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オリックス 交流戦の先発ローテを予想してみた①

みなさんこんにちは。いっちです。

関西では例年に比べてかなり早い(?)梅雨入りが発表され雨の日が続き、蒸し暑い嫌な時期になりましたね。
そしてこの時期といえばセパ交流戦で、昨年はシーズンの開幕延期に伴い行われなかったので今年は2年ぶりの開催ということになります。

セリーグとパリーグの格差が嘆かれている今日ですが、今年もパリーグが実力を見せるのか、阪神を筆頭にセリーグが逆襲するのか、私個人としても楽しみです。

今日はオリックスの先発投手を紹介しつつ、交流戦の先発ローテを予想していきたいと思います。
オリックスファンだけでなく、セリーグファンにも読みやすいように書いたつもりなのでお楽しみいただければ幸いです。

はじめに

最初にここ最近のオリックスの先発投手を見ていきましょう。

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宮城が復帰したGW終盤以降、表ローテは宮城と山本、裏ローテは山岡と田嶋を軸にしていたことがわかります。ただし、山岡は5/15に日程の都合上登録抹消され、最短の復帰は5/25の火曜日(交流戦の開幕日)なので、もしかすると裏ローテに先発4本柱の3人が揃い踏みするかもしれません。その理由をこれから考察していきます。

5/25-27 vs DeNA

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交流戦の開幕カードは横浜スタジアムでのDeNA戦。
佐野恵太を筆頭に牧秀悟やソト、オースティンらが並ぶDeNA打線とオリックスの投手陣のぶつかり合いが見どころでしょう。

5/25 宮城大弥
開幕投手はおそらくこの男でしょう。
19歳にして開幕2戦目の先発マウンドを託され、圧巻の投球で見事勝利。その後もリーグトップの防御率1.45、2位タイの4勝を挙げる活躍を見せており、文句なしの人選だと思います。

Player’s Profile
2001年8月25日生 19歳 171cm/80kg 左投左打 興南高 2019年ドラフト1位
Comment
スリークォーターから最速150km/h台のストレートに大きな変化のスライダーとカーブ、右打者にはタイミングを外すチェンジアップを混ぜる本格派左腕。左打者には逃げるようなスライダー、右打者には突き刺さるクロスファイアーが武器。5/11に杉谷拳士からホームランを打たれるまではプロでも被弾なしと抜群の安定感を誇ります。
過去の対戦成績
※今年3/6に横浜スタジアムのDeNA戦に登板し5回76球無失点の好投。


5/26 山本由伸

水曜日は順当に山本が来ると思われます。
名実ともに日本のエースの一角に成長中で、今季は2試合目の登板でソフトバンク相手に完封勝利を挙げ、4月28日は則本投手との投げ合いで9回無失点の好投を見せました。ここ2回の登板では敗戦投手になっているものの、今年もパリーグ2位の防御率をマークするなどその実力を発揮しています。

Player’s Profile
1998年8月17日生 22歳 178cm/80kg 右投右打 都城高 2016年ドラフト4位
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公式戦での自己最速157km/hをマークし、フォークも151km/hを計測するなど投球にさらなる磨きがかかっています。ただ今年はオープン戦から嶺井、大城卓三、レアード、王柏融から高めに浮いた直球やカットボールをホームランにされており、狭い横浜スタジアムでは失投が命取りになるので注意が必要だと思われます。


5/27 山岡泰輔

木曜日は悩みましたが、後述の理由から山岡が来ると予想しました。
今季もオリックスの先発の軸として活躍し好投するも勝ち星がつかない試合が多かったものの、共にパリーグ3位の奪三振率と奪三振数をマークするなど、新たに習得したナックルカーブが効果的と言えるのではないでしょうか。

Player’s Profile
1995年9月22日生 25歳 172cm/68kg 右投左打 東京ガス 2016年ドラフト1位
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OP戦ではやや低調だったもののオフの増量が功を奏し、ストレートだけでなく伝家の宝刀の縦スライダーなど変化球含め球速が軒並み上昇しています。また前述したようにナックスカーブが効果的で縦スライダーに偽装した使い方がこの成績につながっていると言えるでしょう。


5/28-30 vs ヤクルト

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本拠地開幕カードはヤクルトとの3試合。
オリックスからすれば相手先発を崩して早めに主導権を握りたいところ。
一方でヤクルトは自慢の打線と勝ちパターンで終盤の接戦に持ち込めるか、
というところでしょう。

5/28 増井浩俊

山岡が木曜日に回った理由は12球団からの勝利まであとはヤクルト戦のみに迫ったこの男にあります。
今年はここまで1勝4敗 防御率4.91と奮いませんが、最初の3試合は6回以上を投げ3失点以内に抑え、また5回8失点と炎上した5/1のホークス戦を除くと防御率も3.81と先発として役割を果たしています。
12球団からの勝利に向け、第十七増井丸が出航するのでしょうか。

Player’s Profile
1984年6月26日生 36歳 188cm/77kg 右投右打 東芝 2009年ドラフト5位
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リリーフ時代は150km/hのストレートとフォークボールで幾多のピンチを乗り越えてきたイメージの強い増井投手ですが、先発に転向してからはストレートの球速が低下したもののストレートとフォークだけでなく縦のスライダーやカーブを駆使するスタイルにチェンジしています。


5/29 田嶋大樹

田嶋もそのまま土曜日に登板すると考えています。
昨季初めて規定投球回に到達し、4勝と防御率4.05と結果を残した左腕の今季は
2勝1敗 防御率2.61 QS率71.4%と安定した投球を見せ、ローテの一角としてこの上ない働きをしています。

Player’s Profile
1996年8月3日生 24歳 182cm/78kg 左投左打 JR東日本 2017年ドラフト1位
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今年はフォームを少し変え、足を上げてからの動きが独特になりました。スリークォーターのアームアングルから多彩な変化球で的を絞らせず、ストレートも球速以上の威力がある技巧派左腕が強力ヤクルト打線に立ち向かいます。
OP戦の対戦では6回を投げ西浦選手のホームランのみの1失点に抑え、言わずと知れた主砲村上宗隆選手を3打席連続三振に切って取るなど好投しました。


5/30 山﨑福也

ここが一番予想がつかないところですが、前回は日曜日に投げ登録抹消もなかったことから無難に山﨑投手が来ると予想しました。
今年はここまで6試合に登板し防御率は3.72。勝ち星には恵まれませんが大体の試合でゲームメイクはできており、先発の一角としての役割は果たせていると言って良いでしょう。

Player’s Profile
1992年9月9日生 24歳 188cm/95kg 左投左打 明治大 2014年ドラフト1位
Comment
身長を生かした角度あるストレートと、緩急をつける二種のカーブ、右打者にはチェンジアップを効果的に使い相手打者を翻弄する投球スタイルです。選抜の一大会での安打記録を保持するなどアマチュア時代から打撃力には定評があり、このヤクルト戦ではベールを脱ぐ機会はないものの、翌週の中日戦ではその打棒にも注目です。
OP戦でもヤクルト戦に登板し5回1失点と好投を見せました。また3年前にもヤクルト戦に2番手として登板し、ヒットを放つなど明治大の頃に慣れ親しんだ神宮で躍動しました。


まとめ

ここまでの予想、どうでしょうか。

増井投手の起用とそれに伴う山岡投手のスライドが最大の争点になると思うのですが、今年で37歳になる年齢や、FAで巨人ではなくオリックスを選び中継ぎとしてこれまで大いに貢献してきた実績、それらを踏まえると増井投手に花を持たせるのだろうなと(個人的には今後のFA補強のためにもそうであって欲しい)との観点からこの予想になりました。


今後も(この記事の焼き直しになると思いますが)阪神・中日戦や巨人・広島戦の先発予想やプレビューなどの話題で更新できたらなと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。



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