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【目指せ二度咲き:植え替え基礎知識】胡蝶蘭屋の中の人がミニ胡蝶蘭をそだてた日記 vol.26

これまでVol.18・Vol.20・Vol.21と、3つ配信した「目指せ二度咲き」シリーズ。
シリーズ第4弾となる今回は、植え替えの基礎知識についてお伝えしていきます。

※先に前編を読むと、理解がさらに深まるのでおすすめです ♪

大前提知識:原則、植え替えは行わない

植え替えは、あたらしい根がたくさん生えて、カップの中がパンパンになり苦しそうな様子のときに行います。

温室など適した環境がある方は植え替えても大丈夫です。
しかし適していない環境下で植え替えると、胡蝶蘭の株が傷んでしまう可能性が非常に高いです。
一般家庭では温室などはありませんから、原則、植え替えは行わない認識の方がベターです。

とはいえ、今回は植え替えについてお話する回ですから「植え替えするなら」という前提のもと、進めていきますね。

基礎知識①植え替えの適期は、4月から5月の間

できるだけ株を傷めず植え替えるために、タイミングは重要です。

植え替えをするのに適しているのは、4月から5月。

8月以降はあまりおすすめできません。
植え替え時期が冬に近いほど、冬までにしっかりとした根がはりにくくなり、結果、冬に入った途端に株が弱ってしまうからです。

どうしても8月以降に植え替えをしなければならない場合は、根をほぐさずひとまわり大きめの鉢に植え替えることをおすすめします。
そうすると、根をあまり傷めないため、順調に生育しやすくなります。

基礎知識②草花専用の土は使いません

「植物といえば土!」
と思われる方も多いかと思いますが、胡蝶蘭の育成には土を使いません。
通気性が重要な胡蝶蘭には、土はあまり向いていないんです。
根が腐る原因にもなりますので、草花専用の土は使わないようにしましょう。

基礎知識③胡蝶蘭の植え替えに使用する資材

では、土を使わないなら何を使うのか。
今回は、2パターンをお伝えします。

ミズゴケ&素焼き鉢

ミズゴケ
ミズゴケ

通気性がよく、胡蝶蘭の育成に適しています。
ただし保水性もよく、水をあげすぎると根を傷めるため注意が必要です。
パサパサに乾燥していたら、水で戻してから使いましょう。

素焼き鉢
素焼き鉢

ミズゴケには、通気性がよい素焼き鉢が適しています。
プラスチック鉢は通気性が悪く、ミズゴケとともに使うと根が腐る可能性があるため、避けましょう。

バークチップ&プラスチック鉢またはポット

バークチップ
バークチップ

排水性、通気性がとてもよいのが特徴です。
ミズゴケよりも多くの水やりが必要となります。

ポット
ポット

バークチップには、プラスチップ鉢またはポットが適しています。
素焼きの鉢だと通気性が良くなりすぎてしまいます。
なおポットは、根の生育や水やりのタイミングが一目でわかる透明な色のものがおすすめです。


以上、植え替えの基礎知識についてお話しました。
次回は植え替えの実践編です!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
情報が、すこしでも参考になれば幸いです。
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note内でお伝えしている情報は、ひとつの基準(目安)です。
胡蝶蘭は生きていますから、周囲の環境や胡蝶蘭の調子によって、条件に合致していても二度咲きできない場合もございます。
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