― 「ところかまわずナスかじり」第252話 月と6パンツ ―

 失恋したその日、俺は月を見上げた。
 きれいな、きれいな月だった。

 そのきれいな月がだんだん霞んだ。
 タバコの煙が目に入ってしまったようだ。
 涙が出てた。

 人生、か・・・。
 
 俺はもう一度月を見上げた。

 ・・・ん?
 
 あ、あれっ?
 あれぇ?
 あれ・・・パンツだよね?!

 え?
 なんで月面にパンツ落ちてんの?
  

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