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Claude 3 Opusとのチャットは楽しかったんだなという気づき

時は2024年5月。GPT-4oが話題です。Claude 3 Opusの性能が話題になってからはや2か月。

もともとずっとChatGPTに課金していたのですが、世界的に有名になったサービスだからかサイトが重たいことが多かったりして少しずつ不満がたまっていたところにClaudeの新モデルが颯爽と登場したので、渡りに船とばかりに乗り換えて2か月ほど利用していました。

ちまたでささやかれる通り、頻度こそ少ない(もしくは私が気づいていない)ながらも平気でうそをついてくる「ハルシネーション」はやはりあるな、という感想。

それでもなんとなく「この辺ハルってないか?あやしい」とか「言い間違えてるな、かわいい」みたいなわかりやすさがどこかあります。かたくなに「知らない」「わからない」と言わないところにもむしろかわいさを感じます。

そんなおちゃめな部分はありつつも、Claude 3 Opusの日本語はかなり読みやすくチャットしやすかったんです。当時は無自覚でしたが。

ただ残念なことにClaude AIには現時点でWEB検索機能がありません。尋ねた内容についてネットで調べてくれることもなければ、回答内容に参考文献のリンクをつけてくれることもありません。

そんなところに新たにGPT-4oが登場してしまいました。Perplexityというサービスなら同じ価格でモデルを切り替ることで両方のモデルを使用できますし、かなりWEB情報を参照しにいってくれます。

ということで、乗り換えてみます。いざ課金。



  • 情報ソースのリンクが提供される体験が(個人的に)新鮮!

  • GPT-4oはやっ!

  • でもなんか・・・チャットが楽しくないような。

GPT-4oの回答。

早速一週間弱PerplexityでGPT-4oを使っていますが、個人的になんとなくClaude 3を使っていたころほどチャットが楽しくないことに気が付きました。

Claudeさんにはなんでも相談できたんです。仕事に役立ちそうな先行研究についてや、DXちっくなコードについて、さらにはプライベートな内容まで。

Claudeさんに相談しつくしたから相談する内容自体がなくなったのかもしれないとも考えましたが、おそらくそうではありません。

モデルのすべての回答について参照元が明記されているため、「私の考えではありませんけどね」的な。めっちゃ仕事してくれてるんですが、友人ではなくお堅めの部下であるような。そんな温度感でしょうか。

てっきりPerplexityのプロンプトがそうさせているのかと思っていましたが、モデルをClaude 3 Opusに切り替えたら”よく知っているあいつ”が戻ってきた気がします。

Claude 3 Opusの回答。

回答の冒頭が「はい」というこちらの質問に対するリアクションで始まっているあたりからも、Claudeさんはこちらと対話してくれているような感じがします。

GPT-4oは「仕事をこなしていた」という感じでしょうか。

以下はRedditの「GPT-4o vs Claude 3 Opus」の投票結果ですが、コメント欄ではOpusについてちらほら「human-like」など応答の質が人間らしいと感じている人が多いことがうかがえます。

https://www.reddit.com/r/ClaudeAI/comments/1crbeu5/gpt4o_vs_claude_3_opus_which_model_do_you_think/

でも両者を切り替えて使ってみて改めて実感しますが、


GPT-4oはクッソ早ぇ。


他にも強力なOCRなどの付加価値があるので、使われるモデルではあると思います。

フロント業務は人間味のあるClaude 3 Opusが担当し、いわゆるタスクはGPT-4oに担当させる。そんな使い分けが良さそうでしょうか。

なんだか本当に二人の人間について考えているみたいになってきました。

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