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ラーメンズを好きなだけ語りなさい条例が出たので語る

注釈:これはただの素人高校生が好きなだけラーメンズを語っている文章です。
解釈の間違いなどがあるかもしれません。
あらかじめご了承ください。


条例が出た。

私はラーメンズに2018年頃出会った。
ファンの中では遅いほうだろう。

というのも初めて見たのは片桐さんのジュモクさんだしてかそもそもそれが片桐仁だとは知らなかったし。

ラーメンズを知るきっかけは公式YouTubeが開設されてから一年ほど経った頃に東京03のコントを見ていたら関連動画に上がってきた。
おそらく我々世代のラーメンズのファンは公式YouTubeの動画でラーメンズを好きになった者が多いのではないだろうか。
味わったことのない世界観に私は一瞬で虜になった。

ラーメンズの魅力はというと、まず他では味わえない世界観。これに尽きるだろう。
実際にラーメンズが世に出てからコバケンさんがパフォーマーを引退するまでラーメンズっぽいコンビすら出てこなかったと言われるくらいには独自の世界観である。
ラーメンズのコントでは珍しく小道具やセットが使われることが少なく、主に黒に染まったステージで箱型のものを扱う。
この箱は時として椅子になったり、バイクになったり、巨大な像の足になったり。
この箱の使い方もラーメンズの魅力だ。
またラーメンズの由来としてラーメンはドイツ語で額縁。それを複数形にすることで額縁を積み重ねると箱になるからラーメンズにしたんですよね?とファンから深読みの考察をされたそうだが
実際にはなんでもいいから名前を決めようとつけた名前だそうだ。


そしてセリフの言い回し。自分の語彙力ではついていけないようなセリフがでてきたり、思わず口ずさんでしまうようなフレーズだったり。
「変イェーイ!!」というセリフに救われた人も多いのでは無いだろうか。
少なくとも私はそうである。


ここからはラーメンズの好きなネタを語っていく。


条例

ラーメンズ第16回公演「TEXT」より条例。
タイトルにも使うくらい私自身が好きなコントである。
というのも、私が初めて見たラーメンズのコントがこれであった。

内容としては、とある男性二人のどこか不思議ででもなんてことのない会話から始まる。
話が一段落すると暗転し

「条例が出た。」

とナレーションが入る。
すると先程と同じ二人が話しているのだが、何か条例が出ているので話している内容は同じでも、喋り方や姿勢などその条例に沿った話し方をしている。
個人的にはラーメンズのコントの中では比較的分かりやすい部類に入るコントだと思っており、自分が初めてみたラーメンズのコントがこれで良かったとも思っている。
同じ内容を話しているのにここまで遠回りなのか。など楽しめる部分がたくさんある。
また、このコントは少しだがこの公演の別のコントにリンクしている部分があったりするので、動画単体ではなく公演ごと見てみるのもおすすめする。




名は体を表す

ラーメンズ第17回公演「TOWER」より名は体を表す。

これは実際にある単語をうまく使ったコントだが、個人的に注目してほしいのが先程あげた箱の演出である。
このコントでは箱をうまく使い最初は椅子だったものが様々なものを表現するという立体の創造を楽しめる。
箱で何かを作っている際の楽しそうなギリジンの顔ったらたまらない。私の中で眠っている痛ファンが表に出そうになる。

また、小林賢太郎氏の理論に納得させられてしまうような巧みな説明力も味わえる素敵なコントである。






風と桶に関する幾つかの考察

ラーメンズ第15回公演より「ALICE」より風と桶に関する幾つかの考察。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざ。
ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えである(Wikipedia参照)
このコントでは風が吹いたことがどういう流れで桶屋が儲かることに繋がるのか。ということをテーマに幾つかの考察が繰り広げられていく。
考察の中には、本当にそうなんじゃないか?と思う考察があったり、SFのフィクション全開の考察があったりと小林賢太郎氏の想像力の幅の広さを思い知らされる。
また、小林賢太郎氏の特技であるパントマイムが多く出てくるコントで、このようなパントマイムは「小林賢太郎のしごと」でも見ることができる。
(いつか小林賢太郎のしごとも語りてぇなぁ)







器用で不器用な男と不器用で器用な男の話

ラーメンズ第9回公演「鯨」より器用で不器用な男と不器用で器用な男の話。

一人の男はマンションを購入するほど社会的に見ると成功者に見えるが、物事に対する例えを信じ切ってしまいまっすぐと否定してしまうようなある意味純粋な男。
もう一人の男は画家をしているがうまいこと成功せず夢だけを追い続けている反面、社会的に生き抜く器用さを持っている。

真反対にいるような二人の人間の人物像が絡み合い、笑いも起こるが感動さえしてしまうほどの人間ドラマを感じることができるコントである。
片桐仁の持つアーティスティックな雰囲気と
小林賢太郎の持つ不器用さを感じるがどこか憎めなく愛くるしい雰囲気が実に役柄にあっており、一つの映画を見たかのような満足感を得られるコントだ。

特に好きなのはオチの部分だ。
ぜひ皆様の目で確認してほしいが私は全コントの中で一番と言っていいほどこのネタのオチが好きかもしれない。







採集

ラーメンズ第12回公演「ATOM」より採集。

不気味なラーメンズが好きな皆様。
お待たせいたしました。

このコントはいわゆる不気味で怖いコントの代表格と言っても過言ではない。
始まりはとある学校の体育館で同窓会のようなものを行い何気ない会話を二人の男がしているのだが、途中からどこか不気味な雰囲気が漂い、様々な辻褄が合っていく恐怖を味わうことができるコントだ。
このコントで特出すべきは、小林賢太郎氏のソロの部分だ。
二人のコントなのにこのコントでは中盤、小林賢太郎氏が一人で繰り広げる場面がある。
この場面は特にハラハラ感を味わうことができる。
またこのコントは舞台が体育館なのだが、音が体育館のように反響するような音響になっており、自らもこの体育館内にいるかのような臨場感を感じられる。
普通に怖い場面があるので深夜に一人で見るのはあまりおすすめしないといえるほどの作品である。




まだまだラーメンズのコントには好きなコントもおすすめしたいコントもたくさんある。
好評なら2弾もやりたいことだし
「小林賢太郎のしごと」についても語りたい。
厄介オタクここに参上である。

今回おすすめした5つのコントから見るのも良いし、ラーメンズ公式YouTubeからサムネイルやタイトルをみて気になるものを見てもいいし、公演順に100本すべて見るのもいいと思う。
これを機にラーメンズを見始める人が一人でもいたら嬉しい限りだ。




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