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初島ショートトリップ
旅が好きです。知らない土地に足を運び、知らない景色を見て学ぶのは楽しい。だから、いろんなところに行ってみたい。
noteの旅の記事を読むのも好きです。「この街知ってる!」と懐かしんだり、「いつか行ってみたいなあ」と旅の予定に入れたり、たくさんの刺激をもらえるから。何より、一緒に旅をしている気分になるから、好き。
やんさんの、緑と青のうつくしいロケーションの中ゴルフを楽しまれている記事。
そのなかに、見覚えのある景色がありました。
初島という島らしい
一枚の写真と、添えられた9文字に、びびっときました。
初島。今日はやんさんの記事に乗って、初島の旅の思い出(珍道中)を書きたいと思います。
※写真はすべて2023年9月10日のものです。
◇
夫の実家に行ったついでに、初島へ。
最寄りの熱海駅から路線バスに乗り、熱海港入口で下車。熱海は駅もバスも観光客でいっぱい。街が盛り上がっていました。
熱海港定期船乗り場
バスを降りてすぐ、定期船乗り場がありました。
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なんだろう、このリゾート感。出発前からうきうきしちゃいます。
熱海港から初島まで高速船で約30分、料金は往復2,800円でした。
乗船して、見晴らしのいいデッキスペースで出発を待ちます。
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10:00。約10キロ先の初島へ出航!
出発するとすぐ、かもめの大群が船を追って飛んできます。
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というのも、かもめにエサをあげている方が近くにいて、エサをめがけてびゅんびゅん飛んできます。かもめは羽を広げると大きくて、ホバリングが上手。迫力がありました。
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しばらくするとかもめたちは着水し、お見送り終了。縄張りがあるのかな、それとも次の便のエサを待つのかな。
バイバイ、熱海!
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高速船はけっこうなスピード。あっという間に伊豆半島が小さくなってゆきます。
先端部分は、真鶴岬。その奥にうっすら見えるのは、箱根と丹沢山かな。
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海の上は、海岸とはまた違った表情です。
ゆらゆら揺れて、どこまでも、どこまでも、海が続いて。
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そして進行方向に見えてきました、初島!
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だんだん近づいてきた!!
島というか、大きな戦艦のように見えます。
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おお〜、陸が見えたぞ! 人がいるぞ! 冒険気分が高まります。
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船着き場では、釣りや海水浴を楽しんでいる方がいました。
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初島上陸
高速船に乗ること30分。人生初の初島上陸です。
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まずは、初島の情報集め。港近くにあるチケット売り場で、観光マップをゲットしました。
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初島について
島名 初島(はつしま)
都道府県・市町村 静岡県熱海市
面積 0.44㎢
空路の有無 なし
航路 [旅客船]熱海市(熱海港)~初島初島
初島は周囲約4キロメートルの島で、歩いて1時間で島を一巡りできるそう。そこで、反時計回りに歩いてみることにしました。
初島を歩く
初島港の近くにはダイビングセンターがあり、シュノーケリングを楽しんでいる方がいました。気持ちよさそう。
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歩道は細いものの、きちんと整備されています。
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かもめ、富士山、サザエ、伊勢エビ、ヤシの木
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昔、不漁が続いたとき、海の中から剣が現れて、それ以来、島には大漁の日々が続いたという言い伝えがあるそうです。竜神宮には剣が祀られていて、大漁祈願の神として島民の信仰を集めています。
10分ほど歩くと、第2漁港に着きました。
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1時間で一巡りとマップにありましたが、実際に歩いてみると、細かなアップダウンがあり、けっこう時間がかかりそう。しかも初島に来るのは会員制リゾートホテルに宿泊する方がほとんどなのか、歩いているひとはほぼいません。おまけに日傘を差していても、じりじり焼ける感じで、めっちゃ暑い!
さらには道に迷い、湿った登山道をえんやこらとのぼる始末で、次第に夫との会話がなくなってきました。
「暑いし、歩くのはもうやめよう。港に帰るぞお~。」
という夫の一声で、あっさり予定変更。ショートカットして港に戻ることになりました。
途中見えてきたのは、ゴージャスなホテル。小さな島にでーんと建っていました。ここで宿泊客を乗せたバスとすれ違い、すみません、乗せてくれませんかあ。(心の声)
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急な坂を下ると、やがて集落が見えてきました。どうやら島の生活区域のようです。
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初島の人口は、2023年9月時点で198人。(熱海市役所資料より)
ぎゅっとした住宅地の真ん中に、東明寺というお寺がありました。
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お寺の横にはログハウス風のすてきな学校。調べたところ、小学校と中学校が併設されているそうです。
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汗をかきかき、ようやく港へ到着。ちょうど船がやってきたみたいです。
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多くの人たちがぞろぞろと食堂街へ向かっていました。
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さて、帰ろう。
チケット売り場で時刻表を見ると、次の出発は11時20分。そして時計の針は、11時18分。その次の便は、13時…?
「ね、これを逃すと13時だって…!」「あと2分、乗ろう!」
初島港のゲートをくぐり、久しぶりに全力ダッシュ。暑い中ダッシュ…してるつもりだけど、全然走れてない。運動不足を痛感します。
タラップはまだ設置されていて、船員さんも走ってくるわたしたちに手を上げ、待っていてくれました。きっとわたしものすごい形相だったにちがいない…。あ、ありがとうございます!!
ぜーぜー、はーはー。暑さと疲れで、帰りは景色を楽しむ余裕なし。キンキンに冷房の効いた一番下のじゅうたん席で、ごろんと横になったのでした。
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「東洋のモナコ」との呼び声がある熱海の街。新しいホテルも建設されていて、少しずつ活気が戻ってきたみたい。夜景も綺麗だろうなあ。
30分後、熱海港に到着。
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滞在時間 50分
歩いた距離 半周
残暑厳しい初島旅は、楽しかったものの、なかなかハードなショートトリップでした。
やんさんへ
やんさんの記事のおかげで、お蔵入りしそうだった旅を振り返ることができました。ありがとうございます。やんさん旅の番外編になれたかな、なんてね。
そして、鉄印帳全線制覇、鉄印マイスター就任、鉄印帳旅304記事完結おめでとうございます! そしてお疲れさまでした。
これからどんな旅をされるのでしょう。楽しみにしていますね。
おわりに
思いのほか長文になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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