【物語考察】ニーアオートマタ その1
メンバーシップ専用記事のトップは、やはり『ニーアオートマタ』に関するもので――というわけで、オートマタの物語考察を3回に分けて、お送りします。
なお、この記事は、メンバーシップが当初、「私の好きな物語を考察する」ことが目的だったために書かれた記事でもあります。
その点、ご了承下さい。
今年発売から5年目を迎えたこのゲームは、遠い未来の地球で戦うアンドロイドと機械生命体たちの物語です。
ゲーム自体はマルチエンディングですが、ストーリー的に重要なエンディングはA~Eまでの五つです。
Aエンドルートは、主人公である2Bを操って、衛星軌道上の基地バンカーにある司令部から命じられた作戦(メインクエスト)を実行したり、地上のレジスタンスたちや平和主義者の機械生命体たちからの依頼(サブクエスト)をこなしたりしつつ、各エリアのボスを倒し、ラスボスであるイブを倒せばクリアとなります。
続くBエンドルートは、Aルートとほぼ同じ内容を少年型ヨルハである9Sを操ってたどります。
C・Dエンドルートはイブ討伐後の話で、9Sと脱走兵A2をそれぞれ操って、地中から現れた『塔』攻略に挑みます。
EエンドはC・Dエンド両方を見て初めて行けるルートで、プレイヤーは今までのセーブデータを削除するか否かを迫られたり、ひたすらスタッフロールと格闘させられたりします。が、そこをクリアすれば、思いがけないエンディングが待ち受けています。
以下、ネバタレを含みますので、まだプレイしたことがなくて、プレイしようと考えている方は、ご注意下さい。
世界観
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