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#39【業界研究】 人材業界編

はじめに

こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。

今回は人材業界について紹介していきます。
就職活動や転職活動においてお世話になる人材紹介や、多様な雇用形態の一種である人材派遣、再就職を支援する再就職支援の3つの柱で構成される人材業界について、どのような業界構造になっていて、どのような職種・企業が存在するのか、紹介していきます。

業界研究のやり方や目的についてはこちらの記事にて紹介しているので、
これからの人はこちらの記事もご確認ください!

人材業界とは

人材業界は、前述の通り、人材紹介や人材派遣、再就職支援などを行っている企業で構成されている業界でコロナ前は約7兆円の市場規模となっていました。

人材業界では、求職者と採用活動を行なっている企業のマッチングを行い、就職が実現した場合に報酬の支払いが発生する場合が一般的です。

人材派遣では、派遣元企業と派遣社員の間で雇用契約を結びます。
その後、派遣社員が派遣先企業で勤務した量に応じて、派遣先の会社から派遣元会社に費用が支払われます。最後に、派遣元会社から派遣社員に給与が支払われるという仕組みです。

再就職支援は、企業が業績不振などでやむをえず人員削減を行った際、人材会社が退職者の再就職をサポートする仕組みです。
退職となるのは原則として会社都合退職をした人であり、退職者への精神的・経済的なケアを行いながら次なる就職先が決まるまでサポートを行います。
人員削減を行った企業から費用が出ることも特徴の一つで、「最後の福利厚生」として導入している企業もあります。

主な職種

ここからは人材業界における主な職種を紹介していきます。

営業職

人材紹介においては、企業経営者や人事担当者に対して、その企業の経営戦略や理念、社風や求める人材像などをヒアリングした上で、最適なマッチングを実現させる仕事です。
人材派遣においては、企業に対する人材派遣の活用を含めた組織コンサルティングや、登録している派遣社員への研修やフォローなどを行います。

キャリアアドバイザー

求職者と面談を行い、希望や適正を加味して相性の良い案件を紹介します。
新卒や転職時に求職者と面談を行うことが多いですが、いずれの場合も人生を左右する場面となるので、まずは信頼関係を構築することが大切です。

国家資格であるキャリアコンサルタントとなると、登録制の名称独占資格のため、
無資格者と明確に差別化することができます。

企画・マーケティング

人材に関する自社メディアやサービスの考案、開発を行います。
人材派遣においては、市場調査や分析を行い、自社メディア・サービスの成約率を上げる施策を考えたり、企業への求職者紹介数などを増やすための施策を行います。
つまりは自社を利用する求職者や派遣社員を増やすためにメディアやサービスを企画・開発・運用する仕事であり、人材業界に位置する企業にとっては心臓のような役割を果たします。

代表的な企業

ここからは人材業界に位置する代表的な企業について紹介していきます。

リクルート

リクルートは約2兆円の収益を誇る、従業員数約17,000人の企業です。
HRテクノロジーSBU、人材派遣SBU、メディア&ソリューションSBUという3つのSBU(戦略ビジネスユニット)から構成されており、 HRテクノロジーSBUがグループの成長を牽引しています。積極的な投資を行い、人材派遣SBUとメディア&ソリューションSBUが安定的な成長をしていることで、非常に盤石な経営基盤を確立しています。
平均年収は約950万円と高水準です。

パーソルホールディングス

パーソルは約9,000億円の収益をあげている、従業員数約4,500人の企業です。
人材領域全般に力を入れており、リクルートグループが住まいやグルメなど、さまざまな事業を展開しているのに対し、人材という領域に軸足を置いています。
平均年収は約650万円です。

パソナグループ

パソナは約2,300億円の収益を誇る、約7,800人の従業員で構成された企業です。
人材派遣、人材紹介から再就職支援、アウトソーシング、教育/研修など、人材に関する幅広い事業を展開し、人材に関する領域においてフルラインサービスをワンストップで提供が可能な点が強みといえます。
平均年収は約600万円です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
就職活動には私も大変お世話になった人材業界ですが、人の人生を左右する重要な仕事です。バリバリ働いて稼ぐイメージの企業も多いため、興味がある方はぜひ調べてみてください。


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