大学生になる君へ

東大の合格発表が今日だったらしくTwitter上で多くの喜びの声が回ってきた。
国立前期の合格発表が終わり、多くの高校生の進路が決まったことと思う。

自分の反省を踏まえて下に大学生活やった方がいいことを書く。

1.同じ学部の人が多いサークルに入る

まず1年生のゴールデンウィークまでに同じ学部の人が多いサークルに入ることをおすすめする。
特に内気な人ほどおすすめする。周りに声をかけられない内気な君でもサークルに入っとけば強制的に周りと話さざるを得ない。
周りのサークルメンバーには、同じ学部の気に入らないやつの多さ同様、同じ学部の気が会うやつも絶対いるはずだ。そいつらとつるもう。

僕は「浮いたらやだな」と思い、サークルの新歓飲み会にあまりいかなかったが後悔している。
たとえ、君が少しダサくて陰キャラっぽくっても、サークルの新歓で、周りから拒否られる、避けられることはまずない。周りの先輩は新入生から面倒見がいいと思われたいし、他の新入生も君同様不安があるから、君にたいしてとりあえずは会話してくれようとする。

たとえ、参加したサークルのはじめての飲み会で浮き気味だったとしても、同じ学部の人が多いサークルには籍を置いていた方がいい。

サークルの中身はクラスみたいなものだ。
嫌なやつもいる。でも気が合うやつもいる。気が合うやつとつるむ手段としてサークルに所属してほしい。普段の授業で仲良くなるのは至難の技だけど、同じサークルなら、気があうやつとなら自然と仲良くなるはずだ。

あとサークルの飲み会とかで「こいつうざいな」って君が思ったやつはだいたい他の人からもそう思われていたりする。いずれうざすぎるやつは自然とサークルからフェードアウトするので気をながくもって接していこう。

大学生の人間関係は1年生の5月ごろまでにほぼ決まると思った方がいい。人間関係の選択肢を増やすためにサークルには入ってほしい。単純に友達多い方が楽しいし、試験前とか助かる可能性が高まるから。くだらなくも思えるが友達をつくろうと行動することは大切なことで一番いい方法が「同じ学部のやつが多いサークルに入ること」なのだ。

以上大学生のときに、かっこつけて学部内サークルに入らなかったことを後悔している僕からのアドバイスだ。

2.わからなくても授業にいこう

大学の授業は難しい。外国語みたいな専門用語をポンポン教授が使ってくる。授業によっては「ただ座ってるだけで終わったな…」みたいな授業もあるはずだ。
でも出席点があるなしに関わらず、単位がとりたい授業は出席しといた方がいい。いっとけば、たとえ君が退屈していたとしても、自ずとちょこちょこレジュメを読んだり、ノートをとったりするはずだ。
授業がわからなすぎて、レジュメの理解度、ノートの網羅率が30%くらいだったとしても、授業に出席しない状態とは雲泥の差がでる。そしてその差は試験前に活きてくる。

少しでもノートをとっていればそこを取っ掛かりにヤマを張ることができて、図書館とかで本を借りて補足ができる。
単位をとれるくらいの点数はとれる。「授業にいかなくてもいい」という大人もいるけれどそんなのいきっているだけだから参考にしなくていい。
結局単位を落としまくりギリギリで卒業した僕も、僕の友人も、卒業の時期に話し合ったとき「もっと授業いって勉強しとけばよかったな」との意見で一致した。

だいたい授業いかなかったところで、代わりにすることなんて家でだらだらすることくらいだ。いっといた方がいい。

「教室に友達がいない、自分だけボッチできまずい」という人もいるとおもう。そんな君に「自意識過剰だ、気にするな」とアドバイスしてもしっくり来ないだろう。僕は学生時代にそんなアドバイスをいただいてもしっくり来なかった。
「いや、さされたりして間違えたらやだし、『となりの人と意見交換してみてください』とか言われたらやですよ~」ておもっていた。

だから代わりのアドバイスとして「おしゃれをしよう」とのアドバイスを送る。同じボッチでもおしゃれしとけば、君自身ボッチの後ろめたさは軽減されるし、たぶん周りからも「あの人ボッチだけど、おしゃれだから自分の世界観もってるボッチだ」とおもってもらえるはずだ。

あと語学とかでどうしても隣とか周りの人と話さなくちゃいけないときは勇気を出して周りに「ごめんなさい自分友達いないんで混ぜてもらっていいすか笑」と声をかけよう。
ボッチの気まずさを誰しも知っている。声をかけた君に、基本周りも優しくするはずだ。
(基本そんなやついないが)優しくしないやつは「ああこの人は人間性に難があるんだなあ」と思っておいて、次の授業から離れて座ろう。

3.自分にあうバイト・インターン先を見つけよう

余裕があったらバイトorインターンにジョインしよう。
たぶんうまくいかないバイト、インターンもあるとおもう。無理だなと思ったらすぐにやめて他のインターン・バイトをすればいい。所詮君は大学生だ。大学生に職務上の責任なんてあんまりない。「バイトバックレしたわ~笑」という先輩もいるはずだ。バックレはダメだけどそれができる優しい世界なんだと自覚して、気を大きくもってバイト、インターンを始めたり辞めたりしよう。

バイト、インターンをする一番の効果は仕事を通じて自分を知れることだ。
以下僕がしたバイトとそこで知った自分の特徴だ。

【うまくいかなかったバイト】
弁当屋
理由:業務スピードが遅く覚えも悪かった。
学んだこと:自分はマルチタスクが苦手。プレッシャーがかかると頭が働かない

【うまくいったバイト】
家庭教師
理由:教え方がわかりやすい 怒らないと好評だった
学んだこと:自分はコーチング能力・説明能力がある

清掃業
理由:真面目に掃除してたので重要な場所を次第に任せられた
学んだこと:自分は単純作業を長時間することにたけている

ライター
理由:頼まれた仕事をなんとかかんとか期日までに仕上げてた
学んだこと:自分は多少なりとも文章がかける 記事を完成させようとする責任感がある
     
                        以上

バイト・インターンを通して自分を知ることができる。
自分を知ることは大学生活後半の進路選択で活きてくる。
僕は結局、家庭教師にも清掃業にもライター業にも就職しなかった。
でももし今の仕事がうまく行かなかったら、家庭教師か清掃の業界に行くつもりだ(ライターはレッドオーシャンな気がするので多分いかない)。どちらかの業界ならそれなりにうまくやれそうな気がする。

傾向として居酒屋のバイトしてた人は金融に進んで、それなりに適応している。居酒屋での接客で学ぶ目上の人への接し方が金融と相性がいいのだとおもう。

4.大学を使い倒そう

大学は使い倒そう。
学生が無料で使えるサービスが多い。
就活のためのキャリアセンターがある。
留学のための相談センターもある。
心がやんだ学生のための相談センターもある。
図書館にはまんが、新聞、映画DVDがある。

上記の施設の大人は君の味方になってくれるはずだ。それが仕事だからだ。一人で悶々と悩むよりは大学の相談先に相談しちゃおう。

5.最後に

大学生活は楽しい。
僕は友達があまりできなかったがたのしかった。
たくさん映画をみてたくさん本を読めた。
バイトは辛いこともあったけど達成感を感じたり他の学校の人と知り合えたりもした。
僕自身の至らないところを率直に教えてくれる大人や同級生がいて勉強になった。

第一志望に受かった君にも受からなかった君にも大学生活は平等に用意されている。
ぜひ前向きに楽しんでほしい。