#スクール009 凄いのは指導者でなく、選手である
練習状況 日時 : 2021年6月8日(火) 気温 : 25度 (晴れ) 人数 : 1名 ワークアウト ・FTP Test ・4min Interval Training 内容 本日は珍しいことに1名での練習ということで、最近メキメキと実力を伸ばしつつある彼のフィットネステストを行いました。個人的には数多くのサイクリングチームが採用しているRump Test のFTP測定が好きですが、この年代の有酸素運動(練習)を兼ねて考えると20min Test のFTP測定を行うことに。 前回のテスト から10wの出力増加。もちろん、身体的成長における筋力発揮や体重(筋肉量)増加も考えられるが、パワーウエイトレシオでいえば4.3w/kgと増加傾向にもあるので、順調に成長しているのかなと考えています。この年代のパワーウエイトレシオをまとめたデータをみたことがないので、強さの基準がわかりませんが、先日開催された草津ナイトレース(C5L)に参戦し、U15のギア比でゴールスプリントに加われたとのことので成長を実感している部分もあり、何より。 ※指導員各位へ...あの練習会終了後に参加しにいきました、強いですよね。 合わせて先週土曜日の練習会のこと、高速域での練習にて上半身が起き上がりすぎて跳ねている感じがしたのですが、これも身体的成長に伴ってサドルからハンドルまでの距離が詰まって適切な姿勢が保てていないのかなと感じられたので、草津ナイトレース頑張ったで賞としてステム( DEDA ZERO100 )をプレゼントしました。※80mmを使用しているとのことだったので、まずは90mmのステムに変更してもらいます。これからの成長も楽しみですね。 さて、最近考えていることを、少しだけ書いてみます。 最近、中学生・高校生の指導に触れる機会が多くなってきました。そこでSNSにて様々な情報に目を通してみると、中学・高校の選手たちがすごく頑張っているような投稿を見かけます。 その投稿にとても嬉しく思いますし、そんな彼らに負けないように頑張ってほしいなと思ったりもしますが、この年代の選手たちは、頑張れば頑張るほど伸びるため、ついつい適切な運動量を超えたり、高強度を頑張る選手もいたりします。しかし、成長するための絶対条件は"継続して行えること"であるため、そのリスクを冒してまで練習させてはいけないなと感じます。 体が出来上がっていない状態で無理をし過ぎてしまうと、怪我につながりますし、その怪我の影響で大切な1日1日を潰すことになってしまいます。どこまで攻めたらいいか、というかどこまで動けばいいかの匙加減が個人により違うためなんとも言えませんが、急ぎすぎずに長い目で見てほしいなと思います。 また、本日のレポートのように、身体的成長に伴いフィットネスレベルの変化が著しい時期でもあります。時に、ORCA CYCLING SCHOOLに参加してくださる彼らの成長を"私の指導力"の影響と言われる方もおりますが、無理をさせたら壊れてしまうような彼らの体を生活面(栄養・睡眠など)を支えてくださるご家族の力があってこそだと思います。"伊藤さんすごいですね"なんて時に言われますが、私自身自分のことは全く思っていなくて、頑張る本人とそれを1番に支えてくださるご家族の方の努力が身を結んだ結果の成長だと感じています。そして、いつも協力してくださってるチーム員のおかげだと感謝しています。 だから、"すごいですね"というのは私にではなく頑張る彼らに言ってあげてほしいなと感じています。これからも、たくさんの笑顔で応援してあげてください。 個人の感想が長々となってしましまたが、本日もご参加いただきありがとうございました。お疲れ様でした。 スクール生徒募集中 スクールの申し込みはこちら ※ 単発参加も募集しております。
よろしければサポートをお願いいたします。サポートいただいた費用は、自転車文化の普及・発展のために使わせていただきます。