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オーガニック妊婦さん

韓国の事例をご紹介

韓国では”妊婦フードスキーム”という政策がありまして、45,000人の妊婦と新しい母親を対象に💚環境にやさしい食事💚を提供するというものです。政府のサポートで2020年1月1日から開始されたサービスですが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、対象の人数が8万人に拡大されました。

バックグラウンド

2019年、韓国の有機運動団体は農業食品農村省と協力して、経済財務省に法律案を提出しました。これは、ソウル、京畿道、全羅南道、および韓国全土の23の地方自治体の妊婦と新しい母親に”環境に優しい食品”を提供するためのものでした。韓国には「親環境農業推進法」という法律があるので、”環境に優しい食品”というのはこの親環境農業で生産されたもの、つまり有機食品と無農薬食品の両方が含まれます。

法律案では、月に2回、地元の環境にやさしい食品の箱を妊婦と新しい母親に届けることが求められていました。その目的は、妊娠中の女性と新しい母親、そして生まれたばかりの赤ちゃんの健康を守ることを目的として、2020年に4万人の女性をターゲットにすることでした。もう一つの目的は、環境にやさしい食品の販売を拡大し、生態系サービスと有機農業の価値を維持することでした。このスキームでは、新しいママたちが自分の携帯などからネットで直接オーダーする仕組みとなっていて、地元の🍀親環境生産者たちと結びつくことができます。

この法案は、一般市民が新しいプロジェクトの提案を提出できる「市民参加型予算」スキームの一部として提出されました。国民投票で人気のある提案は中央政府と地方政府から予算配分を受けて実施されるという、日本もマストハブ!なスキーム👍この市民の参加と選択によってニンプ&新ママへオーガニックを届けるという素敵な食糧スキームが現実になりました。

ニンプ&新ママは、地方自治体によって設定された特定Webサイトで、     a 個々の食品をセレクトして注文                      b 宅配BOXを注文(内容は選ばない)                    c 3か月〜12か月まで食品を自動的に配達する食品パッケージを選択

女性は年間最大48万ウォン(360ユーロ)の食品を注文でき、自己負担は2割、8割は中央政府&地方政府が負担してくれます。80%OFFでオーガニックが買えるイメージですね📴

この政策は特に新型コロナウイルスのパンデミックには韓国国民から非常に好意的な評価を受けました(当然そうな気がしますよ)政府が地元の農家を支援し、安全で栄養価の高い地元の食品を人々に提供する積極的アプローチの好事例と言えます。

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出典:韓国 食品農業農村省

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