年9月8日OAの「初耳学」で林先生からの質問に以下のように答えていました。

林先生に「トップの女優さんがこういう(ローカルの)お仕事をされることはあまりないのでは」と尋ねられると、満島は「『誰なんだろうこの人』くらいに自分のことを捉えて、自分をドライブさせてます。あんまり肩書を作らないで、楽しいことがありそうな場所に行って、みんなでチームになって楽しんで。みんなが参加型の現場になるのが一番好きなので」と、出演作を選ぶ際の決め手についても打ち明けた。

満島ひかりが"自然体"な理由「肩書きを作らないで、自分をドライブさせてます」

ひかりさんが自然体でお芝居したり、パフォーマンスしたりする原動力は、きっとそこから来ているのではないかと。囚われないで楽しむ、ひたむきになるからこそ、それが魅力に繋がっているのだと思います。

自分はひかりさんの真っ直ぐさも、お芝居も、パフォーマンスも大好きなので、今後もひかりさんの表現を楽しみにしています!

長々と語りましたが、自分はこの4人の役者をずっとずっと応援していきたいです。それは、お芝居にも人柄にも「素直さ」と「こだわり」があるからだと思います。

以上、第2回の投稿でした。最後まで観てくださり、ありがとうございました!