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#4:老舗企業で新規事業担当になって、2ヶ月目の様子

こんにちは!「riku...」です。

今日は、老舗企業で新規事業担当になって2ヶ月目の様子を書いていきたいと思います。

私の簡単なプロフィールについては「#1」こちらの記事をご覧下さい。↓


①ジョイントベンチャー立ち上げ


2ヶ月目になりメンバー各人が新規事業立ち上げを模索する中、1人の人脈をきっかけに、
とあるスタートアップ企業とジョイントベンチャーを立ち上げる話があがりました。


大まかな内容としては、

既に一部地域で展開しているサービスの別拠点立ち上げを担う

というものでした。


そのスタートアップ企業は、ミドル期に入っていましたが、
「人材の確保」と「拠点立ち上げの一時金不足」が課題となっていたので、
そこを老舗企業である私たちが補う形でのジョイントベンチャー立ち上げでした。

②初の役員プレゼン

「新規事業」といえど、既に顧客がおり黒字化の目処が立っている協業案だった為、

新規事業メンバー 一同

「こんな良い話はない!」
「絶対にこの案は通るだろう」

との想いで、すぐに役員プレゼンの準備をし、会議にかけました。

しかし…
役員からの反応は、私たちが予想していたものとはまるで違っていました。

③役員からの大反対


役員プレゼンを前に、
事業プレゼンに関する動画やセミナーを何個も視聴し、
プレゼン資料の作り方も幾つもの本を読み勉強した上で、
何週間も掛けプレゼンをブラッシュアップしました。

しかし、結果は…

「なぜこの新規事業を当社が手掛けるのかが見えない」
「この事業が、10年後の将来売上の柱になるのか」
「ジョイントベンチャー立ち上げでは困る、本社の売上回復がしたい」

など…1人も賛同者が出ないまま、
残念ながら事業案は“否決“となりました。

④否決の原因

当初は、

「なぜダメなんだ!」
「会社の判断がおかしい!」

というマインドになっていましたが、時間が経ってから各役員と話をしてみると、
自分たちの新規事業の進め方には大きなミスがあったことが分かりました。

1)各役員の思い描く「新規事業」イメージ像を掴めていなかった


「新規事業」と一口に言っても下記項目をどう考えるか次第で、イメージは無限にあります。

・売上規模
・短期目線か長期目線か
・事業領域(隣地か飛地か)
・初期投資の額
etc

それぞれの役員がどう捉えているのか、
さらには役員の中でもキーマンがどう捉えているのか


これらを知らないまま、事業案を練ってしまうと結果として、
「絶対通らない事業案に延々と時間を費やしてしまう」
ということにもなりかねないと感じました。

2)当社にとっての「新規事業」に対する理解力不足

どれだけ良い事業案だとしても、
最終決定する役員が首を縦に振らなければ、事業はスタートしません。
そこが起業とは大きく異なる点だと改めて理解しました。

一般的に「社内新規事業立ち上げ」のノウハウやハウツーはあれど、
結局は“当社が求める新規事業とは何か?”をきちんと理解する事が重要だと思います。

今回で言えば、

「ジョイントベンチャー立ち上げはNG」
「当社が手掛ける意義を明確に示す」

このあたりの理解が不足していました。

⑤1からの再スタート

そんなこんなで初の事業プレゼンは、

“大失敗”

に終わってしまいましたが、社内からは、

「わずか2ヶ月でよく事業案を持ってきた、素晴らしい」
「今回否決となったが、事業案自体はよく出来ていた」

などの声も頂けました。

一度事業プレゼンをおこなったことで、また一つ

「当社において新規事業を立ち上げるのに必要なこと」

の理解が深まり、3ヶ月目以降の活動に大きな変化が生まれました。

その後の活動についてはまた後日お話しできればと思います。

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