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旅先のおせっかいなお母ちゃんでいたい

 「どんなとき、楽しいな〜って思う?」という何気ない話をスタッフとしていたとき、私は「人が家に来てくれると楽しいなー」と答えたところ、ちょっと驚かれた。そう、私は自宅に友だちがご飯食べにきてくれたり、泊まりに来てくれたりすると嬉しい(ずっと、になるとつかれるんだろうけれども)。

ゲストハウスは旅先の家

 そういう性格なので、ゲストハウスの運営は楽しんでやれているのかもしれない。あまり大きなパーティは人見知りだから苦手なんだけれど、それでも旅先の家のような感じで、お母ちゃんのようにちょっとおせっかいにいろいろとゲストのことを考えたい。洒落たレストラン風ではなく、家庭のような感じで一緒に食卓を囲むのも楽しい。そして、そういう時間はどちらかというと話題のなかに入り込むよりも、みんなが楽しそうに食べられるように準備するのが好き。

みんなで朝ごはん

 初めて開催したのが2014年の秋頃だったんだけれど、それからコロナ禍を除いて月に1~3回のペースでコンスタントに開催しているのが、持ち寄ったおかずをシェアしながら食べる『みんなで朝ごはん』。数えていないけれど、おそらくもう100回くらい開催していると思う。
 今日は平日の開催だったので、少人数で。昨夜から宿泊の一人旅の女の子、お子様連れの4人ファミリー、そしてスタッフ2名。子供たちは食べて遊ぶ。食べ終わった大人が遊び相手をしている間に親たちは食べる。大家族っぽい。とっても楽しく、美味しく、いただきました。

小さい子がいたので飯室は野菜の蒸籠蒸しを。ゲストはスーパーやお土産物屋さんで調達
スタッフひろこちゃんが持ってきた焼き茄子にネギ・鰹節・醤油、というのがジュワーっと美味
お米は土鍋で準備。土鍋を保温する "お布団" は以前ゲストから頂いたものを愛用

実は悩むこともあるけれど

 1166バックパッカーズでは大勢が集まってワイワイっとするイベントはあまり開催しなくなった(開業当初はけっこうやってた)。集客力が落ちた、というとそうかもしれないし、ただ私自身があんまり大勢が集まる場所が苦手というのもある。できることなら、少人数でじっくりゆっくり、ちょっと疲れたと思ったら同じ空間でもふっと一呼吸おけるくらいの規模感でやっていきたい、そんな気がしているからかもしれない。まぁ、ゲストハウスを利用してくれるマジョリティの20代とかにとっては、もう少しパーティ感があった方がいいのかな、とも思ったりするけれど。どうなんでしょうね。

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