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小説 「極」 まともからの脱線

「害虫駆除」
 ガラガラガラ、ドン!
俺は勢いよく教室のドアを引いた。
「うわなにw」
「このウジ虫ども!問答無用だ!
ぶっ殺してやんぞゴラ!」
一斉に乗り込んだ相手は8人
こっちも8人だ、こっちは俺以外喧嘩の
経験がない、俺1人で片付けられたらいいが。
 一通り終わった、俺らが勝った。
ボクシングほんとにやってたのか?
といわざるおえない奴らだった
でもやっぱり経験者相手に部が悪かったな。
でもダチ公達は全力でやってくれた。
「ありがとうな、みんな。先に帰ってくれ」
「最後まで俺らはやるぜ、まさ」
「顧問だってやれてねぇしよ」
「確かにな、でも正直に言おう、
お前らは殴られた、殴られるってのは
平気に見えるがやべえことだ、
そのことが分かっただけでも
お前らはいい。今回は。
初めから飛ばしてボコボコにされんのも
カッコがつかねぇってもんだ。
ここは俺のいうこと聞いてもらう」
「あぁ、確かな。正直痛えし。
足引っ張んのも悪いか」
「あぁそうしてくれ」
そのときダチ公の後ろ、教室の入り口から
図体のやけにでかい先生ふうの男が
来るのが見えた。
俺はそいつの人相の悪い不適な笑みを
みてやばいと気がついた。
そいつの前に俺は出た。
なにかを振り下ろしてきやがった。
左手で受け止めようとした。
運が悪かったそれはマイナスドライバーで
俺の左手に刺さっていた。
ングッ!
俺は左手をサッと抜き右足でそいつの
頭に回し蹴りを決めた。
俺は相手がどうじていないのを見た
最近は喧嘩することもまぁまぁあった
なまった腕も直ったと高を
くくっていた、そう簡単にはいかないか
ボクシング経験者は。
「お前ら離れろー!」
みんな一斉に周囲に散っていった。
俺は数歩後ろに下がった、
左手の痛みとこんなクソ野郎に
かなはゴミみたいな扱いを受けたという
ことに対するひどい怒りが交差する
複雑な感情だ。
そいつは首を一周回しながら言った。
「あー、効くもんだなー蹴りっつうのは」
そいつは俺をじろり見つめ満面の笑みを
浮かべてきた。
「肩こりによぉ」
「そりぁあよかったな、クソボクシング
の顧問がよぉ。てめぇボコボコにして
全身に効かしたんぞゴラ!」
「ハハハ、一人だけ顔出しとんは
とんだアホ思ってたが、気合い入っとう
言うことか、まぁどっちみちアホにゃ
変わりゃせんけどなぁ」
「アホはどっちや、死にさらす
ためにのこのこ自分から来やがって」
「お前みてぇなコワッパが
俺に敵う思うな!」
「こっちもな男の風上にもおけねぇ
エロガッパが敵う思うな!」
そいつのもとに駆けた、やつは
両手を胸の前に構えてる。
(ボクサーか、今まではヤクザでもない
格闘技のちゃんとした経験者でもない
そこらのゴミクズどもとしか
相手をしてこなかった、が、俺の
蹴りを頭に食らってピンピンしてる
やつは見たことがない、
俺が弱いってわけでもないらしい
過去にそんな事があった。
最初のボス的な存在っちゃうわけか
けどするぜ、雑魚の匂いがな!)
俺はやつの顔をしかと捉えた。
右ストレート、やつの顔面に
あたった。
(すこしは避ける動作をしないのか?
顧問のはずなのに、名札みたいなのに
そう書いてんのに)
左手でやつの頭を捉えて壁に
ぶち当てた。
右手で懐の小刀を取ってやつの顔の
下にぶっ刺した。
殴って廊下の方に倒した。

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