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【Obsidian最適化の旅 #18】日記と週次・月次・年次レポートと

どうも。趣味でObsidianを使っている者です。

このnoteを含む一連の記事は、私が新しいVaultに求めるものを明確にし、Obsidianの機能を改めて深掘りした上で、私のためだけに存在するObsidian環境を作り上げるまでの旅の記録になります。

本記事は第18弾です。

前回は無事Obsidianでのタスク管理について自分の型が定まりました。

私がObsidianに求めているのは主に以下の3つです(詳しくは#1を参照)。

  1. 日記的な運用

  2. ノートから新しい知見や疑問を得る

  3. プロジェクト・マネジメント

最初にプロジェクト・マネジメントが片付いたので、今回は日記的な運用について。Periodic Noteを使って何を書き残すか、など考えたいと思います。

お付き合いください。

ところで「週次・月次・年次ノート」ってくどいんですが、「定期ノート」とでも呼べば良いのでしょうか?

オーピー

デイリーとその他って役割違うよね

私達は毎日を生きるわけですが、途中で立ち止まっては来た道を振り返ったり、行く先を計画したりもしたい生き物です。みんながみんなそうではないとは思いますが、Obsidianを使うような人はそんな人が多いのではないかと思います。

そんな生き物がPeriodic Notesというプラグインを導入するのだと思いますが、まさに上の話で、毎日新しいページができるデイリーノートと、毎週・毎月・毎四半期・毎年作られる定期ノートとでは果たす役割が違ってきそうです。

・・・と思いましたが、今見てみたらPeriodic Notesのダウンロード数ってそんなに多くないんですね。TasksやCalendarの1/4くらい。Obsidianユーザーの記事をあるけばPeriodic Notesにぶつかる、くらいの認識でいたので意外です。

でもまぁ、話を続けます。

無くても定期ノートの運用自体はできますしね。

書き留めるものは毎日の中に

学びも気づきも思い出も、日常生活の中にあります。これらを書き留める場としてデイリーノートを使います。

昔もそうしていたのですが、当時は様々な日記術の本を参考にして固定された見出しを用意して「毎日の学びを書くんだ!」みたいな事をしていました。それが窮屈で書くことが無い日が多くなり、結果、週次ノートだけで運用し始めたり。

今の心境は当時とは変化し「書くことがなければそれでいい」になっています。書きたい時に書ける場があることが大事。たぶん。

Heptabaseのwikiが参考になった

Obsidianを最適化する過程で出会ったHeptabaseというアプリ。「#4 奇襲、Heptabase」で記事にしていますが、このサービスの運営によるWikiがObsidian含むPKMアプリの使い方の参考になります。

デイリーノートには大抵2種類の情報が書き込まれます。

  • 今日だけ必要なこと

  • まとまっていないアイデア(まとまったらノートになる)

今日だけ必要なことは、例えばその日ごとにの計画したタスク。私もFull Calendarで計画したものをDataviewで抽出しています。

自分がテーマ化していたり興味のある物に関する情報の一旦の受け皿としても役立ちます。まずデイリーノートに書き留め、一日の終りや週の終わりに見直して新しいノートにまとめたり特定のノートに内容を移したり。メモする場に迷わないためにデイリーノートが役立ち、それがObsidianを使い続ける原動力にもなると思います。

忘れるからタグ付けしたい

書くことがなければ書かなくていいスタンスになりましたが、せっかく書いたことが忘れ去られないような工夫は欲しいところです。

今の私が書いておきたいと思った内容は、未来の私が読み返した際に「ふむ、実に面白い」と思っているはず。でも何年の何月何日に書いたかなんてさすがに覚えられません。ランダムに読み返すような習慣もありません。

デイリーノートで文章にタグ付けしておけば、埋め込みクエリでまとめて抽出できるので便利です。あとは楽しみながら読み返したり、新しいノートにまとめたり、お好きにどうぞ。

Query Controllのプラグインを使ってます

ちょうどゲームの例だから、というのもあるかもしれませんが、いわゆる「セーブ」や「レポート」っぽいなぁと思いました。今はオートセーブがほぼ当たり前ですが、昔はこまめにセーブしてたなぁ・・・。

おすすめは「#思い出」タグ

1年は365日もあるのに、「今年何があったか」と聞かれて思い出せることはよほどインパクトのあったことだけです。数にすると片手から両手に収まる程度になってしまいます。残念すぎます。

「#思い出」などのタグを使って抽出できるようにしておくと
「あぁそういえば今年はこんな事があったなぁ」
と年の瀬にでも思い出してニヤニヤすることができます。おすすめです。

定期ノートはP・C・A

デイリーやウィークリーなどを具体的にどう使うのか。みんなどうしているのか。いろいろ考えている間にPDCAが頭の中に湧いてきました。

行動やその結果(Do)は日々の生活の中にあるのでデイリーノートに書き留められます。そこから新規ノートになったり既存ノートに追記されたりして、デイリーにはそのノートへのリンクだけが残ったりすることもあると思います。

PDCAのその他の要素:Plan、Check、Actは定期ノートに入るというアイデアが個人的にはしっくりきます。

週初めに1週間を計画し(Plan)、週終わりに確認し(Check)、改善すべきことを改善して(Act)翌週をまた計画する(Plan)。これを毎週・毎月・毎年、定期的に行います。

ちなみに四行日記を試していた時期はこれを毎日やろうとしていましたが、そんなに毎日反省・改善することが見いだせませんでした。

レポートを書く自分と読む自分

このときのCheckは自分に向けたレポート作成だなぁと思ったりもします。自分がマネジメントしている案件についての進捗を自分に報告してもらうイメージ。

担当としての自分はレポートの作成をなるべく自動化するためにレポート側でDataviewによる抽出を仕込んだり、デイリーノートの特定の項目を直接埋め込んだり。

レポートを読む人格と書く人格とを分けて考えると何だかしっくり来ました。

プライベートでもプロジェクト

Obsidianで定期ノートを使っているのであれば、ぜひプライベートでも活用したいところ。逆向きのアプローチかもしれませんが、Obsidianでプロジェクトマネジメントっぽいことができるのであれば、プライベートもプロジェクトベースで考えてみたら良いのではないかという発想が出てきます。

  • ○ヶ月で△kg減量しよう

  • ○月に□□の資格を取得しよう

  • ✕✕✕のゲームで遊ぼう

など、テーマも目的も、何を管理するかも、なんでもありだと思います。プロパティとDataviewで数値を追跡するだけでなく、私が上で紹介した画像例のように、ゲームをするたびに一言コメントを残して集約するのも楽しいです。その時々の、

  • やらなければならないこと

  • やるべき・気にするべきこと

  • 興味・関心のあること

などをプロジェクトっぽく管理しておくと、毎日が少し充実してる感が出ます。(当社比)

このプロジェクトの大雑把な分類については下の本に書かれているPARAメソッドがしっくり来ています。#11でも紹介していますので興味がある方はそちらを読んでみていただくか、あるいは直接本を読んでみるのが良いと思います。PARAですPARA。

同時に、プライベートでどんなことをプロジェクト化しようか、という部分に関しては幸福の「資本」論に登場する3つの資本を参考に、それぞれに目標なり記録をつけるような運用を試しています。

まとめ

デイリーノートにはその日のタスクを抽出&メモしたいことをメモする一次メモ場所として運用します。

定期ノートはすべてのプロジェクト(仕事もプライベートも)の進捗を計画・確認・改善するための場として活用します。

以上、大変短くまとまりました。

次回予告

私がObsidianに求める3つの要素。残るは「ノートから新しい知見や疑問を得る」です。

乞うご期待。

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