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#36【業界研究】百貨店業界編

はじめに

こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。

今日は百貨店業界について紹介していきます。
家族で利用することも多い百貨店ですが、
その内部はどのようになっているのでしょうか。
この記事では百貨店業界の主な職種や企業について紹介していきます。

そもそも業界研究や企業研究をこれから始める方は、目的や考え方についてこちらの記事で紹介しているので是非読んでみてください!

百貨店業界とは

百貨店業界とは、小売業界の中に位置する、デパートでモノを売る産業で、1つの建物内でさまざまなモノが売られていることから百貨店と呼ばれています。
有名ブランドが出店している場合もあり、高級であるというイメージを抱かれている方も多いかもしれません。

昨年度の市場規模は約4.4兆円と、2020-21年の約4兆円と比較すると増加しているものの、コロナ前の6兆円台からは減少傾向にあります。
メーカーから卸売業者に商品が出荷され、
卸売業者が百貨店に商品を卸し、
その商品を販売することで売上を立てています。

ショッピングセンターとの違いとして、
百貨店は各店舗の運営を百貨店側が行うのに対し、ショッピングセンターは各々のテナントが各自で運営します。
また、百貨店の従業員は自分たちで委託販売を行うこともあり、多品目を扱う小売業に該当しますが、ショッピングセンターはより「場所の提供」という側面が強く、不動産賃貸業に分類されています。

主な職種

ここからは百貨店業界の主な職種について紹介します。

販売

自身が担当する売り場にて、接客や商品の販売、
在庫管理、伝票の処理などを行います。
販売スタッフへの指導や教育、売場全体のマネジメントも行います。

仕入・物流(バイヤー)

担当する商品の選定を行い、具体的に仕入れる作業や、新規ルートの開拓を行います。
市場や顧客の動向を注視し、いかに売れる商品を仕入れるかがバイヤーの腕の見せ所です。

販売支援(販売促進、店舗企画)

販売支援では多くの集客を見込むために、
イベントや物産展などの企画・運営を行います。
また、フロア全体としての商品展開を検討し、
より商品が売れやすい売場を作ります。

営業(外商営業、法人営業)

大量の商品を購入をする個人、法人の顧客に対して、店舗外で直接商品を販売します。
大口顧客は百貨店にとって重要な存在であるため、顧客が何を求めているのか把握し、それを実現する能力が求められます。

代表的な企業

本章では、百貨店業界の代表的な企業を紹介します。

高島屋

高島屋は2021年の売上高は約5,400億円
約14,000人の従業員で構成される企業です。
平均年収は約673万円となっています。
大手老舗百貨店としては珍しい独立系の百貨店となっており、日本橋(東京)・新宿・横浜・大阪・京都という主要都市に大型店を展開しています。
これらの地域で1,000億円規模の売上を持つ店舗を有していることが強みの1つといえます。

松坂屋

松坂屋は約3,200人の従業員で構成される、
昨年度売上約4,300億円の企業です。
名古屋の地で誕生し、創業400年を超える歴史を持つ松坂屋はDX化を積極的に図っており、EC売上400億円を目指して通販サイトをリニューアルするなど、大きな変化を起こしています。母体のJ.フロントリテイリングの平均年収は約800万円となっています。

三越伊勢丹

三越伊勢丹は、約9,600人の従業員を要し、
売上高約4,300億円、平均年収は約870万円と高水準です。若年層から富裕層まで幅広い顧客層を有し、海外でも通用するブランディングができている点が大きな強みです。
百貨店においては、ブランド力が集客力に繋がり、各商品の売上に反映されるため、良いイメージで多くの人に認知されていることは重要なのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
一時期は外国人観光客の爆買いなども話題となってましたが、コロナ禍では厳しい状況が続いていた百貨店業界。それでも、DX化の推進やコロナの鎮静化も伴って回復傾向にあります。興味ある方はぜひとも詳しく調べてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

タクミ

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