それでも自分で選ぶ

俺は短期離職、第二新卒。職業訓練校通い。それに加えてこのコロナ禍。

別に悲観しているわけではない。

もっと焦ってもいいんだろうけど、そんな時期だいぶ昔に経験済みだから、謎の余裕と自信さえ生まれている。

それでも何となく自分の立ち位置はある程度理解はしているつもり。ここくらいには行けて、ここは厳しいかなって。

どんどん挑戦することは可能だが、なんせ自分にその精神力がない。

なんでこんなこと話すかって。

うちの親父は、どうも大企業に入って欲しいらしい。

まあ、大企業に属しているから説得力はあるさ。

親父の助言には感謝してるよ。

期待してくれてるし、心配してくれてるんだなって感じるよ。

それを感じるから、辛いのさ。

そこまで、大きい者にでもないし、ビックを目指しているわけではない。

自分は、親父が思うよりもだいぶ思考が変わってきているし、親父が思うより、ドライで、淡白で、現実主義になってるよ。

俺もすごく考えて生きているんだ。

でも、話してくれることは拒まない。ちゃんと聞くよ。

聞いた上で、自分で決めます。選びます。

だからこそ、尊重してください。

あの時、親父の言うこと聞いとけばよかったって思うかもわからないけど、俺は自分で選ばなかった成功より、自分で選んだ失敗の方が意味があると思ってるんだ。

ごめん。まだ甘ちゃんかもしれないけど、今の俺はこんな俺なんです。

でも、ちゃんと進むから。自分の選択でね。