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【ふつうの日記】 地元の清掃活動に参加して


こんばんは!

今日は、週末にあった出来事を書きます。

いたって普通の日記になってしまいましたが、よろしくお願いします(*´▽`*) 


土曜日の早朝に、地元の地区の清掃活動に参加してきた。月に一度、朝7時に集会所に集まり、広場の清掃、草むしりをする。

私たちは今年の1月に同じ市内から転居してきた。ここは街中にある、古い住宅地。地域のお祭りにも熱心に参加する地区で、ご近所さん同士のつながりを大切にしている。ただ、引越しの際に挨拶まわりをしたら、どのお宅も両親の世代を越えた方ばかりだった。「若いひとが来てくれて、心強いわ」そんな言葉をいただいた。

お互いの実家は離れているし、そして私たちには子どももいない。仕事や趣味のお付き合いはあるものの、こういった地域の活動にきちんと参加するのは初めて。

私たちは、お祭りに参加するのを楽しみにしていたが、今年はウイルスの影響で中止となった。だから、月1回のこの清掃活動がご近所の方々との唯一の交流の場だ。

今月は主人が朝から県外に出張のため、わたしがはじめて清掃活動に参加してきた。

早目に集合場所(といっても、歩いて30メートル)へ行くと、すでにお隣の80代のお母さんが黙々と作業していた。平日も、おひとりで草むしりをしている姿を何度も見かけている。ひとみしりのわたし。ドキドキしながら声をかける。

「おはようございます!」「おはよう。今日はお父さん(主人)ではないのね」「ハイ。今日は出張なんです」

世間話をしていると、もう一方のお隣さんの会長さんから声をかけられた。「ああ、〇〇さんおはようございます。みなさんとお話でもしながら楽しくやってくださいね」「ハイ」

一世帯1名の参加。総勢で10名もいない。そして、どう見てもわたしはいちばんの年下だ。

草むしりは久しぶりだった。最初はおしゃべりしながら作業していたけれど、途中から、誰も手をつけない集会所の裏の荒れた場所に向かった。

グラウンド整地用の鍬があったので、えいやと、ダイナミックに耕し枯れ葉を集める。その下には緑の雑草が生い茂っていて、ザクザクと鎌で刈る。けっこうストレス発散になる。

気が付けば、こんもりと腰の高さほどの雑草が積み上がった。いい汗をかいた。


あっという間に作業時間は終了して、また集合する。会長と、さらにもうひとり、引っ越しの挨拶でお会いしたことのあるおじいちゃん(きっととてもえらい方)の挨拶があった。そして、最後に初参加のわたしを紹介いただいた。

わたしは緊張しいなので「今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と、こもり気味に言うだけで精いっぱい。ああ、もっとしっかりせい。

帰り際、洋品店の奥様に「ここにはだいぶ慣れました?」と声をかけられた。「ハイ。思っていたより、静かな場所ですね」「そうでしょう」

そして30メートルで帰宅。疲れたけれど、なかなか良い刺激になった。


シャワーを浴びながら、少し前に読んだ本を思い出した。

一つの場所に根付いて、地元の名士になれという、多動力とは違った、静止力。

自分にとっての「地元」を決めて、他者のためにも生きていこうという。そして、地元がより過ごしやすく、豊かな場所になるように。我が家は自営業をしていることもあり、すっと頭に入る。


地元とは「自分が長く生活する場所」。名士は「名を知られている人」。

以前住んでいた場所では、クリーニングのお父さんとはお裾分けをしたり、家を行き来するお付き合いだったし、お肉屋の奥さんとぺらぺら世間話をしたり。名前すら知らないが、毎朝同じ道ですれ違って挨拶するお父さんもいた。

でも今のこの地では、わたしはまだまだ名士見習いだ。

いつまでここに住むのかもわからないし、わたしは地元の名士Sランクになりたいわけでもない。もともとひと付き合いも得意ではない。けれど、せっかくの下町住まい。少し地に根を張って、地元での生活を豊かに楽しむのもいいかもしれないと思った。



最後までお読みいただき、ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡


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