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親の不仲が子に与える影響

親が不仲になった高校〜大学生の頃、死について考えない日はなかったし、毎日死にたかったし、消えたかったし、今死んだらとか、どうやって死のうとかよく考えていた。

両親は元々かなり仲が良かったが、ある日を境に突然不仲になった。高一の途中くらいだったと思う。最低限しか会話しなくなり、互いに嫌がらせを始め、家庭内で見張り合い、一定の距離を保ち続け、何か気に食わないことがあれば言い合いになった。

二人は子供には普通に接してきていたので余計に辛かったし、なぜそうなったか聞けなかった。聞いてはいけない気がしていた。

私はいがみ合う二人を見て心底傷つき、自分さえ居なくなれば別れられる、自分のせいで二人は嫌いなやつと過ごさなければならないんだと考え、自分は死ぬべきだと強く思った。

早く死にたいと考えて、未来に希望が持てなくなり、進路も適当に決めて後々(今も)後悔することになった。私のやる気や未来への希望は死にたさで削がれた。

大学卒業の年の正月、母親に不仲の原因を話して欲しいと頼んだ。正直知っていたことばかりだった。母は私達のため、生活の為に我慢してきたと言い、打ち明けられただけでも気持ちが軽くなったと言った。私と姉はすぐに各々の自室に籠もり、今現在まで姉妹間でその話は一切していない。

やっぱり私のせいだったんだ。私の存在が親を苦しめているんだ。私は小さな頃から仲の良い両親が誇りで、それぞれのことは好きだったので、自分が原因で我慢させていたことが辛かった。(今では、相談もせずに勝手に毎日緊張状態になっている家庭内について、子供のせいにするなと思う。あなたの為と言われて削られる親を見て喜ぶ子供なんかいないのだ。)

だから私は、両親がいないと可哀想とか、金銭的な問題で離婚しないという人に対して、言いたい。

子供の気持ちをちゃんと聞きましたか。あなたの子供は、不仲の両親と、経済的な貧しさどちらが耐え難いか、あなたは本心を知ってますか。自分さえ居なくなれば親が自由になれる、じゃあ死のうと考える子もいることを知っていますか。知っててみんな割り切れてるなら問題ない(本当はある、いがみ合うその空気を共有させられてるだけで消耗してる)ですが、離婚したいのにしない方は、今一度考えてみてくださいね。

ちなみに両親は我々姉妹が結婚したのをほぼきっかけに離婚調停中で、本当に不愉快だ。正直不仲で同居の時間が長けりゃ長いほど精神状態がかなりおかしくなったので、さっさと別れて欲しかった。(家を出たら何が起こるかわからず怖くて、結婚するしか自立の方法が思いつきませんでした。)

愚痴と、そういう思考を持つ子供も居ますよという話でした。どなたかの参考になると良いと思います。

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