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初島ショートトリップ

旅が好きです。知らない土地に足を運び、知らない景色を見て学ぶのは楽しい。だから、いろんなところに行ってみたい。
noteの旅の記事を読むのも好きです。「この街知ってる!」と懐かしんだり、「いつか行ってみたいなあ」と旅の予定に入れたり、たくさんの刺激をもらえるから。何より、一緒に旅をしている気分になるから、好き。

やんさんの、緑と青のうつくしいロケーションの中ゴルフを楽しまれている記事。

そのなかに、見覚えのある景色がありました。

初島という島らしい

『たくさん歩く(川奈ホテル)#409』より

一枚の写真と、添えられた9文字に、びびっときました。

初島。今日はやんさんの記事に乗って、初島の旅の思い出(珍道中)を書きたいと思います。

※写真はすべて2023年9月10日のものです。

夫の実家に行ったついでに、初島へ。
最寄りの熱海駅から路線バスに乗り、熱海港入口で下車。熱海は駅もバスも観光客でいっぱい。街が盛り上がっていました。

熱海港定期船乗り場

バスを降りてすぐ、定期船乗り場がありました。

なんだろう、このリゾート感。出発前からうきうきしちゃいます。
熱海港から初島まで高速船で約30分、料金は往復2,800円でした。

乗船して、見晴らしのいいデッキスペースで出発を待ちます。

10:00。約10キロ先の初島へ出航!
出発するとすぐ、かもめの大群が船を追って飛んできます。

というのも、かもめにエサをあげている方が近くにいて、エサをめがけてびゅんびゅん飛んできます。かもめは羽を広げると大きくて、ホバリングが上手。迫力がありました。

見事なホバリング

しばらくするとかもめたちは着水し、お見送り終了。縄張りがあるのかな、それとも次の便のエサを待つのかな。

バイバイ、熱海!

高速船はけっこうなスピード。あっという間に伊豆半島が小さくなってゆきます。
先端部分は、真鶴岬。その奥にうっすら見えるのは、箱根と丹沢山かな。

海の上は、海岸とはまた違った表情です。
ゆらゆら揺れて、どこまでも、どこまでも、海が続いて。

そして進行方向に見えてきました、初島!

だんだん近づいてきた!!
島というか、大きな戦艦のように見えます。

おお〜、陸が見えたぞ! 人がいるぞ! 冒険気分が高まります。

船着き場では、釣りや海水浴を楽しんでいる方がいました。

初島上陸

高速船に乗ること30分。人生初の初島上陸です。

まずは、初島の情報集め。港近くにあるチケット売り場で、観光マップをゲットしました。

初島について

島名 初島(はつしま)
都道府県・市町村 静岡県熱海市
面積 0.44㎢
空路の有無 なし
航路 [旅客船]熱海市(熱海港)~初島初島

国土交通省ホームページよりhttps://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chirit/kokudoseisaku_chirit_tk_000243.html

初島は周囲約4キロメートルの島で、歩いて1時間で島を一巡りできるそう。そこで、反時計回りに歩いてみることにしました。

初島を歩く

初島港の近くにはダイビングセンターがあり、シュノーケリングを楽しんでいる方がいました。気持ちよさそう。

歩道は細いものの、きちんと整備されています。

HATSUSHIMAは
かもめ、富士山、サザエ、伊勢エビ、ヤシの木
見たことのない葉っぱ
竜神宮

昔、不漁が続いたとき、海の中から剣が現れて、それ以来、島には大漁の日々が続いたという言い伝えがあるそうです。竜神宮には剣が祀られていて、大漁祈願の神として島民の信仰を集めています。

10分ほど歩くと、第2漁港に着きました。

このあと道に迷う(^◇^;)

1時間で一巡りとマップにありましたが、実際に歩いてみると、細かなアップダウンがあり、けっこう時間がかかりそう。しかも初島に来るのは会員制リゾートホテルに宿泊する方がほとんどなのか、歩いているひとはほぼいません。おまけに日傘を差していても、じりじり焼ける感じで、めっちゃ暑い!

さらには道に迷い、湿った登山道をえんやこらとのぼる始末で、次第に夫との会話がなくなってきました。


「暑いし、歩くのはもうやめよう。港に帰るぞお~。」
という夫の一声で、あっさり予定変更。ショートカットして港に戻ることになりました。

途中見えてきたのは、ゴージャスなホテル。小さな島にでーんと建っていました。ここで宿泊客を乗せたバスとすれ違い、すみません、乗せてくれませんかあ。(心の声)

急な坂を下ると、やがて集落が見えてきました。どうやら島の生活区域のようです。

初島の人口は、2023年9月時点で198人。(熱海市役所資料より)
ぎゅっとした住宅地の真ん中に、東明寺というお寺がありました。

東明寺

お寺の横にはログハウス風のすてきな学校。調べたところ、小学校と中学校が併設されているそうです。

熱海市立初島小・中学校


汗をかきかき、ようやく港へ到着。ちょうど船がやってきたみたいです。

多くの人たちがぞろぞろと食堂街へ向かっていました。


さて、帰ろう。
チケット売り場で時刻表を見ると、次の出発は11時20分。そして時計の針は、11時18分。その次の便は、13時…?

「ね、これを逃すと13時だって…!」「あと2分、乗ろう!」

初島港のゲートをくぐり、久しぶりに全力ダッシュ。暑い中ダッシュ…してるつもりだけど、全然走れてない。運動不足を痛感します。
タラップはまだ設置されていて、船員さんも走ってくるわたしたちに手を上げ、待っていてくれました。きっとわたしものすごい形相だったにちがいない…。あ、ありがとうございます!!

ぜーぜー、はーはー。暑さと疲れで、帰りは景色を楽しむ余裕なし。キンキンに冷房の効いた一番下のじゅうたん席で、ごろんと横になったのでした。


「東洋のモナコ」との呼び声がある熱海の街。新しいホテルも建設されていて、少しずつ活気が戻ってきたみたい。夜景も綺麗だろうなあ。

30分後、熱海港に到着。

滞在時間 50分
歩いた距離 半周

残暑厳しい初島旅は、楽しかったものの、なかなかハードなショートトリップでした。

やんさんへ

やんさんの記事のおかげで、お蔵入りしそうだった旅を振り返ることができました。ありがとうございます。やんさん旅の番外編になれたかな、なんてね。
そして、鉄印帳全線制覇、鉄印マイスター就任、鉄印帳旅304記事完結おめでとうございます! そしてお疲れさまでした。
これからどんな旅をされるのでしょう。楽しみにしていますね。

おわりに

思いのほか長文になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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