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うつわとカメラとテーブルフォト

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自由が丘でテーブルフォトを教えて8年の歳月で「これなら生徒さまが普段の生活に取り入れやすい」と反響のあった写真映えするうつわの話、カメラの話を中心に。スマホやカメラ片手に日々の生…
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#カメラのたのしみ方

銀座ぶどうの木×Hanakoを『喫茶店に恋して』。阿部慎太朗の豆皿で。

先だって金森玲奈さんとこでの写真展で頂戴した差し入れhanakoと銀のぶどうコラボレーションのクレームブリュレタルト。 あれこれ選んで豆皿で一枚。レーシーな白も可愛かったけれど、無地グレイ、無敵過ぎる。

「シズルな料理写真」を作ってくれる飴釉のうつわ。

料理写真を普段撮影なさる方の増えた昨今、シズルって言葉は一般的になっていますが。 わたしゃ学生の頃「デザインの現場」で知りました。昭和の女なんで。 ご存知ない方に説明してみますと、揚げたり焼いたりの「じゅわー」とか炭酸の「シュワッ」てな音から転じて、臨場感を感じさせる写真のことを「シズル」と言います。スペルはsizzle。 それはさておき、今日の一枚はシズルったいんげんの豆板醤炒め。 どうです?ちょいといつもの「うつわですよー」てな写真より「料理ですよめしあがれ」てな感

写真に映える基本のうつわは白でもなく黒でもなく、灰色

食べ物乗せちまえばカフェっぽく見える黒のスレートっつーおうちごはんブームもありましたけども。 しかしスレート、凶器スレスレの硬さとエッヂなので他の食器と一緒に収納したくないとか、気を使うんですよね。いや困ったら使うんですけど、スレートがなんで便利かってぇと昨日まで散々語った「リムなし」であるが所以。 スレートの話は置いといて、予告通り、灰色のうつわの話。 写真的にはうつわを黒だけとか白だけで決めてしまうと添える花やらクロスやら乗せる食材の色が狭まってしまうのだけど、灰色

料理写真にあれこれ使える、リムなしフラットなプレート

自由が丘でスタイリングクラスをスタートした時に、最大で7名さま(今はそんなにお迎えできないけど)でスタイリングを各自楽しめる共通のお皿があるといいなと考えていて。 とはいえ、7人分の食器を毎回買うのはスペースとコストの問題があるため、 ・どこでも入手できる ・幅広いテイストのスタイリングでも対応できる ・レッスンで何年でも何度でも使いまわせる というのが条件。形や色にクセがなく和洋中でも使えて、スイーツでも食事でも使えて、でもスタイリッシュ、できればうっかり割れても大丈

写真のためのうつわ、その白で正しいか?

大概のご家庭に必ずあるお皿といえば白。ご家庭だけじゃなくて、レストランだってカフェだって白食器で揃えているところが多いと思う。居酒屋さんは違うけど。そういや和食器は形がさまざま過ぎて食洗機に向かない、とか言われてましたな。 それはさておき。 なので、生徒さまからも「テーブルフォトなら白いお皿をまず揃えるといいんですよね?」とよく言われる。 言われるけれどちょっと待て、と私は思う。 実のところ、写真を撮る時に厄介なのが、白い食器だったりするので、テーブルフォトレッスンで