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「そんなんよく知ってるなあ」と言われるのがマニアである

どんな分野であっても、マニアと人から認められている人は、その分野に対する知識と行動力がある。特定の対象又は関連する物事に対して、深く追求していく行動力があったからこそ、それに纏わる知識や物が集まり、周囲からもマニアと思われるようになる。たとえ、発揮するのが特定の分野に限るものであったとしても、マニアは、情報収集力と行動力を有している。

1つの例を挙げる。映画好きな人物が二人いる。一人は、人気ランキングの上位の映画は必ず観る。もう一人は、ジャンル限定だが、人気作品から放映期間が2週間のマイナー作品まで何でも観る。マニアと思うはどちらだろうか?当然、後者である。前者は、周囲の人からは映画好きと思われても、マニアとは思われない。人気作品の情報を得ることは簡単であり、放映期間も長く、レンタル店にも並びやすい。見ることは簡単である。実行しようと思えばできるレベルと周囲には映る。しかし後者を真似ることは難しい。放映期間が2週間、放映箇所が全国で2カ所という映画もある。それを観るためには、その情報をまず入手し、行動に移す必要がある。情報を能動的に収集するか、情報が集まる環境を作っておき、そして限られた条件の中、行動に移す必要がある。このように、どのような分野であれ、物事を追求するためには、情報を得て実行が不可欠である。ありきたりの情報ではなく、希有な情報を入手する。そして、その情報に基づき、実行するためのお金と時間を確保し、実際に行動に移す。この繰り返しができるのがマニアである。

そう、マニアは、メジャーな情報だけではなく、マイナーな情報を掴む収集能力とその情報のもと実行する行動力を有している。本人が気付いていなくても、自分では対して何もしていないと思っていても、必ずこの能力を持っている。そうでないと、周囲からマニアとは思われない。

「そんなことがよくできるなあ」「こんなことよく知っているなあ」と思われてこそマニアであり、特定の分野に限るが、そう思われることを実行するための情報集力と行動力を有している。