見出し画像

一年後の私宛の手紙で過去を振り返る

27歳の私へ

こんにちは。たまにふと「君と話せたらどうなるんだろう」と思うことがあります。

あ、「27歳の私」も結局私だから、わかりますよね?私の言いたいこと。

挨拶が遅れてごめんなさい。26歳の私です。

もっというと年齢ごとの自分を2020年に会議室に集めて話してみたらどうなるだろうかって。27歳の君も入れたら、27人ですが。密ですね。でも、1歳の自分とかは呼んでも仕方ないので、R-12指定しときますか。それか2020年っぽく、zoomでもいいですけど、それだと10代のころの私は招集できないですね。2013年からサービス開始したらしいので。

まぁ時を超える機能があるかどうかはわからないですけどね。

そう考えると、結構変わりましたよね。君も思うでしょ?

16歳の私と話してみたら考え方違うと思いますよ。勉強をめちゃくちゃ頑張って、部活も死ぬほど頑張って。いやそれ自体は尊敬しますが、何せ裏を返せば「小学校、中学校でいじめられすぎて辛いけど、勉強と運動ができればある程度大人に守ってもらえるし、何言われてもあの子より私は優れてると思えば怖いものはない」って理論なので。もちろん最初は楽しんでやってたはずなんですよ。勉強をね。でもだんだんと「他人との勝ち負け」になって楽しくなくなっちゃいましたよね。

でもそういうのって上を見ればきりがないってことを16歳の私は知らなかったんでしょうね。県内でも有数の進学校に行けば、歯が立たない相手なんてたくさんいますよ。それで部活と両立してってなるとなかなか厳しいんですよね。それでメンタル持たなくなって人を傷つけて友人も失って・・。

あ、すいません、黒歴史えぐって。大丈夫です。私も書きながらダメージ負ってますから。

そう考えると10代ズ(10-19歳の私たちの総称)から見た26歳の私って「こんなはずじゃなかった」のオードブルなんだと思います。きっともっといい大学いって、いい成績収めて、権威のある職業について・・・。具体的な夢は何もないくせに、周りからすごいと思われる、周りに勝てる何かになろうとしてたんでしょうね本当は。だけど実際は普通の大学を卒業して、就職するけど安月給で、優秀とはいえないから毎日怒られて・・。きっと16歳の私が今の私を見たら絶望すると思います。

でも26歳の私はそこまで現状に絶望しているわけではありません。まぁ仕事できないのはなんとかしたいですけど、基本的には自分の興味のある分野の仕事ですし、たまに友達と会ったり、読書とか旅行とか、プライベートを充実させる術も知ってますし。共感してくれますよね?

18歳の私、入学する大学が決まった時、私は確かに絶望していました。周りは浪人するか、世間から一流大学とみられている大学に進学していきました。そんな中すべり止めで受けた大学に行くしかなくて、「勉強ができる」という武器がなくなった気がしました。

その時浪人するという選択しもかろうじて私の脳裏をかすめました。ですが結果的に大学進学をすることに決めました。

それは、このままじゃいけない、と思ったからです。

「勉強ができる」「●●ができる」・・それで「他人に勝つ」ことが何よりも大事で、負けてしまうとこの世の終わりと落ち込んで。他人を傷つけることに自覚がなかったのを君は覚えていますか?

学校のテストが大事で家族とのコミュニケーションを怠って、親を悲しませていたこと、どうせ何のとりえのない私よりも明るい妹の方が好きなんでしょと家でも殻にこもっていたこと、どんな小さな家事のお願いごとだっていやな顔をして拒否していたこと、それがつもりつもって親に泣きながら「家から出ていけ」といわれたこと、中学のころから仲が良く、同じくらいの成績で切磋琢磨して同じ高校にはいれたのに、成績が太刀打ちできなくなったからと言って距離をおいてしまったこと、うまくいかないことがおおくてつい友達に八つ当たりしてしまったこと、こんなに何もない自分を好いてくれる友人がいたのにも関わらず、自分の自信のなさから「どうせほっといても離れていくんだろう」と距離をおいてしまったこと。頑張らないやつをみて、どうして頑張らないのだろうと厳しい言葉を何も考えずにかけたこと。

武器を磨くのは、承認されたいから。周りからの評価がほしいから。たとえ自分で磨き上げた武器があったとしても、他人と戦うためにしか持たない。そのくせ磨いても磨いても誰からも認められないと、メンタルが暴走し大切な人を傷つけるために使ってしまう・・。だから変わりたいって思ったんです。

「勝ち負けの世界」を捨てて、好きなことをしました。留学費用を自分でためてほんとに短期だけど留学してみたり、個人スポーツしか真剣に取り組んだことがなかったけど、団体スポーツやってみたいから大学でもガチ部活入ってみたり。興味本位で成績つかないのに他の学科の単位を取ってみたり。あとはどうせ暇な大学生なので、誘いはなるべく断らない!とか。

いろんなことにチャレンジしている時間こそ楽しかったよね。あと深く人とかかわることを意識して生活してみると、悪いところともいいところとかもお互い見つけたりして。だめだしももちろんされるけど「織田ってこういうところがいいところだよね」って言われたりすると、「別に何かができなくても、ちゃんと認めてくれる人はいるんだな」って思えるようになったしね。そうすると私も他人のいいところを見るように自然となっていきました。

もしかすると浪人して、いい大学はいれた人生もあるかもしれませんし、まぁチャレンジはしてみてよかったのかもなとは思うんですけど、それは別の世界線の「26歳の私B(i)」にお任せって感じです。

「今何してますか?」とか「これだけは忘れないでね」見たいな内容を書きたいんだけど、つい過去の話をしちゃいました。

私の思考や行動はいままでの25人分の過去の私の経験がもとになってできています。だから16歳の頃の私と26歳の今の私の考えることが違うのは、17-25歳の間の9人の私が経験したことをもとに、変わろうと行動してくれたからだと思います。

なので私はこれからも日々を重ね、27歳の君に何かを残せるように歩いていくつもりです。その中で環境に振り回されることもあるでしょうが、27歳の君が今どんな顔しているかは私の行動や思考次第だと思っています。なので君の番になるまでもう少し待っていてくださいね。

無駄に長くなってしまってごめんなさい。そしてここまで読んでくれてありがとうございます。27才の君も28歳の私につなげるため日々歩くのでしょうね。これからも楽しい人生にしていきましょうね。

アイコンを変えたい、、絵が得意な人にイラストを書いてもらいたいなぁと考えています。サポートいただければアイコン作成の費用にかかるお金に割り当てたいと思ってます。