見出し画像

思いついたことを書き留める。

本の「あとがき」が好きだ。「はじめに」も好きだ。
もしかしたら、著者の気持ちが赤裸々にわかるのは、
本編よりも、それらの文章なのかもしれない。
いや、ちょっと待て。
何事も、「すべてわかる」なんてことはない。
でも、誰かに対して、また何かに対して「わかる」と
たとえ少しでも思える事に思考の進展があると思う。
あなたのことはわからない、でもその考えはわかる。
そういった共感の一片を頼りに、
人はわかり合う、理解していくのだろう。

すべては、わからない。
自分のことも、他人のことも、
それが大好きな人であっても軽蔑している人であっても、
そのすべてはわからない。
それを信じている人を、わたしは信じている。

逆に言えば、
「あなたのことはすべてお見通し」という人ほど信用できない。
漫画の登場人物にすら、
「そんな人間いないでしょーが!」と悪態をつきそうになる。
それでも、すべての物事をわかるようにする、
もしくはわかろうと努力する人を否定はしない。
すべてはわからないと信じている人もいれば、その反対もいる。
当たり前のことだ、これはもう宗教みたいなものだ。

思考とは信仰。
私はこの考えを信じている。宗教だ、考えとは。
だから自分と違う考えの人と出会った時、断罪するのではなく、
認め合う必要があるのだと思う。
思考の多様性とはそういうものだ、
それがたとえ非道い人間であったとしても、
その考えを、思考の信仰そのものを否定することは、
誰も(思考する本人ですら)できない。

🌟🌟🌟

昔々に書いたメモを、推敲することもなくそのまま吐き出す。
何言ってるの?って感じだけど、
頭がごちゃごちゃな時は、とにかく書くに限るんだ。

サポートの意味があまりわかっていませんが、もしサポートしていただいたら、詩集をだすためにつかったり、写真のフィルム代にとんでゆきます。