なぜ草刈りをするのか

noteの連続投稿通知にせかされ、
書こうと思いました。笑
ちいさな柿農家です。

2024年の春は、
急に暖かくなり(むしろ暑くなった)
一気に、新緑が見え始めました。

新緑は、
本当に美しくて、神秘的で、
大好きです。

その一方で、
新緑が深まるとゆうことは、
農家は草刈りとの勝負が始まったことを意味します。

草を刈れど次々に伸びてくる草。
自然にエネルギーを強く感じます。

そんな草を刈る理由について考えた事はあるでしょうか?
僕が草を刈る理由は、
・畑を綺麗に保ちたい
・害虫の潜む環境を減らしたい
・草刈りは割と好き
・ご近所に迷惑が掛からないようにする

の4点が今浮かぶ理由です。

農家なら草を刈って当たり前だろ!って思う方もいるかもしれませんが、
僕の知っている農家さんのなかには、
草刈りをせずに柿を栽培している方もいます。
草刈りの必要性が疑問に思えてきました。

また、
持続可能な農業とゆう言葉をよく聞く近年ですが、
一人でコツコツ、
仮払い機で草刈りをしていると、
「自分が草を刈れなくなったらどうなるんだろう」と思います。
草刈りに限らず、農作業全般、もっと言えば畑も心配になります。

僕の農園の話になりますが、
僕の家は代々続く農家です。

先祖代々畑を守り続けています。
しかしそれは、奇跡だと思います。

僕自身は、やりたいこと、興味のあることはたくさんありますし、
農家として一生生きていけるか自信がないのも本音です。

様々な要因はあります。
・地球環境のこと
・経済的なこと
・体力的なこと

この3つの不安要因は、
多かれ少なかれ、どの時代にもある不安だとも思います。

それも踏まえて、
「奇跡」だと感じるのです。

この「奇跡」を僕は繋いでいけるのか、
正直分かりません。

時代の変化のスピード、
考え方や生き方の多様性、
AIの出現など、
農業界にも大きな影響を与えることは間違いないと思います。

ひと昔前、
長男が跡取りとか、
農家は農家として生きろとか、
そうゆう考え方ももう完全に古い。

多様性の時代は、
良くも悪くも農業を継続したり大きく展開するきっかけにもなります・

だいぶ話がずれましたが、
「草刈りをする理由」
それは、人それぞれとゆう結論。

ただ、百姓だったり農家だったり、
その血には不思議な事にやらなければならないとゆう、
義務感は多少なりあるのだと思います。

そうでなければ、
草を刈る時間は他のことに有効活用できるし、
草刈り自体はお金を作る作業ではありません。

どう考えても、合理的な活動でなないんですよね。(笑)

とはいえ、
草を刈ることでその地域の景観は守られているかもしれないし、
おじいちゃんおばあちゃんが喜んでいるかもしれない。

そう考えると少し草刈りにも意味があるのかなと思います。

また、別の視点から少しお話ししたいことがあります。

僕は先ほど書いたように、草刈りは好きです。
なぜなら、草がなくなり綺麗になるのが達成感があり、
目に見えて作業が進むのがおもしろいんだと思います。

今の時代、
デスクワークやスマホを使う時間が長い方ってかなり多いと思うんですが、草刈りは「デジタルデトックス」として効果があるんじゃないかと、
草刈り好きは思います。(笑)

伸びた草を刈るスッキリ感と
草刈り終わりの達成感は
なぜかわかりませんが、幸福度を高めてくれます。

ここに、
草刈りがデジタルデトックスの可能性を感じるのです。
また、
田舎暮らしの中にある幸せの一つとして草刈りを知ってもらいたいです。

草刈りから、
多様な視点から
長々と書いてしまいましたが、
草刈りをする理由を探しに、
田舎へ行ってみませんか?



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