自作 キーボードは こんなに 楽しい

*注意* 文字しかありません。

なんでキーボードを自作するの

キーボードは毎日使うものだからやっぱり手に馴染むものを使いたい。
既成品も悪くはないけど、もうちょっと自由に使いたいと思う人、いるんじゃないかな。作れます。自分だけの配列、自分だけのスイッチの組み合わせのキーボードが。

メカニカルキーボードです
メカニカルキーボードはキーの一つ一つがスイッチとして独立しているタイプのキーボードである。自作キーボードはプリント基板上にスイッチをはんだ付けして作るので100%(?)メカニカルキーボードである。スイッチの押し込んだ距離の圧力特性によって様々な種類に分けられる。メカニカルスイッチの本家であるCherry MXでは茶、青、赤、黒と少数のレア軸しか候補がないが、GateronとKailhなどの互換スイッチを含めると100ではきかない数のスイッチがある。キースイッチは主に3つのタイプに分けることができる。

タクタイル系 一定まで押し込むと圧力が下がってそこでスイッチが作動する。Cherry MXでは茶軸が該当するが、タクタイルという感じではないかも。

クリッキー系 タクタイルとほとんど同じだが圧力の下がり方が急激でカチッと押した感じがする。うるさい。Cherry MXの青軸

リニア系 押し込んだ距離に比例して圧力が上がる。Cherry MXの赤軸、黒軸

ゲーマーに人気なのはクリッキーだろうか。ほとんど例外なくうるさいのでオフィス用途にはメカニカル自体が適さないかもしれない。

配列も独特です
メカニカルキーボードはもちろん既成品があるので、それを真似しただけではただの好みのスイッチを使った手作りのキーボードになってしまう(それだけで魅力的ではあるんだけど)。既成品ではできないような尖った配列が可能となるのが自作キーボードの一番の魅力だ。左右分離型や格子状の配列をはじめとしていろんな変態配列がある。

サイズが色々あります
もちろんキーボードの大きさも様々だ。フルサイズのキーボードはおよそ100キーで構成されていて、100%キーボードと呼ばれる。これよりコンパクトなものとして80%キーボードとか60%キーボードとかがあるけど大体80キー、60キーのキーボードと考えてもらればいいんじゃないかな。

主流になっているのはいわゆる60%キーボードだ。これは必要十分なキーだけを残したキーボードであり、主にプログラマーから支持される(とされている)。

40%キーボードは60%キーボードからさらに数字キーを省いたものである。装飾キーとの同時押しで数字をだすことができて、しかも4列にしたことで指がホームポジションから離れずにタイピングできる。しかし、なかなかに癖の強いキーボードである。

世の中には30%キーボードを作ってしまった人もいる。
30%だからほとんどアルファベット26文字+ αなのだが、これでキーボードとしてつかえるのだろうか。つかったことがないのでわからない。

それで、なんでキーボードを自作するんだっけ

もちろん、自分好みのキーボードを作るため。自作キーボードを作るにあたって、どんな選択肢があるか雑にまとめたので、参考にしてほしい。まあ文字しか書いてないので本当に知らない人からしてみたらなんのこっちゃとなるだろう。
これだけじゃアレなので、自分が作っている自作キーボードについて、設計やスイッチの選び方などを含めて(時間があったらいつか)紹介していこうと思う。こっちは自分で作ってるので図をいっぱい入れられる(といいな)。

おすすめキット

自作キーボード作りたくなったらいきなり基板設計するのも手だが、
最初はすでに設計されている基板や、必要なパーツとセットになったものを買うのが良いだろう。リンクも貼ってあるよ。

xd64-60
かなりオーソドックスな60%キーボードで、ケースなどのアクセサリが充実しているのが特徴。

Planck

こちらは格子配列の40%キーボードであり、ホームポジションから指を大きく動かさずにタイピングできるようにするために60%キーボードからかなりキーが削られている。

Ergo42

格子配列、左右分離型で数字キーの列を削って4列になっているのが特徴である。一見40%キーボードだが、左右それぞれ7x4キー都合56キーの50%キーボードとでも言うべき存在である。4列なのはPlanckと同じだが、2行分スペースがあるために、Planckでは削られていた記号キーを入れるなどカスタマイズ性が高く、配列を考えるのが楽しいキーボードである。

当たり前のように書いてるけど、キットには基板とダイオードとかしか入ってないので別途スイッチとキーキャップとはんだごてが必要になる。スイッチはともかく、普通はんだごては家にあるだろう……えっ、ない?

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