― 「ところかまわずナスかじり」第220話 消化器の使い方 ―

教頭「さて次の議題は、今年の運動会の競技ですね。校長、では、お願いします。」

校長「はい。今年の運動会は、皆さんご存じのように、『よく動き!よく食べる!』をテーマとして掲げております。そこで、先生方には前もって競技の種目のアイディアのご提案をお願いしておりました。こちらに皆さんのアイディアの一覧がございまして、実は私もまだ読んでおりませんので、非常に楽しみにしております。え~っと、まずは亀田先生からのものですね。」

<亀田案>
競技名:『宝探し』

詳細:校庭中に犬歯、前歯、奥歯などの様々な歯を埋めておき、‟金歯”を探し出した競技者を勝ちとする。


校長「か、亀田君・・・。歯って、君。いったい誰のを使うつもりだね?それに、そもそも人の歯を拾うって・・・。気持ち悪くないかね?次、竹田先生。」


<竹田案>
競技名:『リレー』

詳細:各クラスの代表5名による、クラス対抗リレー。肺から喉元まで(喉チンコ付)の器官をバトンとして使用する。


校長「た、竹田君・・・。‟喉チンコ付”って、君。い、いや、それよりも喉をバトンとして使うって、君・・・。使われる人、し、死んでやしないかね?・・・真田先生は大丈夫だよね?」


<真田案>
競技名:『大縄跳び』

詳細:クラスの全員参加での大縄跳び。飛んだ回数の最も多いクラスを勝者とする。縄としては小腸と大腸を使用し、肛門の辺りに握りやすいよう、取っ手を・・・


校長:「さ、真田君!腹、割っさばいてるじゃないか!ちょ、ちょっと、先生方!一体どうしちゃったんですかっ!・・・ひ、広田先生、そ、それ、何ですかっ!ちょ、ちょっと、待ちなさいっ!み、皆さん!お、落ち着い・・・」

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