マガジンのカバー画像

ゲストハウスオーナーの悲喜交々

106
長野市の小さなゲストハウス・1166バックパッカーズの飯室がゲストハウス経営の悲喜交々を綴ります。現場の話からスタッフ育成、宿をこれからどう育ててゆくか大きな声で言えない葛藤なん…
運営しているクリエイター

2022年6月の記事一覧

「いーれーてー」が言えない

「いーれーてー」が言えない

 5歳の子供と一緒に夕方の公園に行った。ふわふわドームという、トランポリンみたいなもので遊ぼうとすると、女の子たちの先客が数名。そこに我が子も混ざる。端のほうで様子をみていると、同い年くらいの女の子たちはもともと友だちの子もいそうだが、公園で初めて会って一緒に遊びだしたような雰囲気の子も。トランポリンで鬼ごっこをしたり、一緒に手を繋いでぴょんぴょんしたり。我が子に目をやると、遊んでいる女の子たちを

もっとみる

宿泊代と、簡略化できそうなチェックイン業務の話

1166バックパッカーズは2010年の開業当初、相部屋は2600円でスタートした。そして12年後の今、3500円。つまり900円の値上がり。この時代に相部屋で3500円というのが高いのか安いのか、お泊まりになられる方の立場で考えるとちょっとわからなくなるのだけれど、今日は経営者目線で書いてみたい。

消費税と各種手数料

3500円支払っていただいても、それがまるっと宿に入る訳ではない。

<消費

もっとみる

コンシェルジュ的なひとがいれば

 どういうお客さんを受け入れてゆくか。これにはいろんな考え方があるが、最終的に行き着く答えは、どなたでも「ここに泊まりたい」と思って下さる人は受け入れたい。

 とはいえ、受け入れられないシチュエーションもある。例えば、日程的に空きがないだとか、チェックインの時間が深夜になるだとか、歩行が困難で2階の客室に上がれないだとか。そういう方々も受け入れたい気持ちはあるのだが、他のゲストやスタッフの勤務時

もっとみる

6月1日は特別な日でした。

「引越し記念日おめでとうございます〜。 干支ひと回り、ですね。」とツイッターでメンションをいただいた。そうだった、2010年6月1日に私は長野市民になったのだ。忘れていた。

 2010年5月末日付で当時働いていた上高地のホテルを退職した。有給休暇は先に消化していたし、退職してそのまま長野市に来たように記憶している。数ヶ月か数年はバイトでもして、長野市のことを勉強しながらゲストハウス開業の準備をゆ

もっとみる