Jリーグを知るために!選手紹介(鹿島アントラーズ編)

 1993年のJリーグ開幕以降、一度も降格を経験せず、J1では最多のリーグ8度の優勝や2016年のFIFAクラブワールドカップでのアジア勢初の決勝進出と輝かしい実績を持つ日本屈指の名門クラブである鹿島アントラーズ。しかし2018年のACLを最後にタイトルから遠ざかっており、今季も無冠が確定と苦しい時期を過ごしている。今回はそんな鹿島アントラーズの主力選手たちを紹介していきます!

GK 31 沖 悠哉

 鹿島のユース出身で昨季から正GKに定着した若き守護神。抜群の反射神経を活かしたシュートストップを武器にチームの守備を支えている。代表候補に名を連ねていた東京五輪では、メンバーから落選したものの、将来の日本代表の守護神にもなり得るポテンシャルを持つ。かつてクラブに多くのタイトルをもたらしてきたレジェンド曽ヶ端準のように常勝軍団鹿島の新時代を築くことができるか。

DF 2 安西 幸輝

 本職はサイドバックだが、質の高いクロスと縦への推進力を武器にウイングでもプレー可能な元日本代表DF。2014年に東京ヴェルディでデビューし、4シーズンに渡って主力として活躍したのち、鹿島にステップアップを果たした。鹿島加入後は初年度からサイドバックのレギュラーとしてACL制覇に貢献。2019年夏にはポルトガル1部のポルティモネンセに移籍し、日本代表デビューも果たした。今夏再び鹿島に復帰し、昨季引退した内田篤人から背番号2を受け継いだ。クラブでの活躍で再び日本代表入りを狙う。

DF 39 犬飼 智也

 2018年に鹿島に加入して以降、センターバックのレギュラーとして存在感を放つチームのディフェンスリーダー。2012年に清水エスパルスでJリーグデビューを果たし、レンタル先の松本山雅FCでJ1昇格に貢献するなどブレイクを果たした。空中戦で強さを発揮し、セットプレーでは貴重な得点源となっている。若手が増えたチームの最終ラインを束ねており、年を重ねるごとに存在感が増してきている。

DF 28 町田 浩樹

 190㎝と日本人離れした体格を持つ、ユース育ちの大型センターバック。2016年にトップチーム昇格を果たし、昌子源や植田直通の移籍に伴い、2019年から主力に定着した。利き足の左足から繰り出される高精度のフィードの競り合いの強さが持ち味で、東京五輪の代表メンバーにも選出された。本職のセンターバック以外にも左サイドバックでもプレー可能。そのポテンシャルは高い評価を受けており、ヨーロッパでもプレーできる逸材だ。

DF 14 永戸 勝也

 昨季、ベガルタ仙台から加入し、左サイドバックのレギュラーに定着したレフティー。高精度の左足から繰り出されるピンポイントクロスとプレースキックでゴールを演出し、仙台時代の2019年にはリーグ最多の10アシストを記録した。運動量も豊富であり、攻守においてサイドで存在感を放つ。前線に強力なタレントが揃う鹿島にとって、その左足は貴重な存在だ。

MF 20 三竿 健斗

 現在、クラブのキャプテンとして中盤でチームを支えるボランチ。2015年に東京ヴェルディでプロ入りし、1年目から主力として39試合に出場するなど、いきなり頭角を表した。2016年に鹿島に加入し、2年目からボランチの主力としてプレー。中盤で高いボール奪取能力を発揮し、ビルドアップでも違いを見せることができる。今季は新戦力の加入もあり、ベンチに回ることも増えたが、チームに落ち着きをもたらすことができる存在だ。

MF 21 ディエゴ・ピトゥーカ

 ブラジルの名門クラブである、サントスで主力として活躍し、鳴り物入りでJリーグ入りしたブラジル人MF。長短のパス精度と力強いドリブル突破が持ち味であり、セットプレーでも精度の高いキックを供給する。Jリーグでは屈指の実力者であり、今季はシーズン開幕後の来日でありながらすぐに実力発揮。来季以降の鹿島のタイトル奪還に向けたキーマンとなりそうだ。

MF 13 荒木 遼太郎

 今季大ブレイクを果たした若きアタッカー。サイドハーフやトップ下、2トッ プの一角など攻撃的なポジションならどこでもこなすことができ、ドリブル、パス、シュートと全てのプレーを高いレベルでこなす。今季は19歳ながらリーグ戦で二桁得点を達成。元日本代表の城彰二以来の快挙となった。そのプレーぶりは、海外クラブからも注目されるであろう。将来は日本代表のエースに登り詰める可能性も。

MF 8 土居 聖真

 2011年にクラブに加入して以降、鹿島一筋で活躍している攻撃的MF。オフザボールの動きに長けており、高い得点能力とアシスト能力を兼ね備える鹿島攻撃陣のキーマン。派手なプレーこそ少ないが、結果でチームの勝利に貢献する。国内三大タイトルやACL制覇を主力として経験した数少ない選手であり、サポーターからの人気も高い。甘いマスクでJリーグ屈指のイケメンプレーヤーとの呼び声も高い。

FW 9 エヴェラウド

 昨季、新エースとして大きな期待を背負って加入したブラジル人ストライカー。昨季は、ブラジル1部でゴールを量産した実力をJリーグでもすぐに見せつけ、リーグ2位の18ゴールを記録し、Jリーグベストイレブンを受賞した。パンチ力のあるシュートと対空時間の長いジャンプから繰り出されるヘディングシュートを武器とし、加入1年目から鹿島のエースに名乗りを挙げた。今季は中国クラブからの高額オファーを断ってチームに残留したものの、前年とは打って変わって低調なパフォーマンスに終始。今オフの去就に注目が集まる。

FW 18 上田 綺世

 2019年に現役大学生でありながら、プロ契約を結んだ生粋のストライカー。ディフェンスのマークを外す動きと裏への飛び出しはワールドクラスであり、プロ入り当初は決定力を課題としていたが、プロ2年目の昨季はリーグ戦10ゴールを記録するなど大きく改善。今季もここまでチームトップの13ゴールを挙げ、チームを牽引。日本人選手としては珍しい純粋なセンターフォワードであるため、日本代表のウイークポイントを埋める存在として期待する声も多く上がっている。


今回はJリーグ屈指の名門クラブである鹿島アントラーズのメンバーをご紹介しました!やはりどの選手もレベルが高く近年タイトルから遠ざかっているのが意外な感じがします。来季は王者川崎フロンターレを脅かす存在として期待できるでしょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?