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ソフトウエアエンジニア。電機メーカーの研究所長や食品メーカーのデジタル改革担当などを経…

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ソフトウエアエンジニア。電機メーカーの研究所長や食品メーカーのデジタル改革担当などを経験。 ネットワーク系新規事業企画とそれを動かすサービスメカニズムを並行して企画推進することを得意とする。

最近の記事

登場人物が多数になったときの詳細分解方法

時間関係を伴う分解ブロック図から始めるアイデア創出(1)ではフードデリバリーサービスの事例を用いてビジネスの分解の事例を示した。このとき、顧客やデリバリー会社などを平面的に並べた図では、実際の動きについて気が付きにくいポイントがあることも説明をした。下記の図では、配達事業者がどのレストランに行くのかの情報の流れが抜けていることを示した。  この図を基にしても、よくそれぞれの立場で動きを考えると課題が見えてくるのだが、より時間関係を明確にする図を描いたほうがわかりやすい場合が

    • ブロック図から始めるアイデア創出(2)

      アイデアの拡張(1) アイデアの模倣  アイデアを何もないところから創造するのは簡単ではない。実は世の中の新しいものも、すでに存在するものの一部の形が変わっただけとか、適用する分野が変わっただけ、というものが多い。前回のフードデリバリーサービスも、基本は出前をシステム化したものであり、楽天のように出展者を体系化して商品を届けるというビジネスをリアルタイム性が高いフードに置き換えた、という風にも見える。  ここでは、既存の枠組みをベースにして変形することによりアイデアを出すこ

      • ブロック図から始めるアイデア創出(1)

        初めに ビジネスでは、何かについて検討・考察しないといけないことによく出くわす。例えば新規事業の創出の場では、何もない、逆に言うと可能性無限大のところから、今まで他社が行ったことのない「事業」を作り出すことが必要となる。新規事業などという大げさなものでなくても、自分の小さなアイデアを広げ、それを社内で説得する必要性は日常に転がっている。また、課題の真因がどこにあるのか?一旦、物事の構造はどうなっているのか? など、構造を分解する場面はどの仕事でも出てくる。  人はそういう状

      登場人物が多数になったときの詳細分解方法