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「聖女か悪女」を読んで

 なんでも自分で決めて行動していると思っていても、何かの影響を受けていると、改めて教えてくれる本。人を恨むのも人を呪うのも何かの影響を受けている。自分で決めたと思っていても誰かの企みの中にいる。結局、人は何かの支配下にある。そういったことを示す本である。

この本にでてくる女性は、人によっては聖女、人によっては悪女となる。面白いかどうかの判断には悩むが、没頭して一気に読ませられた。一読の価値はあると思う

鬼子母神の聖悪に興味がある人にお薦めです。

出版社:小学館 作者:真梨幸子 タイトル:聖女か悪女
R4.5.28読了