【妄想】祈り
はじめに
今から書く事は妄想です。
こうだったら面白そうだなという妄想
そしてそれだったら、宗教における技術には意味や意義が出てくるかも、という妄想。
大日如来
よく光明真言を唱えております。
あの真言の訳は、大日如来に帰依し慈悲を満遍なく照らしたまえという祈りです。
何故、大日如来に行うかというと、
この仏さまは、慈悲そのものだからです。そして宇宙そのものとも言われてますから。
つまり宇宙は慈悲によって栄枯盛衰、諸行無常していると捉えているわけです。
じゃあどうやって慈悲が栄枯盛衰を行うのかという事なのですが、まず慈悲をどのように捉えるかという話になります。
慈悲イコール•••
ここもワタシの捉え方ですが、慈悲とは自分や他者またはその他の生き物、むしろ物事も含めて慈しむ心だと考えます。つまり自利利他で捉える事と同義です。
さらに慈悲(自分)を見つめると、自らを動かそうとすると「方向性」であると思えるのです。慈しむ方向と捉えても良いです。
さて慈悲が見えたのなら、その「方向性」を認識できたと言えます。つまり観察者として我々が居て成立するのです。慈悲や変化という方向性、未来へ向かう、時間が経つ、経年変化するというのは、人間、他生物、そして物事や状況にさえも「在る」ものだと考えます。
人間がいない時期、存在したのは変化だけです。観察者である人間が生まれ、【慈悲】という特性を認識できたのです。
そして物理的な変化は慈悲により行われると考えるのです。しかしただの変化は、慈悲とは呼ばない。不ニではあるが、区別として慈悲とは呼ばないです。ただ変化自体が諸行無常を感じさせてくれます。
ですが、観察者であるヒトが現れた時、「変化」を「慈悲」として捉え直したり、デザインされるのです。
ここでは慈悲が変化とイコールである事を紹介しました。
さきほども軽く説明した通り、観察者であるヒトを通すと見えてくる特性、それは 変化 に意味や意義が追加され、デザインされると 推し が出てきたりで所謂「好き」の表現が出来てきます。つまりこれが慈悲と考えられます。
しつこいようですが、自分または他者や物事状況に対して、都合に合わせて表現する事そのものが慈悲なのです。
するとここでヒトというのは、変化と慈悲を扱える事になります。変化とはつまり暴力や武力、つまり破壊する流れ、一般的には宇宙そのものがビッグバンでチリチリバラバラの中で、ただただ変化していくというものです。
祈りの概論
先ほど紹介した光明真言は、その真言自体が祈りです。
祈りとはどんな時するのか、それは自分ではどうしようもない時に行うものです。例えば社会だと役割があります。
それぞれの役割を果たして、課題解決やら何やらを目指します。その役割が終わって、託した時にやる事がないので、解決できるように祈り、自らが良き方向へ向かうように願う事だと言えます。
さてそれでは、その祈りと慈悲または変化の関係性を、妄想でどの様に捉えていくか、ご紹介します。
祈りの作用
まず我々には慈悲または変化の方向性が流れているのです。そしてそれを慈悲とするか変化とするかも、その人々ごとの縁起とも言えますし、個性とも言えるでしょう。
そしてその方向性は大日如来の慈悲そのものと捉えましたので、我々は、その流れの一部と捉えます。
そしてそんな慈悲は色んなヒト、物事に流れ込んでいますが、それは元を辿れば繋がっており、ある種、ユングの集団的無意識の様な繋がりが存在すると考えます。
本来は一方方向に各人や物事に流れ込んでいる慈悲は 祈り を行うと、流れを逆流させることができると捉えます。
すると何が起こるか、一人分の慈悲が堰き止められ、ないしは、そこから新たな慈悲の流れを生み、他のヒトや物事の慈悲の流れを強くします。
そして特性として、それにより 慈悲 と捉えられる変化に繋がっていくと考えます。
それは影響を受けた慈悲の流れが強くなった他者の行動として、都合良き、または慈悲深き行動を導きだす手法として捉えることも出来ます。
つまりこれが真言ではないかと思うのです。
慈悲ある行動を促す技法(祈り)です。
それと相対して、変化を促していくのが呪術の類い。
これは同じく慈悲または変化の「方向性」を暴力や闘いに持っていくものです。
こちらとして慈悲のみで対応希望ですね。
また慈悲を引っ張ってくれるのは 祈り以外にも あります。
それがデザインです。作品というのは「推し活」など自らが好きを引き出して、推しという好きを表現させようとします。つまり慈悲という選択をさせるのです。(暴力を呼び込むデザインも作れます、言い方には気を付けましょう)
なので、慈悲を現世により呼び込むには、 祈り と デザイン があると言えます。
さいごに
みなさんは誰に対して祈りますか。
友人知人家族、チームもろもろあると思います。
ぜひみなさんで祈ったり、デザインしたり慈悲を世界に溢れさせ、この世界が安寧になるよう願いましょう
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