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名古屋でグッドラック

こないだ(とはいえ1ヶ月以上前)名古屋でひっさしぶりにミスタニスタでライブをしたのですが、嬉しい楽しい大好き状態で帰れて非常に良かったので書こうと思う。
とはいえ日記的な感じで書いたことあんまりない。
故にまとまりゼロな話になると思うけど、そこは勘弁してくれよな!

前述の通り、6/19はガストバーナーにお呼ばれして名古屋のCLUB ROCK’N’ROLLというところでライブをしました。最後のライブは確かGROWLYでの配信ライブなので2年ぶり。
そして人前に立ってライブをするのは更に遡るので下手すりゃ3年弱ぐらいぶり。名古屋でのライブに至っては5年ぶり。バカ久しぶり。
「本当に生きてるバンド?」って言われそうなくらいライブしてないけど、生きてます。だってあれでしょ?サブスクっちゅーので音源も聴けっしょ?歌詞はまだ反映されてませんが。
歌詞については逆に反映されたらラッキー!くらいな気持ちになってきてる。

そんな久しぶりなライブだったので、色々と勝手を忘れてるところもありそうでそれなりに不安だったのです。
とはいっても、まぁまぁそれなりにギターも歌も練習したし、ライナーノーツで新曲については色々と話して気持ちが昂ってたし、久しぶりにミスタニスタの3人で人様の前で音楽出来るのねって言うのが楽しみでなんか感情がグラングランになっておりました。
そういや家族、友人、会社の人などコミュニティに関わらず、ウエムラが音楽をしていることを知っている人は割といるのですが、ライブの直前の金曜は「がんばってね〜」的なコメントを貰えたの何気に嬉しかった。来れなくてもええから、そういうコメントだけでも欲しいな。あわよくば来てほしいけど。けどライブもタダじゃないからな〜来てもらうならそれなりのモノをしなくちゃ、などとも思う。してるつもりですが。

久しぶりのライブとはいえど、やることはシンプル。「超楽しくやる」ということのみ。
演奏とかステージングとかライブを素敵にする要素は色々とあると思うのですが、いかんせん緊張しぃなのでアレコレ考えると全部中途半端になる。
なので、考えることは極力シンプルにして前日の夜23:30ごろ床に着く。普段、1:00〜2:00ごろ就寝な生活であることを考えるとかなり早い。

あの夜の過ごし方、今思い返しても完璧だったな。
ゆったりと湯船に浸かり、風呂上がりはストレッチなんかもしちゃって、極め付けに寝る前にホットミルクも飲んじゃって。
健康の権化、毎日コレしたら半年で全身ツルンツルンになりそう。まー出来ないので全身ブルンブルンなわけですが。
そんな感じで出来うる全てを行って、翌日に備え早寝したのでした。



全っっっっっっっ然眠れねーの!!!
そりゃそーよ。
普段1:00〜2:00に寝てるのに寝れるわけねーよ。
ストレッチと湯船に使ったのとで、気分はサッパリ爽快!ほなこれからYouTube観ながらいっぱい飲みましょかー!みたいな体調よ。
めちゃくちゃグッドコンディションよ。眠れんだけ。眠れん以外は最高。完璧。毎日こうであれ。
もう一回ストレッチしたり、もう一回ホットミルク飲んだりしたけど、体がポカポカしたりお腹ポチャポチャとするだけで眠気は全然来ませんでした。
寝落ちする前に最後に見た時計の記憶は4時前。
いつもより遅い。どーゆーことやねん。

けど無事遅刻の懸念も無く、起床。
遠方になると交通機関の兼ね合いもあるので一つの遅刻が命取り。しっかりと起床。寝不足で顔はパンパン。これはいつもそう。塩分取りすぎなんやろな。二郎とか。
そんな状態ではあれど何たって今日はライブ、その事実だけが俺を前に突き動かす。
気合を入れてギターケースを背負う。

我が家は駅から徒歩15分はかかる距離にあるのですが、そこまでギター背負ってエフェクターボード持って、着替え一式入れたカバン持ってとなるとなかなかに大荷物。
そしてこの日は「梅雨とかマジ?」ってくらいの夏日だったのでめちゃくちゃに汗だく。
もともと汗っかきではあるけど、最寄駅に着いた頃にはスプラッシュマウンテンから出てきた人みたいになっていてとても恥ずかしかった。まーしゃーない。

無事新幹線に乗ってからは軽く飯を食い休憩。
前日あまり眠れてなかったので、ここで少し眠って名古屋での一戦に備える。つもりだった。



全っ然眠れねーの!!!
やっぱり遠足気分がぬけねーの!
そりゃそうよね!久しくライブしてなかったのにそのライブが名古屋で、尚且つ前々からの知り合いやら対バン出来ずじまいだった人と会えるってなったらそりゃそうよね!
なので、眠ることは諦めてYouTubeとオズワルド伊藤のエッセイ(最近ハマってる)を読みながら移動。

到着してからはミスタニスタ3人で名古屋駅から新栄え向かうべく集合場所へ。一足先にシバガキが着いているとのことだったので、探す。
するとガリッガリの体で一際目を引く柄シャツとカラーパンツを履いている男を発見。シバガキである。
お互いに高いとも低いとも言えない文字通り微妙なテンションで「お疲れっす」と合流。

するとシバガキくんがちょっとソワソワしながら話をしてくる。
「僕と…おんなじシャツを…着てる人がいる」
おいおい、ビッグシティ名古屋でそんな服被りすることある?ユニクロならまだしも、絶対ユニクロじゃないでしょって服でそんなことある?
と思いつつ、彼が目配せをした方に目をやると、一際目を引く柄シャツを着た男がもう1人。
こんなこともあるよね。

その後程なくして、オシャレ大荷物な男ことジョーザキもやってきて無事3人集結。
駅前でタクシーを捕まえてライブハウスへ向かう。
社内では水曜どうでしょうの話をした記憶がある。

ここまでは驚くほど鮮明に色々と覚えているのですが、ここから先はかなり記憶がぼんやりとしている。

何故ならあり得ないくらい緊張していたからである。
なんというか「どのモードの俺で居たらええんやろ」みたいな感じだった。
人前でバンドするのが久しぶりなのと、急に4〜5年前に戻ったような面々に囲まれて嬉しかったり照れ臭かったりでほんまにどないしましょって感じ。当たり前やけどHEREをはじめとする初めましての方々もおられるし、ほんまにどないしましょって感じ。
「気にせずフツーにしどきなさいよ」って話しですが、フツーに生活してたらライブハウスでライブすることあんまりないし、そういう非日常から縁遠い生活がここ数年続いとったんやけんさ、フツーになんか居られんでしょ。
ジョーザキが小ボケを連発してたことしかあんま覚えてない。
あとガストバーナーのはるきちさんと初めてお話しして、対バンこそしてなかったけど「んぁあ!わかります!それ!」みたいなことがめちゃくちゃ多かったことも覚えてる。
はるきちさんからも「なんか似てる気がする」と言われたけど、おんなじことを俺も思ってました。それがちょっと嬉しかったりもした。

バキバキに緊張しながらリハーサルをして、そのあとTwitterみたらちょっと褒められててホクホクしながらなか卯で大喜利してたら会場はOPENの時間。

トップバッターはHERE。
予習してたときはイケイケ感あるパーティー!な雰囲気の方々と勝手に思ってたのだけど、あの人たちは"強いエンターテイナー"だった。
会場を巻き込んで行く感じがかっこよくて、「楽しまない方が損」みたいな気持ちになってくる良い時間。
途中、ギターソロでタッピングをサラサラとカマすパートがあり、ライブの後「ギターすごかったな!」とシバガキに言うたら、「あのね、アレがタッピングよ」と言われた。
たまに俺もライブのギターソロでタッピングをしてた時期があるのですが、アレはタッピングじゃなかったらしい。
納得感しかなかったので、アレをタッピングと呼ぶのはもうやめます。ピヨピヨ、そう俺のアレはピヨピヨと言います。

2番手はシンガロンパレード、ライブ見るのめちゃくちゃ久しぶり。
我々の出番が3番手と言うこともあり、ほぼステージ横の楽屋で聞く形だったのですがこれも本当にすごかった。
これまで持ってたシンガロンのイメージとはおおよそ真逆で"漢"って感じがした(みっちーさんともその話をした)。
京都で音楽始めたころからずっと「すげー!」と思っている人たちが変わらず新しい「すげー!」を生み出しているの凄すぎるし、ありがたい。
このシンガロンのライブで「今日のライブどんな感じにしよ〜」みたいな迷いが無くなり、「緊張してんのもまとめて洗いざらいぶっ放すか〜」という気持ちになる。

で、お次がミスタニスタ。
およそ3年ぶりのライブ、5年ぶりの名古屋、ゴリゴリにやってるバンドのツアーイベントで出番はトリ前。
出番ギリギリまで「ひえ〜〜〜」っていう気持ちではあったけど、結果としてはコレが一番良かった気がする、俺にとっては。
めちゃくちゃソワソワしてたし、歌もギターもトチれるところはトチってましたが心底楽しかった。

冒頭で「うぃーっす!!」って叫んで歌い始めたら、途中でギターの音が出なくなったんやけど、それすらも「こういうのも含めてライブって楽しいねんな」みたいな気持ちになってからは迷いゼロの爽快なライブをさせてもらいました。
日常的に心が折れることはあるけど、デカい声出して歌ってる時って「なんか無敵な気がする〜」って思えるからやっぱり歌って良いものだな。
聴いてる皆さんの感想は皆さんのものですが、あの日の無敵な気持ちが少しでも伝わっていたら嬉しいな、と思う。

そんな感じで自分達のライブを終えたら、お次は本日の主役のガストバーナー。
語彙力がザコ過ぎて恐縮なのですが、主役が「主役!」ってしてるのを見るのが俺はめちゃくちゃ好きで、この日のガストバーナーはマジ主役!って感じで本当にカッコよかった。
音楽そのもののに詳しいわけではないので違ってたらごめんなさいなんやけど、ガレージ感あるグリグリサウンドに良い感じにカラッとしたはるきちさんの声が乗ってるのが気持ちよくて、多分終始ニッコニコだった。
夏なのにスウェットの物販の話が始まったときは普通に声出して笑ってた。
自分がゴリゴリとバンドをやってたときを思い出しながら、今目の前で当時出会ったり見知ったりした人がまた新しい音楽をしてるのを観ているとめちゃくちゃデカい感情が押し寄せてきて、最後の方は鼻の奥をガツンとしばかれるような感覚があった。
好きなことは続けてみるもんやな。

ロングセットのイベントだったのですが、諸々あっという間に過ぎていき、気がつけばアンコールも含めて今夜の演奏終演。
皆々様が片づけやら物販対応やらをしている中で久しぶりに会ったお客さんや「今日初めて見たんです!」と言ったお客さんと話す。
当時学生だった人が社会人になってたり、雰囲気が変わってたり、逆に変わらずそのままだったりと皆さん様々でしたが、みんな楽しそうでよかった。
そして初めて見たという方々からも「良かったです!」と仰っていただき音楽やってる人間として冥利に尽きる。
あんまライブ出来なくてゴメンやけど、これからも続いてゆくと思うので、それまで元気にボチボチやっていきましょうね皆さん。

黒ラベルを飲みながら楽しそうなフロアを見ていたのですが、「このバンドを見に来ました!」って感じではなくて「このイベントを楽しみました!」って感じの雰囲気だったのが印象的で、ガストバーナーは本当にとんでもなく良い夜を作り出したのだなぁと思っていた。
そういう夜にミスタニスタも参加してたんだぜっていう事実だけで日本酒5合くらいは余裕で飲める。

その後は体感5億年ぶりの味仙で飯とビールをキメて、MTGの魅力を教えてもらったり、歌やら音楽の話をしたり、オススメの山の話をしたりしてめちゃくちゃ夜を謳歌して終了!

味仙での話や名古屋駅までの怒涛ナイトウォークや完璧サウナの話もしたいのですが、これ以上は長くなるのでまたの機会に。どのライブも印象的なのですが、最近文章書き始めたってのと本当に素敵な夜だったので1ヶ月以上遅れながらもとりあえず文章にして残しておきます。

ガストバーナーをはじめとして全部にありがとうございました!
皆さん、ほなまたどっかしらで!

P.S.
翌日の帰りしなに名古屋駅構内のきしめんをたべたのですが、讃岐うどんLoverとしては"うどん"と"きしめん"の相違点並びに各々の強みをしっかりと把握する必要があるなと感じております。
皆さまからの忌憚なきご意見、お待ちしております。

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