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異次元のバラマキはパラレルワールド!?タイのデジタルウォレットと対比

「異次元のバラマキを止めよ」

単なるバラマキではなく、「異次元の」バラマキを止めよと書かれるぐらいに今の逼迫状況を表している気がします。

「給付先行型といえば聞こえは悪くないかもしれないが、要は財源の当てなき異次元のバラマキであろう」

少子化対策と銘打って岸田首相が行ったバラマキ政策は1年たつというのに、もう尻すぼみの状態にパラレルワールドに陥ったような感覚に不満はたまる一方です。

増税の合間に減税を打ち出されたと同じ混迷感を抱きますが、バラマキという揶揄(やゆ)はやはり、財源の方向性があって、またその実効性があってしかるべきなんだろうという気持ちに至ります。

タイでは9月からセター首相による新政権が始まっています。CBDCではありませんが、バーツによるデジタルウォレットを配布する計画だそうです。

約4万円相当で、自宅から半径4キロ以内にある地域で6ヵ月以内に使う必要があるとのことです。

デジタルウォレットの立ち上げに2.3兆円の税負担がありますが、最大7兆円の流通が期待されるのが狙いでしょう。

しかし、その先が見えてこない気がします。なぜデジタルウォレットでするのか。単なるバラマキにならないためにするという点では良いでしょうけど、その先のCBDCだったり、バーツ不足をなくすためだったりを第2段階として計画していかないと同じような尻すぼみになる恐れがあります。

流行りだからでやるとバラマキはバラマキで終わることになると思います。日本はこういう他国の経験、失敗も視野に入れて取り組むかを考えていければ良いのかもしれません。
#異次元 #バラマキ #デジタルウォレット
#少子化対策

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