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ストレスは創作のエネルギー?

私が寝ても覚めても自分のお話とキャラクターたちのことばかり考え、時間があればせっせと書いていたころ、今に較べてずっとストレスが大きかったなあと感じます。

仕事でストレスを抱える、というのは社会人なら誰しも経験のあることだと思いますが、私の場合、父親もまたストレスの素でした。
素面の時はそうでもないのですが、とにかく酒が入るといろいろと面倒な人で、自宅で顔を合わせている時間が長いほど、私の中に重いもの、黒くて暗いものが溜まって行くかのようでした。

当時は、そうやって溜まったストレスのはけ口が妄想だったように思います。
いろんなキャラクターを考えて、その人たちの生活や人生を頭の中で常に想像していました。
ダメダメな現実にともすれば沈んで行きそうな自分を支える、もう一つのものが想像であり創作でした。

ですが今は、両親共に死んでしまい、貧乏ではありますが、家ではさほどストレスのない生活が営めています。
接客業はストレスも多い仕事ではありますが、パートなので職場を出ればそこまで重荷を背負う必要はありません。
こうして私は、妄想に助けられなくてもなんとか生きて行けるようになってしまったのです。
そして、書きたいものがなくなり、自主的に書けるものがなくなりました。

もちろん、自分がそうであるだけで、全ての創作に関わる人がそうであるとは限りません。
でも、なんらかの負の感情――ストレスや怒り、苦しみ、悩み、そういったものが人に『創る』という行為に向かわせるのではないのだろうか……なぜだか、そう思った今日なのでした。

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