見出し画像

#34【業界研究】総合商社編

はじめに

こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。

今日は総合商社業界について紹介していきます。
サラリーマンの王と言われることもある総合商社。高給取り、世界を股にかけて仕事ができる、激務、というイメージがありますが、その実態はどのようなものなのでしょうか。

今回はそんな総合商社の業界構造や主な職種、企業について紹介していきます。
そもそも業界研究や企業研究をこれから始める方は、目的や考え方についてこちらに記事で紹介しているので是非読んでみてください!

総合商社業界とは

総合商社の業務は大別するとトレーディングと事業投資に分かれます。
仲介においては、さまざまな産業において原料や加工品などを扱い、国内・国外を問わず、買い手と売り手を結びつけて取引の間に入ることを指し、収益源は仲介手数料となります。
事業投資は、基本的には株式を継続して保有することを前提に、投資先の企業の企業価値向上や付加価値の創出を図ることを目的としたビジネスです。
トレーディングとのシナジーを狙う場合もあります。例えばある産業における原料の調達を行った際、その加工を投資先の企業で行い、部品の状態でメーカーに卸せば、
メーカーは自分たちで原料を加工することなく部品を調達できるため、総合商社がトレーディングの間に入る付加価値を上げることができます。
自身が持つグルーバルネットワークを活かしたビジネスですね。

主な職種

ここからは、総合商社における主な職種について紹介します。

営業

営業の仕事は、企業同士を結びつける、
いわばパイプ役となることです。
相手先となる企業は売り手の場合も買い手の場合もあり、国内外の企業が対象となります。
海外企業とのやりとりとなれば、言語や法律、
政治的背景なども大きく異なるため、
円滑にビジネスを行うために膨大な調整業務が発生します。
そのため、特に若手のうちは顧客企業とのやりとりはもちろん、社内調整や法律・契約・財務の確認、調整も行います。

事業企画

事業の立ち上げのための企画立案を行う職種です。
どのような企業とどのような取引をするのか、どのような分野に進出するのかを考える仕事でもあります。また、投資計画を立てることもあり、事業投資においては投資先の選定や投資後の経営戦略の検討、
コンサルも担当します。
だからこそ非常に活躍の幅が広く、
市場を俯瞰して将来性を見極める観察眼が必要です。

事務系

主に営業のサポートを行うのが仕事です。
電話対応や書類作成などのデスクワークや、
営業の仕事として記載した契約周りの調整を手伝うこともあります。
海外企業とのやり取りの場合は、細かな調整が英語や外国語で行われるため、高い語学力が必要とされる場合もあります。

代表的な企業

ここからは総合商社の代表的な企業を紹介していきます。

伊藤忠商事

いわゆる、3大商社といわれ、総合商社の中でも業界トップに位置する企業の一角を担っています。従業員数は約4,200名、約10兆3,000億円を誇ります。
平均年収は約1,600万円と、やはり他の企業を圧倒する並外れた金額ですが、海外駐在時はさらに係数が増えます。
総合商社の中でも、非資源分野で高い収益力を有しており、資源価格の変動に業績が左右されづらく、安定した収益を得ることができる点が強みです。

三菱商事

三菱商事は、伊藤忠商事と同じく3大総合商社に含まれ、昨年度の収益は約12.8兆円、
従業員数は約5,500人です。三菱グループの盤石なネットワークを持つ総合力と潤沢な資金力に支えられ、事業分野としては資源分野における強みを確立しています。
平均年収は約1,500万円と非常に高水準です。

豊田通商

豊田通商は7大商社と呼ばれる商社の1つで、
昨年度の売上は約6兆円をあげています。
従業員数は約3,000人で、平均年収は約1,200万円です。
トヨタグループに属しているが故の現場に根ざしたバリューチェーン、TPS(トヨタ式生産方式)をベースとした効率的な生産体制の確率が強みです。
自動車業界に大きな強みを持っているため、
車に携わりたい方は特に相性が良い企業かもしれないですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。サラリーマンの王といわれる総合商社。
激務でもいいから世界を相手に高給取りで戦いたい人にはオススメの業界です。
とはいえ、どの商材に関わることになるか、
配属ガチャともいわれているので、
相応の覚悟は必要かもしれないですね。
興味がある方はぜひ調べてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

タクミ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?